喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

被災地、気仙沼

2012-08-09 | ブログ
みちのくの親子旅。 今回の旅の目的は、被災地の様子を感じたいということ。 朝9時、国立花山青少年自然の家を出発し、気仙沼へ向かう。 気仙沼といえば、甚大な被災地として、多くの映像を目にした。 襲いくる津波により、流される巨大な船やタンク、自動車。 10mもある建物が次々と飲み込まれていった。 そして、流されたものに火がつき、湾が火の海となった。 車を走らせること2時間。 気仙沼市内に入った。 南の大谷中学校をめざす。 市街地の外を通ったため、被害の様子がわからない。 小高い丘を海に下りはじめ、風景は一変。 海沿いには、ほとんど家がない。 かつてそこに建っていただろう家の基礎コンクリートだけがたくさん残っていた。 または、震災以降に建てられたであろう新しい建物。 海岸にそって走っていた鉄道は、線路がさらわれてない。トンネルだけが、線路があったことを示していた。 日本の渚百選になっていた大谷海岸も遊泳禁止の看板。海岸の整備には、まだまだ時間がかかるようだ。 三階に展望
台がある道の駅もあっけなく飲みこまれ、ガラスやドアが壊れたまま、立ち入り禁止となっていた。 さらに、驚いたのは帰りに市街地を通ったときだった。