喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

子どもたちの富士登山 3

2013-08-19 | ブログ
 5年前、家族で富士登山に挑戦したとき、
小学校2年生の娘たちは、富士宮ルート8合目でご来光を拝んだ。
「寒い。眠い。しんどい。」
の連発。
 夜が明けて、頂上が近づくと元気に登って行ったものの、
かなりしんどい思いをした。

 ところが今回は大きく違っていた。
6合目を全員で出発してからは、さやかといとこの杏由美の意気込みが強かった。
「今回は、絶対に頂上でご来光を拝みたい。」
2人で楽しくおしゃべりしながら、どんどん登って行った。
「よし、行けるところまで行け。頂上に登ったら、神社の近くにおれよ。」
と2人にまかせた。

 それに続き、武蔵といとこの良太も。

 とは言ったものの、子どもたちだけで登らせるのは不安になり、
後を追いかけたが、なかなか追いつけない。
たくましくなったものだ。
 私の後ろには、妻と娘のひかる、義兄の哲ちゃんが続いていた。

 結局、頂上でご来光を拝めたのは、
登頂順に武蔵と良太が4時15分。
杏由美、そして少し遅れてさやかがご来光10分前の4時45分。
 頂上でのご来光の様子を驚きと感激の声で話してくれた。
「誰かの音頭で、君が代が歌われ、万歳三唱があったんよ。すごかった。泣きよる人もおったで。」
頂上の写真は、さやかが撮影。









 その頃私は、頂上真下の9合目で、妻とひかる、哲ちゃんは8合目でご来光を拝んだ。
 私が登頂したのは、5時30分。
子どもたち4人は、寒くて震えていた。 
 続いて、思い荷物を背負ってくれた哲ちゃんが7時30分。
ひかるが8時。妻が8時30分。

 何と4時間の差。
子どもたちのたくましさを感じた富士登山となった。
これをきっかけにまた一皮むけただろうか。
 子どもは、挑戦をしてたくましく成長する。

                        岬人