喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

東北被災地へ

2012-08-06 | ブログ
 我が子3人(中3の息子、小6の双子娘)を連れて
東北宮城県の被災地へ今夜出発します。

 車で行くため、かなりハードな楽しい道中になりそうです。
 尊敬する新山さんの手配により、
国立那須甲子青少年自然の家や国立花山青少年自然の家。

 また国立大洲青少年交流の家所長松岡さんの手配により、
国立能登青少年交流の家に宿泊しながら。

 そして、仙台に住む大親友の浦山さんと合流し、泊めてもらいます。

 今回の旅は、東日本大震災で被災したまちをこの目で、体で、心で
感じたいという想いからおこったもの。

 三崎中と交流のある気仙沼市立大谷中学校へ三崎中学校からの
ビデオレターも届ける予定。
気仙沼、陸前高田、南三陸、石巻をまわります。

 子どもたちもきっと大きな何かを手にすると思います。

             
                         岬人

まわりの人への感謝

2012-08-06 | ブログ
 今日は、大洲で学年別ソフトテニス大会南予予選。
新チームになり、初めての公式戦。
この日のために猛暑の中で練習を積んできた。
10日前には、2日間の合宿で15時間の練習もした。
 ふるさと三崎中学校の子どもたちは本当によくがんばる。

 そんな中、大切にしたいことがある。
それは、まわりへの感謝。
ともすればそのがんばりを自分だけのこととして思いがちになる。
心が育っている人はまわりへの感謝の気持ちが強い。
それは、ロンドンオリンピックでの日本選手のコメントを聞いても思う。

 昨日の練習試合では、愛媛県2位の川之石高校、
松柏中学校、愛宕中学校のみなさんとの充実した練習試合ができた。
 今朝は、6:30集合。
そのために家庭では、5時前から弁当作りをしてくれた家族がいる。
私の妻も4時起きで弁当を作ってくれた。

 幸せなことにそんなたくさんの支えや応援がある。
その幸せとまわりの人への感謝の心を育てていきたい。

 きっと自分の人生をさらに豊かなものにしていく。


                     岬人

初の飛びこみ

2012-08-05 | ブログ
 子どもたちと平礒の海に泳ぎに行った。
おいしい初めての牡蠣を食べて、ご満悦。

 でも息子武蔵はやりたいことがあるようだ。
ずばり、「とびこみ」
今、プールでは飛びこみ禁止。
普段もあまり泳ぎに行かないので、頭から飛びこむことができない。
男として、田舎者としてあこがれのようだ。

「お父さん、飛びこんでみてや。」
それは、私にとってわけもなく簡単なこと。
3回ほど飛びこんで見せてあげた。
 息子は自分でもやる気をかきたてているが、なかなか体が動かない。
何分もちゅうちょした後、ついに初めての頭からの飛びこみ。
先に飛びこんでいたので海から見ていたが、まずまず。



 本人もやったーといった感じ。



 一度うまくいけば、後はおもしろくなる。
その後も2・3回飛びこんだ。

 田舎には、チャンレンジの場、一歩踏み出す勇気の場がいくらでもある。
私たち田舎者は、そうして育った。

 子どもは、たくましく育ってほしい。

                   岬人(はなんちゅう)

こんな牡蠣(かき)食べたことがない

2012-08-05 | ブログ
 先日子どもたちを連れて平礒の浜へ泳ぎに行った。
海・磯に行くとさまざまな楽しみがあるが、
その一つに食べるものがあるということ。

 最初は、シュノーケルでタコを探していたのだが、
なかなか見つからない。
 そうこうしているうちに、息子の武蔵が
「お父さん、沖のいかだに飛びこみに行こうや。」
と言い出した。
それならつきあってやるかと、2人で100メートルほど沖の真珠の作業するためのいかだに向かった。

 たどり着きいかだに上がるとき、海底に固定しているロープが目についた。
よーく見てみると、貝がびっしりついている。
さっそく引き上げ、品定め。
するとそれは、見たこともない大きな牡蠣(かき)だった。
 このへんでは、岩に付いている小さな岩牡蠣は食べたことがあるが、
これほど大きなものははじめて。

 いかだにあった、石でたたいてみるがあまりの固さになかなかとれない。
悪戦苦闘してどうにか開くことができた。



 牡蠣は、海のミルクと言われるほど栄養がある。
白いミルクのような汁が流れ出る。
息子は、気持ち悪がってあまり食べようとしない。
 それでは、私が「いただきまーす」
「んー、この濃い汁は何。かみごたえのある肉あつ。」



 こんなものが好きな娘のさやかにもすすめた。
「おいしー。」



 大満足の海水浴だった。

 ちなみに牡蠣について調べてみた。

『 海のミルク、牡蠣

 生牡蠣100グラム中に、1日に必要なタンパク質の3分の2が、
カルシウムは3分の1が、そしてリンは全量が含まれています。
 鉄やヨードにいたっては、必要量の4倍も含まれています。

 また、牡蠣の独特ともいえる旨みは、グリコーゲンやグリシンなどの物質によるものです。
 子どものお菓子で有名な「グリコ」の名は、
創業者の江崎利一が、牡蠣からグリコーゲンを抽出してキャラメルを作ったところからきているのだそうです。

 牡蠣にはビタミンA、B、Cも多く、栄養が豊富なことから、「海のミルク」ともいわれています。』

 明日の夜から東北に向かいます。
気仙沼など牡蠣が有名なところがいっぱい。
本場の牡蠣を食べてきます。

                  岬人

城川町でのお施餓鬼

2012-08-04 | ブログ


 義父の施餓鬼法要が城川町善願寺で行われた。
朝10時から行われるということで20分ほど前に着いた。
すでに初盆を迎えられる方々が大勢集まっていた。

 お精霊(おしょらい)棚が組まれていて、準備万端。
 お精霊さま(おしょらいさま)と呼ばれる各家の祖霊が、一年に一度、家の仏壇に還ってくるものとして、盆の期間中、盆供として毎日供物を供える。
お精霊(おしょらい)棚とは、それらお供物をのせる棚のことを言う。
ちなみに私のふるさと平礒では、「おしょろいさま」と呼んでいる。

 般若心経から始まり、ご詠歌も唱えられた。
それにあわせて参列者が順番に焼香。
 最後に和尚様のありがたいお説教があった。

 内容は、施餓鬼についてが中心。


 
「私たちが亡くなりますと、仏教では因果応報(インガオウホウ)と言われるように、
生前行った功徳の結果において、次の世の六道世界にふり分けられます。

 六道世界とは、
地獄(ジゴク) 
餓鬼(ガキ) 
畜生(チクショウ) 
修羅(シュラ) 
人間(ニンゲン) 
天  (テン)    
の6つの世界のことです。

 その中で餓鬼の世界とは、生前、欲張りで嫉妬深い人が陥る世界で、
餓鬼の世界には様々な欲求不満の人間がおり、決して満たされることのないおのれの欲望の炎によって、
自身の身を焼く地獄の世界のことです。

 お盆は、盂蘭盆(ウラボン)、正式にはウラバーナと言い、逆さずりにされた、最も苦しい状態のことを言います。

 お釈迦様の弟子に目連尊者(モクレン ソンジャ)という人がいました。
目連尊者はお釈迦さまの弟子の中で神通第一といわれるほど、たいへん神通力のすぐれた方でした。
 ある日、目連尊者は亡くなった母親がどうしているかと、神通力を使ってみると、
どうしたことでしょう、母親は餓鬼道の世界に落ち、体は痩せこけ、お腹だけふくらませて、
口に入れようとする食べ物すべてが燃え上がり、飢えでもがき苦しんでいるではありませんか。

 目連尊者の母親は、生前、他人の不幸をかえりみず、人をだまし、おのれの欲求のみに生きました。
その結果が餓鬼道だったのです。
 驚いた目連尊者は、お釈迦様に相談しました。
お釈迦様は「雨季ももうすぐ明けるので(現在の8月15日)、修行から出て来たお坊さんたちを供養することによって、
母親は餓鬼道の苦しみから救われるだろう。」と言われました。

 さっそく、目連尊者は何百人というお坊さんを供養しました。
そして、神通力で母親の様子を見てみると、母親は餓鬼道より救われ、ニコニコと微笑んでおられました。
 これがお盆のはじまりです。

 私たちの先祖もまた、もしかすると餓鬼道に落ちて苦しんでいるかもしれません。
 私たちは凡人ですから、つい欲深い行いを知らず知らずの間のうちに行って、
その結果によって餓鬼道の世界に落ちて苦しむかもしれません。

 そうした多くの人々を救うためには、今生きている私たちが、餓鬼道の世界で苦しんでいる人々のために、
代わって善い行いを積んで、仏様の慈愛でもって、餓鬼道の世界で苦しむ人々を極楽世界へと導いてもらうということを、
施餓鬼と言います。

 施餓鬼は字のごとく、餓鬼に施すということですから、まず水や食べ物を供え、お経を唱えることは当然ですが、
施餓鬼の最も大切なことは、普段から私たち人間も含めたこの世に生きる全てのものに食べ物を分け与えるという心がけ、
そしてアリや微生物にまで気を配る優しさが必要ではないでしょうか。

 そうした普段からの、食べ物を大切にし、また他に施し、共に分け与えていくという日常の心がけが、
施餓鬼供養の本当の意味だと思われます。」



 お施餓鬼供養が終わり、お寺から見おろす棚田が実にきれいだった。

伊方町とレッドウィング市との交流

2012-08-01 | ブログ
かわいい子には、旅をさせろ。
こんな言い伝えがある。
もちろん、現代の旅はずいぶんと快適になってはいるものの、日常では感じることのできない体験が待っている。



 伊方町は、アメリカミネソタ州のレッドウィング市と姉妹都市提携を結んでいる。
そんな関係で、夏休みを利用し、中学生のホームステイが行われている。



2年前に初めて行ったレッドウィング。
ミシシッピ川を中心に自然が豊かで、古き良きアメリカがただようとてもすばらしいまちだった。
そこで出会った人は、今でもフェイスブックなどでつながっている。





 今朝7時、10人の中学生が旅立った。 三崎中学校からは2人の女子。
初めての海外旅行に期待と不安が入り交じっていることだろう。

 2週間後、ひとかわむけた子どもたちの姿が楽しみだ。

                          岬人