kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

遠い日の記憶を辿って

2024年08月08日 | 日記

  

昨日の『盆踊りイベント』で甦ったT男さんのこと。

もう30年近く前の話ですが、Kimitsukuが勤めていた老人ホームに

入居されていたT男さんは、あの頃80歳くらいだったでしょうか。

奥さんと死別されて独居生活を送っていましたが、健康を害し

札幌に住んでおられた息子さん家族と同居することになり

関東から引っ越して来られたそうです。

急に環境が変わった所為もあり、心身の不調を訴えること多く

未だ幼い子供を育てている最中の息子さん夫婦に

病身の父を介護する余裕は無かったのでしょう

一時的に老人ホームを利用されることになりました。

その入居時の面談をした関係で、その後T男さんは

何かにつけてKimitsukuを頼りにして

出される食事が不味いの、Y社の〇〇が食べたいの‥と言いたい放題。

息子さんから何かあれば連絡ください、対応しますと聞いており

Y社の〇〇が食べたいそうです」「Мデパート地下の✖✖を所望です」と

電話をすると翌日には息子さんが届けてくださり

結局T男さんは利用期間が終わってからも

此処が気に入ったのか、その後8年間を過ごされたのでした。

あの時、T男さん家族の関係が良好に保てたのは

親子が互いに或る程度の我慢と努力が出来たことと

ご家族と施設職員の間に信頼関係があったからでしょう。

楽しそうに盆踊りイベントに興じる入居者と家族たちを見ながら

過ぎた遠い日の記憶を辿った一刻でした。

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