J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

食器洗い機を修理する「パナソニックNP-BM2」

2017年06月29日 | 修理・制作(工作)
タイトル写真は修理前の食洗機の内部。修理箇所は下の底面の下(内部)で、この写真の籠から取り外してゆく。
機種は「ナショナルNP-BM2」(機器のラベル表示)丸9年使用して遂に故障した。今では生産完了品と成っていると思いますが。。。。。。
2008年に自分で取り付け工事までして設置しました。2008年03月25日の記事
故障の判断する時、稼動させてみて回転ノズルの噴出が非常に弱いことを確認、その為に食器の洗浄が旨く行かず綺麗にならない。
原因が判らずネット検索で当って見ると同じ症状の記述があり、調べた結果「セパレーター」というゴム製品の部品が経年劣化しているらしい事が判明。
そこで食洗機を分解してみる事にした。

ネットの分解修理の記事「この記事を参考に修理しました」同じような内容なので申し訳ないのですが、自分で修理できる事を実証したくて記事にしました。

部品の調達。ネット通販の「ヨドバシカメラ」



写真は籠を取り除いたもの。下の回転ノズルはノッチで止めてあるので、無理に力を掛けないで取り外す。上の段のノズルは付け根の所に白いプラスティックが付いているので、手で左に数度回転させるとノズルが外れる。




写真に書き込みを入れましたが、奥にある普通の平たいノズルは2本の短いネジで取り付けてあるので、そこから外す。
後は写真にある様に赤○と黄色○のネジを外す。青○のネジは結果として外す必要が無いと判りましたが、このネジを入れると全部で13本のネジを取り外します。
ネジは長い方と短い方の2種類しかないので、見違えることも無いと思います。




外した全部のネジです。取り付けられた位置毎に並べました。写真のように2種類のネジしかない事が判ります。




写真は普通のノズル(平らな)を外した所。次に底面を外すのですがネジを取った後奥のノッチをマイナスドライバーで外しておきます。力は要りません。その他ゴムパッキング等が付いていますので無くさない様に。
外す時、底面の合わせ目にマイナスドライバーを入れ軽くこじります。




底面を外したところです。日頃の使い方が悪いとこの部分がかなり汚れていると思いますので、よく掃除をします。
私の場合、こんな状態で割りと綺麗で白い固形物があったのでティシュで取りました。
パッキングなども綺麗に汚れをふき取ります。我が家ではカレーなどの油汚れは水を汚さない様に紙でふき取り、食べ残し等も取り、少し水で流した後食洗機に入れます。
真ん中の黒い物が「セパレーター」です。このゴムが劣化して水がダダ漏れして回転ノズルに水流が行かない事で、水が噴射しないという事が判ります。




写真が綺麗に掃除して、劣化した「セパレーター」を取り除いた所です。
「セパレーター」の向きを覚えておきましょう!




写真は奥の「ノッチ」を外した所です。元に戻す直前の写真。





外した底面を裏返して撮った物です。各パイプ口にパッキングなどがある場合無くさないようにします。




写真は送られてきた「セパレーター」の外箱です。
修理のために分解した後「セパレーター」の劣化を確認して、早速ネット通販で注文しました。(¥540送料無料)
午前中に分解して。午後に注文し、即代金を振り込み、翌日午後に配送されてきたので、思いのほか早く修理が完了しました。
ナショナル食器洗い機  「NP-BM2型」
品番  「ANP34G-8020」(大きさは直径5.5cm程)
この部品は多くの型番の機種に使用されているようです。





写真は劣化したものと、新品のものを並べてみました。このゴムの中心部などが膨張してガバガバになり漏れた状態になり水圧がかからず。噴射が弱まったものと思います。

パナソニックのお客様相談センターに修理依頼すると出張料、技術料などかなりの金額になり又時間も掛ります。簡単なのでご自分で修理できます。




写真は新しい「セパレーター」を取り付け掃除が終わった所です。





そして劣化した部品を交換した後、外した部品を組み付けて行きます。





今度は分解した時と逆順に、基本的なものをすべて取り付けた写真です。





そして籠を取り付けて、修理完了!

今回の修理は、ネット検索で初めメーカーのお客様相談センターから調べたのですが、メーカーの方では修理の仕方とかパーツの一覧とか全く表示が無く、不親切極まりない。

以前、ノートバソコンを分解してハードディスクを交換した事がありますが、その時のメーカーは「IBM」。今はパソコン事業から撤退しましたが、その頃は分解マニュアル、修理マニュアル(日本語)などがIBMのサイトで公開されていてネジ1本まで品番が振って在り図解で解説してありました。そのマニュアルをダウンロードして分解したものです。

日本の多くのメーカはユーザーに対してそうした情報は一切出さず(内部では共有されていると思いますが)、修理に対しても積極的な感じは有りません。お各様相談センターの電話も中々繋がらず、結果的に修理を諦めたりメーカーの対応に不満が出たりします。メーカの言っている事とやっている事が何かチグハグデで悪循環のような感じさえします。
もっと情報を公開し、ユーザーを信頼した対応を取る事で製品の品質も確保できるのではないかと思います。

この記事はあくまでも私の個人的なものと認識の上参考にして頂ければと思います。
ご自分で修理される場合、自己責任でお願いいたします。