J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

「伊万里の登り窯」

2008年03月08日 | ツアー旅行
此の「窯」は連房式登窯の一種と思われ、幾つかの焼成室に分かれて居て大量の
陶磁器を焼成する事が出来る。
この写真を撮影した時は、此処に人の気配は無く窯の温度も冷えていた。
窯出しをしてから、随分と時間が経っていたのだろう。伊万里の集落の外れに有り
各窯元の裏手に有った。
此処は窯元が密集して立ち並び、山間合いの僅かな場所に沢山の窯元が有った。

旧鍋島藩の財政を賄う目的から伊万里焼は門外不出の秘密だった様で、その為に
険しい山岳地帯に囲まれて、出入りが厳しく制限されていたようだ。
家屋や道路は現代風に成っているが、それでも昔の面影がかいま見られる様だ。

伊万里焼と有田焼は同義語として扱われ伊万里焼の名称は「伊万里港」から船積み
された事から「伊万里焼」と云う名称になった様だ。
集落内を歩いたが、ウイークディーの為か観光客も少なくひっそりとしており、各窯元
の「お店」は開いていたが、伊万里焼は日常生活で使用する陶磁器としては高級過
ぎ、私の様な庶民には高嶺の花の部類です。
確かに何件かのお店で品物を見ましたが、素晴らしいと思う物は値段が一桁違いま
した・・・・・・・

集落内には、昔の史跡などがあり、登り窯の跡など史跡公園と成っていたりして結
構楽しめます。
ただ急坂を上り下りするので、少々疲れる!

九州「伊万里の里・長崎・雲仙」編アーカイブ・シリーズ(No9)


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