こんにちは浦田関夫です

市民の暮らしを守るための活動や地域のできごとを発信・交流しましょう。

交通バリアフリー構想の実施状況

2009年12月17日 05時29分46秒 | Weblog
 唐津市は、昨年3月に「唐津市バリアフリー構想」を障がい者団体、交通関係者、行政、大学の先生などを交えて唐津駅、東唐津駅を中心に策定しました。

 障がい者や高齢者など交通弱者の方が自分の意志で社会参加できる「共生社会」を目指しています。
 
 その実施状況を一般質問しました。
東唐津駅のエレベーター設置は、当初の予定より遅れて来年10月頃の完成予定です。そのときまでには「多目的トイレ」の設置される予定です。

 基本構想で謳われていた、唐津駅の自動ドア、待合室の椅子、洋式トイレは進んでいません。
 答弁では「常時開放している」というものでしたが、風の日や寒い日には締められています。車いすの方から「自動ドアにして欲しい」と訴えられたことがありまう。
改札口前に椅子がなく「長時間立って迎えていなければなりません」という話を聞きます。
洋式トイレについては「改札口の中にあるから」というのがJRの言い分です。
お客様サービスがJRの精神であると思いますが…。

 基本構想で謳われている項目についての実施状況を把握していく「交通バリアフリー連絡協議会(仮称)」の設置を求めていますが、未だに設置されていません。
 それでは、せっかくたてた計画の進捗状況を誰が検証するのでしょうか。
 「障がい者団体の方に負担をかける」からと設置できていない理由を建設部長は答弁しましたが、障がい者団体は「障がいを取り除き、社会参加」を目的につくられていますので、改善につながることであれば会議に参加されるのではないでしょうか。それよりも障害になっているのは交通機関者と行政ではないかと私は判断しました。
 JRは先ほど書いたとおりです。たの交通機関も似たりよったりです。
 行政も、新たな仕事と費用がかかります。

 平成9年と16年に「安心エリアマップ」を障がい者団体の方と実際歩いて改善箇所を拾い出した資料がありますが、なかなか進んでいません。
 歩道に電柱がある。歩道の段差が急なため車いすが使えない。グレーチングの網の目が大きいために車いすの前輪が落下する、白い杖がはまる、などの指摘がなされていましたが、できていない理由は「予算がない」でした。

 私は、予算がないのではなく、ないのは「福祉の心」だと思います。
 
 年次的な計画でバリアフリ構想を進めてほしいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング

blogram投票ボタン