大阪橋下徹市長は、大阪府議会と併せて「君が代」を強制する全国初の条例を強行施行させました。
条例は、思想・良心の自由との関係で「憲法違反の疑いが強い」と大阪弁護士会長が声明を出すほどです。
3月13日、橋下市長の友人の中原徹校長(公募校長)が卒業式に「君が代」の斉唱の際に職員の口元をチェックしていたことが「行き過ぎでは」と報道されました。
橋下市長は、それまでにとどまらず、4月2日の新規採用職員の辞令交付式で「君が代」を斉唱させただけでなく、「『君が代』斉唱の時は、手は横、気を付け」と注意しました。
橋下市長のねらいは、自分に従順な職員をつくりに他なりません。
「君が代」は、かつて侵略戦争の象徴として扱われ、歌詞の内容も「主権在民」と矛盾するものがあります。
「国旗・国歌」法が制定された時も「国民にたいして国旗の掲揚、国歌の斉唱を義務づけるものではない」としています。
エスカレートする動きが広がる大阪で、いいのかが問われています。