1986年4月26日。チェリノブイリ原発事故から今日で26年目を迎えました。
いまだに、事故を起こした原発の核燃料を取り出すことができずにいます。
さらに、放射能物質で汚染された原発の解体も、使用済み核燃料の安全な保管も見通しはたっていません。
放射能漏れを防ぐためにかぶせられた「石棺」から放射能が漏れ出しているため、さらに上から覆って密閉する鉄製のアーチ型の巨大構造物の建設に取りかかるとしています。
このように、チェリノブイリ事故は、一度放射能漏れを起こしたら人間の技術では「制御できない」物質であることを26年前に証明していたのです。
現地では、事故から26年。「まだ終わっていない」現実があります。
それは、被ばくした幼児や胎児が結婚適齢期を迎えて「異常出産が増えている」という事です。
ウクライナ・ベラルーシでは、心臓に穴が開いて心臓を持つ重度の障害を持つ子どもが増え、何らかの障害を持って生まれる新生児は85%にも及ぶといわれています。
このような実態をドキメンタリー映画にした「チェリノブイリハート」を上映しようと実行委員会がつくられました。
7月28日(土)唐津市「りふれ」ホールで上映されます。
26年後の「フクシマ・日本」と重ね合わせて観ると原発の実態がよりリアルになると思います。
5月5日は、日本から「原発の火が消える日」です。
「子どもの日」にとって、最もいい贈り物となります。
これを記念して、玄海原発が見渡せる「外津大橋」付近で「原発をなくそう」とメッセージをつけた風船を飛ばす計画をしています。
賛同される方は、午後1時半ぐらいに集合して下さい。誰でも参加できます。