文科省は、昨年4月に福島県内の小中学校の校庭などで放射線基準を毎時3マイクロシーベルトを検討しながら、その後3.8マイクロシーベルトに緩めていたことが、西日本新聞4月19日付けで報道しています。
理由は、「対象校が多くなるため」としています。
その基準を緩めることに、原子力安全委員会が了解していたといたというも驚きです。
驚きより「やっぱり」が当たっているかもしれません。
年間被ばく量が20㍉シーベルトで安全とする文科省の判断にも疑問があります。
子どもを健やかに育てる義務がある文科省であるならば、「被ばく線量は少なければ少ないほどいい」という立場に立つべきです。
それを、「率先して緩和」するなんて、職責を果たしていません。
それに、「差し支えない」と同意をする原子力安全委員も原発の影響を少しでも小さく見せようとする態度が伺えます。
人の命を大切にする政治であってこそ本来の姿ではないでしょうか。
チェリノブイリ原発事故から26年目を4月26日に迎えます。
ここでは、被ばくした子どもや胎児が結婚適齢期を迎え、異常児で生まれる子供が増えているそうです。
そのドキユメンタリー映画が上映されます。
これを見ると25年後の「フクシマ」を予感させる気持ちになります。
7月28日(土)13:30と17:00の2回上映 大人1000円
場所は、りふれホール(二タ子)
映画「チェリノブイリハート」
写真は、神戸の中華街入口です。