昨日から、「マイナス金利政策」がはじまりました。
戦前を含めて、預金にペナルティーをかけることはありませんでした。
「預金は美徳」とも言われていましたが、これからは「浪費のすすめ」の国に向かうのでしょうか。
住宅ローンを借りている人は借り換える人は良いでしょうが、ほとんどの人は、資産の目減りは避けられません。
政府は、「預金するより投資にまわせ」と政策を誘導し、2%物価上昇の公約実現を何としても果たしたいのでしょうが、個人消費が伸びないなかで投資は進まないのが現実です。
株安の結果、年金運用で9兆円の欠損が出ているとの報道がありました。
安倍首相も「年金の運用に欠損が出れば年金支給に影響がある」と述べています。
年金は老後の命綱です。それをバクチのような運用で損をしたら、年金を減らすなんてもっての外です。
資本主義の末期的症状を国民の年金で下支えする事は、大きな禍根を残すことになります。
ゼロ金利は即刻中止して、経済の大本である個人消費を伸ばすために、給与の引き上げと社会保障の充実で国民に安心感を広げることが重要です。
そのための、消費税増税を中止し、大企業優遇の政策からの転換が必要と考えます。
写真は、先日おじゃました「つばき荘」国民宿舎のおひな様と椿の花です。