昨日は休養も兼ねて、信用金庫のなかで全国トップの預金保有残高を誇る城南信用金庫吉原毅前理事長の「原発ゼロで日本経済は再生する」を一気に読み終えました。
金融業界に係わる視点で捉えた「原発が抱えている問題」をわかりやすく述べていました。
その最たる表現が「粉飾決算」と言うものです。
「原発を30年稼働させるとその後に使用済み核燃料を何万年も保管しなければならない。そのコストを考えると絶対に採算が合わない。原発はやめた方がいい」と。
未来へツケを回す事実上の「粉飾決算」だと。
しかし、原発にしがみつく「原発ムラ」の住民が近視的に目先の「カネ」に群がっている実態も赤裸々に語られています。
「キミはあと何年生きるつもりなのか。あと20年とか30年でしょう。そんな先のことを考えても仕方が無いじゃないか」という人がいますが。それで良いのでしょうか。
歴史の中で自分はリレーの走者の一人だということを意識する事が必要ではないでしょうか。
みなさんも是非一読をお勧めします。