フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

なぜか修羅場

2007年05月13日 | オタクな日々
 会社の後輩のなおちゃん、イベント参加予定もない(つーか、まだ何も申し込んでいない・・・)のに「来月1冊、夏に1冊、秋に1冊、冬に1冊、合計4冊出す!」と自ら修羅場中。えらい!私なんぞ印刷所の締切がないのに進んで修羅場るほどのやる気も元気もない・・・。なので、字書きのワタクシですが、マンガ描きの彼女の家(ピカピカの新築マンション。いいなあ!)に「ま、ベタ塗りとトーン貼りくらいなら」と昨日からお手伝いに行った。本当は旦那さんが出張で不在のときに、というつもりだったし、まだペン入れ終わっていないとのことだったので行くつもりじゃなかったのだが、金曜日、仕事が終わって会社から出たところで「明日は来ていただけるのでしょうか・・・?」というメールが入っていたので、「来いっちゅーなら」と行ったのだ。
 「旦那さんいるのにいいの?」「大丈夫!腐女子の先輩が来るって言ってあります!」「・・・会社の先輩が来るって言ってくれよ!」自衛隊員の旦那さんは私が来ると遠慮して自室におこもり。・・・すみませんねぇ。つーか、せっかくの休みにまだ熱々期間のはずの妻はホ○マンガの原稿書くため徹夜、そのオタク友達が来て自分は自室にこもってテレビを見る週末・・・。いいのか?
 コピー本は作ったことがあるけど、印刷するのは初めて(パンピーだったのがオタクに目覚めたようなことを言っていたくせに、実は高校生までは友人たちと同人活動をしていたが一旦足を洗って、今になって復帰したのだと告白。こら!あまり変な専門用語を使っちゃいかんなと気を使っていたのに無駄だったじゃん!)という彼女に、「んじゃここなんかどう~?」と印刷所のパンフを持って行った。安いフェアなので、期間限定。締切は6月3日。「ちょうどいいじゃない」ということで入稿日が決まった。良かったね
 ペン入れが進んでいない(どころか、下書きも最後まで終わっていなかったよ・・・)ので、下書きが終わっている原稿の枠線引きからやらされる。ひえ~いいのか、私が枠引いちゃって!つか、シロウトですから!私がいつも使うピグマと違って、なかなか一定の太さで書けないよ・・・。・・・しかし、10枚も引けばわりと一定になってきた・・・かな?その間にペン入れが終わったものにベタを塗り始めるが・・・ぎゃあ!NARUTOのイルカってば、髪黒、額当て黒、服黒、って、おい!全部ベタにしたらどこがなんだかわかんなくなるじゃん!そしてカカシも口元のマスクと服が黒なので、これも同じ。すでに塗ってある原稿を見ると・・・Oh!NO!境界は1本線分白く塗り残し、カカシの顎の線は影部分を斜線引く。イルカの髪もでかいコマはツヤ出ししますか!わたしゃ高校生の頃ちょっとペン持っただけで、ほとんど効果なんてやったことないっつの!今は字書き専門なんだってば!・・・と心の中で叫びながら塗り塗り・・・。・・・あ、塗るとこ間違えた。いいや、どうせまた手伝いに来るんだ。そのときはトーンと修整だから、そのとき直すから許せ!つーか、修整ペンじゃできないなー。しょうがないから自分の面相筆と白のポスターカラー持って行こう・・・。幸田が泣き泣きベタを塗る様子はなおちゃんのブログに。→GO!
 というわけで、土曜日は(つーか日曜)朝5時までやって、眠くなかったけどなおちゃんが「そろそろ寝てください・・・」というので一旦就寝。そういや、前日もなおちゃんのところに来て原稿手伝う夢を見て、寝た気がしなかったんだよなー。私は何か気にかかることがあるとその夢を見るくせがあるのだ。コミケの朝にはコミケへ行く夢、仕事が忙しいときは会社で仕事する夢。・・・ストレスを溜め易い性格に違いない・・・
 朝8時半起床。パン食べてまた原稿。2時くらいにガストへ昼ごはん食べに行って、原稿描きはSTOP。彼女がHP制作ソフトの使い方がわからないというので、まずは一番単純なやつを作ることにして基本教えて、4時になったので帰ることにした。ううう、帰るとなったら眠くなってきた。電車の中でウトウトしつつ、帰宅。

 いやー、初めてマンガ描く人が下書きからペン入れまでするのを見たけど、あの真っ白な状態からコマ割ってセリフと人物描き込んで、紙が埋まっていく様を見るともう、感心というか、なんか脳みその構造が違うんだなーとしみじみ。
 あと、ほんとマンガは読むの一瞬だけど、手間かかる。・・・次回はエロだっていってから、脱いで額当てはずせば、ベタはずいぶん楽になるよね?と言うと、なおちゃんは「服着たままヤルんですよ!あ、ベストは脱ぎますから(シャツは黒だが、ベストは白なのだ)ベタは増えますね!」と答えた。ひ・・・ヒドイ!!