フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

オレの話を聞けー!

2009年05月12日 | 極めて日常茶飯事

 昔、「オレの歌を聴けー!」とバルキリーに乗って戦場で自分の曲を流す超ウザい主人公が出てくるアニメがあったな・・・。マク○スなんとかという・・・。
 まあそれはいいんだけど、どうして医者って人種はそろいもそろって人(患者)の話を聞かないのか・・・。それとも私があたる医者がことごとくそうなだけ?・・・多分そうなんだろーな。実家にいた頃は歩いて30秒のところに、私が生まれたときから知っているかかりつけの開業医がいて、なんの病気でも診てくれたんだけど、家を出てからは、「この医者はいい!」と思ったのは、これまた実家の近所の超混雑する耳鼻科と、最寄駅前の耳鼻科(なんで耳鼻科ばっか?)だけだ・・・。(名駅前の耳鼻科なんか、ひでーもんだった・・・。誤診した挙句、うちでは手に負えませんとか言って放り出しおった・・・)
 1か月前に行った医者が私が「こうなんじゃないかと思う」と言ったことに対する検査は全くせず、「そんなわけあるかい」と思ったガンだの炎症だのの検査ばっかしたあげく、「うちの科では異常はありませんね。気になるなら胃腸科へ行ってみてください」とぬかしたので、「気になるからわざわざ休み取って医者なんぞに来てるんだろーがあ!」と怒髪天をつき、もーそのうち自然治癒せんかしらん、と1か月放っておいたが、悪化はしないけど一向に良くもならないので、しょーがなく今日、同じ科の別の医者へ行った。どうしても胃腸科の範囲とは思えなかったからだ・・・。
 昨日予約を入れた限りでは「明日ならいつでも大丈夫ですよ」と言われたので、会社帰りに行ける時間を予約したのだが、・・・1時間半待たされた。もう帰ろうかと思ったが、ここまで待って帰ったら、待った時間がもったいない!と我慢して、ようやく自分の番に。
 問診票を見ながらじーさんの医者が内容を2、3確認して、「それで、腹痛に丸があるけど・・・」と具体的な話に入ったので、早速話し始めようとすると、壁の症状のポスターをポインターで差して、「こういう症状ある?」・・・多分、みんな口に出しにくいので、答えやすいようにという配慮なのだろうが・・・「はあ・・・。ありますね」「これは?」「ありますけど・・・(でも、普通アレのときって、みんな大なり小なりこの症状あるのが普通じゃねえの?)」「じゃあこれはある?」「あ、それです、それ。でも○○のとき痛いわけじゃなくてですねー、××のときにここが激しく痛むんですよ」どうでもいいが、この病院、なんで問診している周りにこんなに人がたくさんいるんだ。話を聞いている看護士が3人、パソコンで記録を打ち込んでいるらしい事務員ぽい女性が1人。これだけで若い女の子なんか、何も話できなくなっちゃうぞ。私だって前回の医者で懲りたから、明け透けにしゃべってるだけでさー、たとえ看護士でも、医者以外にこんな話聞かれたくないぞ。
 と呆れつつ、「症状がこの直後から始まったから、多分これが原因で、こういう疾患になったのではないか」と話そうと口を開きかけたら、「それはコレコレという病気ですね」「・・・は?」全く予想外・・・というか、前から多少それはあるんだろうなーとは思っていたが、今回の症状とは全く関係ないと思っていた病名を言われた。すかさず立っていた看護士さんが、新聞記事の切抜きを机の上へ。・・・このじーさんが載ってるじゃないか。この病気が専門なんだろーな・・・って、ちょっと待て!
「今、あなた全部の症状当てはまったけど、コレコレだとこういう症状が起こるんですよ。ちょっと確認するから診察台に移りましょう」・・・医者に「あなたの病気はこれですね」と言われて、ここで「違う!これじゃなくてあれだ!」と言える人が何人いるだろうか・・・。
 どのみち診察はしなけりゃならんことはわかっているので、釈然としないまま診察台に乗っかる。「ちょっと押さえますよ。ここ痛いですか」「痛くはないです」「ここは?」「いえ、大丈夫です」・・・とはいうものの、そもそも診察自体が痛くないという代物じゃないので、どの程度で痛い、痛くないというべきか、今いちよくわからない私だ・・・。「痛くない?そうかなあ」「いっ・・・ててててててーっっ!!」ちょっと待てー!!じじい、それ普通の力でやってる?!「ああ、ごめんごめん。やっぱりコレコレだよ。はい、降りていいですよ」本当かーッ?!本当にその病気じゃなければ、その押し方でも痛くないんだろうな?!
 そのあとじじいは「これこれこういう仕組みでこういう症状が出て、こういうところにこういうものができちゃうんだね。ここ(例の新聞記事)にも書いてあるけど、いちばんいい治療法は××を注射することだから、今日注射受けて行ってね。次回はいつ頃来て、また注射受けるように」「はあ・・・」もう、何を言う気力もない・・・。
 かくして私は、「・・・オ、オレの話を聞けー!」と心の中で叫びながら、またダメージを受けて(診察で痛い目に遭った上に、採血と注射をされた。・・・何年ぶりかにケツに打たれたぜ・・・)、よろよろと家路に着いたのであった・・・。