フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

よろよろ

2010年06月06日 | 日々寄る年波
 このところ3週間も不正出血が続いているので、うんざりだ・・・。ううむ、原因として考えられるのはまずは病気だが、まあ病気じゃなかろう、と調べたら、卵巣機能不全が出てきた。うむうむ、これだな、と思ったらそのまた原因が「思春期のホルモンバランスのくずれ、更年期」・・・やっぱそれか・・・「プレ更年期だも~ん」と言うのはやめて、そろそろ「更年期なんだよー」と言うべきか・・・。ううう、でも早すぎるよー一応医者に行って病気でないことだけ確認すべきかな・・・
 さて、去年の8月からず~~~っと治療中の歯髄炎。医者もお手上げになって、もう手術しかないということになった。先々週予約しておいたのだが、本部長が来ての会合が長引いて、15分遅刻したら、「助手の勤務時間が過ぎちゃうから(パートなんだよ・・・)今日はできません」と言われ、とぼとぼと帰るはめに。
 再度予約して、今度は仕事を大急ぎで終えて時間前に行ったら・・・「助手が体調不良で帰ってしまって今日はできなくなりました」・・・って、えええー?!と口をあんぐり開けながらまたとぼとぼ帰るはめに。
 しかし・・・しかし!よく考えたらムカつく話じゃん?体調不良の方は、むしろ腹立たないけど、最初の遅刻は・・・15分だぜ?私が行ったらちょうど別の患者が帰るところだったから、もしその患者の治療が長引いて手が離せなかったら、私が時間通りに行っていたとしても開始は遅れたよな?そもそも麻酔かけて歯茎を切開する手術なんだから、出血が多いとかうまく患部が取れないとかで、15分くらい長引くこともあるのは予想の範囲内だよな?もしそうなったら途中で帰るとでもいうのか?!
 そういう可能性を考えると、遅刻した私が悪いのはわかってるけど、15分の遅刻でこの仕打ち・・・。は・・・腹立つ!いくらなんでもあんまりだ。その助手にも、助手の主張を受け入れた医者にもムカつくぞ

coming and going letter-6-

2010年06月06日 | テガミバチ関連


注意!!
①これはいわゆるボーイズラブというジャンルの女性向け小説であり、同性間の恋愛を扱っており、性的表現を含みます。このジャンルに興味のない方、そのような内容を苦手とする方はお読みにならないよう願います。
②テ○ミバチ「サンダーランドJr.Xゴーシュ」です。このカップリングやゴーシュ受が苦手な方はご遠慮ください。
③設定については大部分捏造しております。くれぐれも信じないように!(笑)
④文章の一部は、うっかり目に入らないよう反転させることがあります。反転箇所は携帯からは読めません。ご了承ください。

  
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「座ってくれ。何か飲むか?」
 スエードは首を振った。私は彼と自分の上着をハンガーにかけながら、迷っていた。……何もかもが言い訳だ。私はただ、彼に嫌われたくないのだ。自信がない。この体も、彼から見たら十分に「オッサン」な年齢であることも、今となっては苦々しいだけの「恋愛遍歴」も、彼の目にどう映るだろうか。
「風呂を使うか?」
「いえ、入ってき…あ……お借りします」
 私はバスルームのランプを点け、洗濯してある自分のパジャマと新しい歯ブラシを用意してやった。
 彼が出てくるのを待つ間、グラスに注いだ蒸留酒を空けながら、私はようやく心を決めた。
 バスルームのドアがそっと開いて、おずおずとスエードが出てきた。
「お先にありがとうございます」
 借り物のパジャマに借り物の室内履き、腕に脱いだ服をかかえた彼は、常より幼く少女めいて見えて、私は慌てて目をそらさなければならなかった。
「冷えるから、ベッドに入っていなさい」
 隣りの寝室に彼を案内し、私は朝脱いだままの自分のパジャマをベッドから拾って居間に戻った。
 寝る仕度をしてから寝室に入っていくと、言われた通り毛布の中に入って膝を抱えて座っていたスエードは、ぱっと顔を上げた。
 人工太陽の光を遮るため、寝室のカーテンは厚い生地で作られている。バスルームから持ってきたランプをナイトテーブルに置くと、スエードは眩しげに目を細めた。その表情は硬く、ひどく緊張しているのがわかった。
 毛布をめくり、彼の横に並んで座った。
「……手……」
「え?」
「手袋、はずしたんですね」
「さすがに家の中ではな」
 彼の視線が、私の立てた膝の上に載せた剥き出しの手に向けられていた。
「さわっても……いいですか?」
「ああ」
 私は自分からその手を差し出した。それを両手で包み込むように取り、彼はそっとさすった。
「……熱かったでしょうね……」
「どうだったかな。幸いなことにすぐ気絶したようで、あまり憶えていないんだ。そのあとも一か月くらい睡眠薬と麻酔のせいで記憶が飛んでしまっているしな」
 スエードは目を上げた。
「腕だけではないんですか?」
「……ああ。腕と…腹と胸だ。……見るか?」
 彼は私をじっと見つめて、うなずいた。
「あなたがいやでなければ……」
 私はパジャマの上を脱いだ。彼がはっと息を呑む気配がした。だが、彼は目をそらさなかった。
「……君を、不快にさせると言った……」
 自分で言いながら、自己嫌悪がこみ上げる。自分は、彼を試している。彼がためらいの表情を見せてくれれば、それを理由に彼を傷つけずに、このまま友人でいられる。そうでなければ……
「痛みはあるのですか?」
「いや。もう六年も経ったからな。多少鈍かったり逆に敏感だったりするところはあるが……」
 私はその先を続けるのを忘れた。彼の手が、私の胸に触れたからだ。
「ス……」
 彼は私の胸に唇を寄せた。そっと、何度も。こんな状況にも関わらず、それには性的な意味はなく、敬虔でさえあった。
「あなたが、生きていてくれてよかった……」
 彼は私の手をとり、接吻した。
「あなた自身を含めて、事故の前のあなたを知っている人にとっては、今のあなたは以前とは違うとしか思えないのかもしれませんが、ぼくにとっては、今のあなたがすべてです。ぼくが好きになったのは、今のあなたです。あなたを……ずっと好きだったんです。だけどあなたは…それを信じてくださらない。だからぼくは、自分の心をあなたに伝えたい。あなたに触れて……あなたに触れられたい」
 そう言ってゴーシュは、身を伸ばしてキスを……ひどくためらいがちでぎこちないキスをすると、恥ずかしげにうつむいた。
「……この先、どうしたらいいのか知らなくて……。すみません……」
 私は、彼の肩を抱いて引き寄せた。私の卑屈さや臆病さが、傷つけたくないといいながら却って彼を不安にさせ、傷つけてしまった。本当に私は大馬鹿者だ。
「ゴーシュ……私も、君に触れたい……」
 肩を震わせ顔を上げた彼に、私は口づけた。


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前回に引き続き博士が超乙女で、なんだかなー・・・うっかりするとゴーシュ×Jr.になりそうで危険、危険(いや、1回くらいはいいんじゃないの。煮え切らない博士をゴーシュが押し倒してもさ!でもそーにゅーはナシでお願いします。ゴーシュにぱっくりされて、「だめだ、よせゴーシュ・・・!」とか言って恥らいながらイッちゃう博士ってどうですか・・・。うわ、考えたら萌えてしまった!危ねえー!

 
 この話には全く関係ない、役に立たない人物(?)解説。
 エミュー・・・オーストラリア生息の鳥の名前・・・じゃなくて、夜想道2番街にあるピンク・エレファントという薬草屋兼情報屋の主人。裏情報だけでなくあやしげな薬も売ってそうだ・・・。
 きっとまだ10代のロイド館長が、先代店主に持病の薬を買いに来ていた頃に知り合ったに違いない。が、知り合った場所は店ではなく、若者がたむろするヤバめのクラブに出入りしていて、お互いぶいぶい言わせてたので顔見知りではあったところ、親の経営する店(エミューは小遣い稼ぎにこっそり薬や煙草を持ち出してクラブで売ったりしていた)に来たロイドと顔を合わせてしまい、それで親しくなった・・・というのが幸田の勝手な設定。じつはエミューは最初、クラブで見かけた美少年だったロイドを秘かに落としたいと思っていたが、ロイドがバリバリの攻め(しかもバイ)と知って残念に思っていた過去あり。(・・・って、ますます妄想設定膨む)しかもそれをロイドに知られていて、それもあって年下のロイドに「君」付け呼ばわりされても許しちゃってる。今でもけっこー黙ってりゃ好みのタイプなので、惚れた弱みってヤツ(笑)
 ・・・うーん、館長の方が年上という可能性もアリだけど、その場合ちょっと妄想設定変わるなー・・・って、お前の勝手設定ばっかで人物解説になってないじゃないかーっ!!


今月買った本201006

2010年06月06日 | オタクな日々

 今月・・・つーか今週買った本。今月買うのはジャ○プ・コミックスがメインだろーと思われるので、あとの本は姉が注文するのにまかせた!(この写真が姉への「これ買ったよー」という報告代わりでもある・・・)

    
 

「BLEACH 45」 久保帯人
 じじいが表紙なので隠してみました・・・。もう45巻か!早く終わってくれないと、テ○プリみたいに私が飽きて買うのをやめちまうぞー。つーか今やほぼ惰性で買ってるだけ・・・。いくら戦闘や、よりすごい技(「お前の力はそんなものか」「ふっ・・・今のオレは50%の力しか出していない」「そうか。ならたいしたことはないな。実はオレはまだ30%の力しか見せていない」「実はオレは10%」「オレの方こそ1%だ!」とゆーくだらないこどものケンカに見えてきちゃうんですけどー)で少年読者を引きつけるったって、限度があるっつーの(少女&元少女はそんなもんはどーでもいいし)。藍染様が裏切った理由とかちゃんと明らかにして(その理由が納得できなかったらがっかりだぞ。高校生くらいの男子は理由なんかどうでもいいだろうけど、中学生以上の女子は相当の理由でないと納得しねーぞ)連載終了していただきたい。尻すぼみな幽白の二の舞はカンベンしてほしい・・・。
 長くて飽き飽きっつーのはコナンも同じだなあ。いい加減黒の組織と決着つけてくれないと、コミックスは先輩から借りるからいいとして、アニメまでは見る気なくなったっつーの。(でも萌えそーな映画のときは観る・・・。今年の映画は空中に放り出されたコナンを、キッドが飛び下りて助けるところで萌え~~)でも「はじめの一歩」は80巻過ぎてもしつこく買い続けてるんだよなあ・・・。私の好みの問題なのか、展開の方向性の違いなのか。

「D.Gray-man 20」 星野桂
 うわあ、絵柄が完全に少年マンガだ!しかしそれでも一時期よりはまだいいや。これで落ちついてくれ・・・。神田の再生能力の秘密と「あの人」とは誰なのか判明。これで神アレ・アレ神は苦しくなったなあ・・・って大きなお世話。じゃあ神ラビはどうよ?!(幸田はラビ受けならなんでも受けて立つ!)と思ったら・・・あ、別に全然OKだったわー。それ(原作)はそれ、これ(妄想)はこれ。
 ラビはどこで何をしているのやら出番全くなし。死んでないことを祈る。いっそ出てこない方が死なないで済むかも・・・。(←ひど

「テガミバチ 10」 浅田弘幸
 しーえー!飛行船事故当時のサンダーランドJr.が若くて驚いた!(しかも美少年。リバー・フェ○ックスに似てないか?)せいぜい20歳くらい(それ以下でも通用するよ)にしか見えない。「医師」って言われているからには10代ってことはないだろうけど・・・いや、ないと言ってくれ~そもそも現在のJr.もこの頃、初登場のときより明らかに若く描かれてるよね?頼むよ~。ワタクシ「年齢差萌え」だからさー!(お前の妄想の都合は聞いてない・・・)
 それに館長の年齢がますますわからなくなった。ゴーシュ失踪時すでに館長?すっごい若くして館長になってるってこと?(だってエレナ死亡時、エレナとそれほど年齢離れてない感じだったよね?)館長も若い人がなって短期間で引退しちゃうもんなの??それに持病って何??そのせいで情報屋兼怪しい薬屋(?)と親しいのかねー。
 あとですね、人工太陽の胎児の姿がね、何かこういう話どこかで読んだなーと考えてたんだけど、思い出せたのが、例によって栗本薫作品だったという・・・しょーがねーよな、今までの人生で読んだ小説で一番多いのは栗本さんの作品なんだもん。(つーかこれほど多作の作家はいないっつーの)
 栗本さんの初期のSF小説で、主人公が遊びで抱いた女が妊娠して、中絶させたら処置が悪かったせいで死んでしまったのだけど、その胎児は実はミュータント(おお!今や死語に近いぜ)で、残留思念である胎児の姿が空一杯に浮かぶというシーンがあるのだ・・・。ちょっと引用させてもらいます。
「この子の残留思念が──生きたい、という気持ちが──こんなにもつよかったから、この子は、死んじまったこの子はそこにそうしてあらわれて──」
「ゆっくりと、ゆっくりと、その閉ざされたまぶたが開こうとしている。
 そして──それは開き……それはまっすぐにぼくを見つめた。(略)冷たく、そして悪意にみちて」
「いまやこの子どもをひきとめることのできるものは誰ひとりいないのだ。残留思念を殺したり、あるいはその力を防ぐことのできる、一体どんな兵器がぼくたちにあるというのだろう」
                         ──栗本薫『水の中の微笑』より
 このあとはっきりは書かれていないけれど、この赤ん坊の残留思念はおそらくその力で父親を、のみならず世界をも滅ぼしてしまったのだろうという余韻をもって終わります。
 なんとなくね、人工太陽を形作る、胎児の母親を求める強烈な欲求(こころ)というのは、子ども、とりわけ胎児や赤ん坊のように母親がいなくては自分は生存できないものにとって、世界=自分と母親であり、それ以外のものは存在しないというエゴイスティックな自我(こころ)から来ていると思うわけ。それと、この小説で書かれた胎児の、自分が抹殺された=自分がいないのに世界も存在するはずがない=世界よ滅びよ、という強烈な意志が、同じなように感じたの・・・。
 だから人工太陽というのは、そういう胎児の貪欲さを利用して人々のこころや肉体までも奪わせて、それを光に転換する装置じゃないのかなあ??そしてそういう胎児の母体にされているのが「女帝さま」じゃないのかなあ、と想像するわけです。・・・あっ、また予想してしまった!ワタクシの予想は大抵外れるからするだけムダというものなのだが!

「ベル デアボリカ 1」坂田靖子
 久しぶりに買いました、坂田さん。この方の作品では「マーガレットとご主人の底抜け珍道中」がいちばん好きです。東洋・西洋問わずファンタジーやおとぎ話や、ほのぼのしたホームドラマや人情話を描かれることが多いです。
 で、この本も帯に「大長編シリアスファンタジー」なんて書いてあったり、出版元が朝○新聞社(笑・・・って、笑っちゃイカンだろ)だったりするのですが・・・この帯には更に、こう書いてあった。
「若き王と魔法使い、運命の二人が出会ったその時、・・・」
 うんめーのであい!しかもどっちも男!
 私の中の妖怪アンテナ・・・じゃない、やおいアンテナが反応した。
 いや、これファンタジーだし、王様と魔法使いが男ってフツーだろ?!なのになぜ反応する!・・・と突っ込まれても仕方ないが、反応してしまったのもまた、仕方ないのだ。そういうわけで本屋で衝動買いした。
 いやー、やっぱファンタジーで運命の出会いをするのは男女じゃなくて男男でなくっちゃ読む気しねーわ、とうそぶきながら読み始めたら、「・・・あれ?」「あれれ?」と引っかかるシーンがいくつかあって、しまいにゃ、いつの間にか、王様と魔法使いはそーゆー仲になっていた・・・
 この世界では魔法使いは得体の知れない魔物扱いされており、主人公の王様も、捕えた魔法使いと接するときは恐怖感でいっぱい(でも攻)。魔法使いの方も簡単に人を殺すし、「うるさくしたらあなたでも容赦しない」と眉を逆立てて怒る(なのに受)。
 ・・・このごろイベント会場では好みの同人誌が見つからね~、私のやおい勘も衰えたなあ・・・と思っていたが、まだ健在でしたよ!
 坂田さんはJ○NEで描かれていたこともあった(ほのぼのファンタジーだったけど)ので、嫌いじゃないだろーとは思ってましたし、作品内でちょっとほのめかすこともあった。けどはっきり描いたことはなかったはず(私が知っている限りは)。なのに、ひょえー、ちゃんとキスシーンが!(しかも誘い受・・・)驚いた・・・。まさに「新境地」!(写真の帯参照)ま、今後どう展開しようとこの先もせいぜいチューくらいしか描かないと思いますけどね。・・・しかし、本当にびっくりしたなあもう・・・