フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

天性のハンター猫

2011年09月11日 | 猫ばか日記
 昨日(つーか今朝)の夜中、リビングの電灯を消して私が寝室に引き取ると、間もなく猫たちの運動会が始まり何かが落ちる音が。ほっておこうかと思ったが、壊れ物だったら困るなあと、うだうだ眼鏡をかけ、リビングへ。灯りを点けると猫どもは叱られるのがいやだものだからさっさと物陰に隠れている。まったくよー・・・
 何が落ちたのかと探すと、ワインのビンが床に転がっていた。オープンの食器棚の一番下に置いておいたやつだ。それを戻すと、その手前の床になにやら灰色のものが落ちているのに気づいた。フェルトのネズミのおもちゃかな・・・と顔を近づけて見ると(超近眼のため、眼鏡をかけていてもよく見えない)、細い足がある。・・・ネズミのおもちゃってそんな凝っていたっけ・・・と手に取ろうとして、
「ち、違う・・・!これ、コウモリだ・・・!」
 お、おいーっ!またうちの奴らはいらん殺生を・・・!とトイレットペーパーを取ってきてそうっと持ち上げようとすると、手・・・つーか羽をわずかに動かした。生きてる!けど、弱りきっている。単に気絶してるだけなのか、瀕死なのかわからん。怪我はないように見えるが、前に鳥を捕まえたときはショック死か窒息死してたもんなあ。でも、私にもどうにもできん・・・。家のどこに置いておいても猫がいるし、かといってどこかに隔離したら、目が覚めて逃げようとしても逃げられなくてかわいそう・・・。仕方ないのでベランダにそっと置いておいた。朝までに死んじゃったらそれはそれでもうしょうがないし、ショックを受けているだけで時間が経って飛べるほど回復したら、勝手に逃げるだろう・・・。
 しかし、このコウモリ、どこから?もし今狩ったのなら、まさか、屋根裏の換気扇を猫どもがぶっ壊したのか?と確認したが別になんともなかった。ということは、私が寝るときベランダの窓を閉めるより前に、中に入っていたということだが、そんな気配はなかった。・・・つーことは、どいつかがベランダで狩ってリビングに持ち込んで、どこかに置いておいたか逃げられたのだろう。そーいや、すごくコーフンして互いに追い駆けっこしまくっていたっけ。あの時か?
 全く・・・食わないくせにいつも昆虫だの鳥だの狩りおって(食われてもこまるが・・・)コウモリは長年の店子(10年近く軒先を貸している・・・。同じ家族が代々住みついているのだろうか?)だから、多少愛情がないこともないので、大変心苦しい。無事だといいが・・・。
 朝、ベランダにコウモリの姿はなかった。よくよく考えたら、朝まであのままだともしかしたらカラスに狙われて危険だったかもしれないと思いついたのは、朝目が覚めてからだ。元気になって逃げていったのならよいが、知りようがない・・・。
 ううむ、済まぬ。あと、うちに帰ってくるときは、最後まで高度を保ってくれ・・・。