フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

今月のマンガ2011.09

2011年09月18日 | オタクな日々
 先週、上妻宏光のコンサート「生一丁!」に行ってきました。津軽三味線のコンサートは2、3年くらい前に吉田兄弟に行ったことがあって、そのときはマイクなしの音を聞いてほしい、と最後に生音で演奏してくれたのですが、大きなホールでしかも後ろの方の席ということで、それほどの感触はなかったのですが、今回は約400席という小さいホール、8列目のド真ん中といういい席だったおかげで、マイクなしとは信じられないくらい、目の前で演奏されているような迫力の音!三味線ってこんな大きい音なんだー、と圧倒されました・・・。しかも近いので手元とかも見える。
 ワタクシ素人なので、弾き方とか全く知らないのですが、撥の動き以上の音が複数聞こえるのが不思議で、初めて左手の指でも同時に弾くと知りました・・・。バイオリンだと指で弾くときは弓使わないし。ギターはどうなの?左手は音階作るために弦を押さえたりビブラートかけたりする以外に、メロディー奏でたりする?しない気がする・・・。
 というわけで、今月発売の『ましろのおと』4巻。太棹の音をちゃんと聴いて、弾き方が洋楽器とは違うんだな~とようやく(4巻まで来て!)わかってから読むと、なんとなくマンガでの三味線の音の表現が理解できるような気がいたします・・・。
 登場から性格悪そ~な緒方がほんとに性格悪くて(笑い方がどれもこれも「にっ」とか「にやり」とか「にたり」とか擬音つけたくなるようなのばっか・・・)、しかも愛用の楽器に名前つけて「きれいだよ」とかうっとりしちゃうオタク(オタクはよくパソとか台車に名前つけるよね・・・)と判明し、あああ、もっと雪と絡んでえ~ッ!と叫ばずにはいられない・・・。いやいや、腐れな意味ではなく、好敵手?同士のせめぎあいっつーか、お互いを触媒にして高みへ昇って行く、っつー展開が好きなだけなんですよ!(それが一番エロいとも言う・・・)それにどっちも攻めっぽいしさ・・・。(←オイ)
 次の巻で雪は、最初のライバルとなるだろう田沼総一と「運命の邂逅」(と予告に書いてある・・・)をして、なぜか「お友達からお願いしますっ」と告白されるらしい・・・。(←多少脚色アリ)
     
 次、遅ればせながら7月発売の『Capeta』25巻。
 金田に惚れられて(は?)いるのに全く気づかないニブいカペタ・・・。しかし「あなたのことは好きだけど、一緒にいるだけじゃダメなの。私、ステップアップのために勉強に行くわ!」と恋人が旅立ってしまってから、身近な女(秦さん)とよろしくしている間に、恋人は異国の地でライバルの男と急接近!嫉妬にメラメラだー・・・という展開の巻でありました。(相当脚色済みです・・・)
 でもそんな感じだよね!どう見ても!ユーロ3で表彰台に立った奈臣とがっちり手を取り合っているノブの写真を見てしまい、その写真を思い出してムラッときて(この擬音は原作通りですよ!)「ノブ、おまえはオレのパートナーだろ~~~」とぐわんぐわん(この擬音も原作通り)とショックが蘇ったりしてるんですが、「オレの」というセリフにものすごい独占欲感じますね~~~!このプレッシャー感じる場面で(予選2位で終わり、本戦直前)ノブにそばにいてほしいのに、自分のそばでなくて奈臣のそばにいる(しかもアメリカにいるはずなのに、夏休みでヨーロッパ行ってるだけなんて知らないから、余計疑心暗鬼なのであろう・・・)なんて・・・と頭の中嫉妬と疑問でぐるぐるですよ!ふふふ・・・恋の三角関係ですよ・・・
 あと、ノブが一緒に来たという友達ってのも気にかかる。つーか妄想のタネ。同じ高校の同級生で、ノブに一目惚れの彼(仮にマイクとでもしておこう・・・)は、夏休み、ノブがヨーロッパに行くというので「オレも一緒に行くよ!ノブはイタリア語はわからないだろ?オレはフランス語とイタリア語ができるから助けてやれるぜ!」とか言って、ふたりっきりの旅行中にチャンスがないかと下心満々。何も知らないノブは「ありがとう、マイク。お前っていいヤツだな」などと何も警戒せずに旅行に出かけたのであった。
 ノブをノンケと信じているマイクは、肩を抱き寄せたり腕を摑んで歩いたりしかできないでいたが、ノブが奈臣に会いに来た(のかねえ?まあレース観戦のついで・・・)と知り、「あ、あの男はなんだ?!ああっ、あんなに近づいて!」と嫉妬メラメラ、しかも「こんなところまで会いに来る行くなんて、あいつはもしやノブの恋人なのか?!」とノブもゲイと誤解し、「だったら絶対にこの旅行中にノブをものにする!」と固く決意するのであった・・・。危うし、ノブ!
 で、奈臣と食事をして遅くなった帰り、迎えに来たマイクに「ノブ、お前はあいつが好きなのか?」「は?(細かいニュアンスがわからないノブ)ナオミのことか?うん、まあ好きだよ。けっこーいい奴だし・・・」「・・・ノブ、オレだってお前のことが好きなんだ!アメリカにいる間はオレをステディにしてくれないか?!」「は?」ぽかんとするノブに、強引にキスしようとするマイク。(この名前萎えるなー・・・。もうちょっと違う名前にしとけばよかった)そこへ、ノブの忘れ物を届けに戻ってきた奈臣が。「おい!なにしてる」マイクを殴りつけ、止めに入るノブを引っ張って自分の宿舎に連れ帰る奈臣。
 落ち込むノブの相談に適当に相槌やアドバイスを返しながら、奈臣は、キスされているノブを見たときの反射的な怒りや、今の自分のもやもやとした気分が何なのかわからず、途惑うのであった・・・。
 ・・・お前、妄想しすぎだろ!と自分で自分に突っ込むよ!なんかもー、あんまり妄想暴走させると引かれちゃいそうなのでこの辺で!

「キミノウタ」ロケ地探訪の旅その4

2011年09月18日 | お出かけ

 ダイビングや温泉めぐりで疲れきって、夕食後爆睡し、翌朝目が覚めたら雨。「ゆうべはすごい降ってたよ」と言われたが気がつかなかったよ!と朝食を食べ終わるころにはなんとか曇りに。私たちは宿でレンタルサイクルと傘を借り、荷物を預けて最後の目的地、羽伏浦海岸へ向かった。新島空港の横を通り、海岸沿い(と言っても例によって海は崖の下)に出た。左へ道なりに進めばサーフスポットのメインゲートだが、右の農道の入口に小さく「シークレットポイント」の矢印があった。たぶんサーフィンに絶好の場所なのであろう・・・と我々はとりあえずメインゲートへ向かった。
 探していたのは、PVの中で、メンバーのふたりが上りながら途中地震に遭う階段と、その周辺の白い断崖。メインゲートへ向かう道は、緩やかだが長い下り道だった。おお、自転車を漕がなくてもいい、楽チンだ~(ここまで来るのにも結構アップダウンあって大変だった)と、メインゲートに着くと、曇り空、強風の天気のせいで、本日遊泳禁止。ただでさえサーフィンするほどの波が押し寄せる海岸が、大変荒れまくっていた。自転車を止めた私たちに、ライフセーバーらしい真っ黒に日焼けした若者が「こんにちは!」と声をかける。さわやかだ・・・が、天気が悪すぎて人が誰もいないので(当たり前・・・)、彼らの役目も今日はこんな日に海に入ろうとする奴がいないか見張ることしかなく暇なのであろう・・・。
「ううむ・・・ここじゃない・・・」
 私は海岸沿いのどこかということは、メインゲートから行けるところだろうと予想していたのだが、見渡す限り崖に造られたコンクリートの階段など見当たらない。
「まさか・・・シークレットポイントというところがそうなのか?」
 ロケの階段は、島の観光ポスターにもなって宿に貼ってあったくらいなので、メジャーなイメージが刷り込まれてしまったのだが、実はシークレットはシークレットではなかったのか?!私は宿の人にポスターの場所がどこか訊かなかったことを悔やんだが、後の祭り。
「Y・・・多分シークレットポイントというところだ・・・。戻らないと・・・」
「・・・ここまで、結構長い下り坂だったよね。ということはその上り坂を自転車で戻るわけ・・・?」
「それしかないじゃん」(←行き当たりばったりで行動している反省がない)
「違っていたらどうするの・・・?」
「多分あってる!・・・はず」(何の根拠もない)
「・・・・・・」
 坂道はきつかったが、なんとしてもあの階段が見たい!と根性で自転車を漕ぎ、農道までたどり着いた。農道といっても舗装してあるし、ここから先はあまり起伏はなく楽だった。しかし行けども行けども「シークレットポイント」にたどり着かない。まさか、標識ないんじゃないだろうな・・・?まさか通り過ぎた?と不安になってきた頃、向かいから徒歩の(徒歩?この距離を?)地元のおじさんがやってきたのでこれ幸い、と訊いてみたら、もうすぐそこだ、とのことで、その通り、小さな矢印の標識が立っていた。
 道路に自転車を置いて左右から木が覆い被さるような細い道を抜けていくと、途中ちょっと広くなった場所に軽自動車が置いてあった。こんなところに車突っ込むんかい、帰るとき入ってくる車があったらどうするんだ・・・と驚いていると、藪の中から水着にショートパンツ姿のお姉さんが現れた。「こんにちは!」「こんにちは・・・」あの格好でこの藪道を?つーか水着で何しに来たんだ・・・と首を捻ったが、おそらく彼女も海岸の監視員で、サーファーが泳いでいないか確認に来たのであろう・・・。
 細い藪道を抜けると、海と空が広がった。ここだー!と感動が押し寄せる。これが青空と青い海ならもっとすばらしかっただろうが、それが想像できる眺めだった。
  
 Yは「待ってるから行ってきなよ・・・」と傍観を決めこもうとしたが、「君が降りてくれなきゃ誰が私の写真撮るの?」(←ひどい!)と階段(途中崩れている・・・)を降りさせた。
 このあたりは白い火山灰層の崖が続いていて、晴れていればさぞかし眩しくきれいだろうと思われる。曇り空で本当に残念!
 メイキングでは、ここでの撮影はないタカノリも来ていて、「すごいとこ連れてこられたなー」と呟き、崖下を散歩している。「ここをタカノリが歩いていたのね~」「ここ、バックに写っていたわ!」とまたもやウロウロと感動しながら歩き回り、写真を撮るワタクシ・・・。

 

 

 

 



 さあ、これで目的地はすべてコンプリートした・・・。やや下り坂の農道を戻り、Yは「疲れた・・・」と宿へ帰るというので、別れて私は流人の墓がある共同墓地へ向かった。するとメインゲート辺りで雨がぽつぽつ降り始め、あっという間に本降りに。やべー、と思ったが今さら宿へ戻るのもほぼ同じ距離。だったらせっかくだから行こう!と上り坂を片手で傘を持ち、片手で運転するのは無理、ということで、自転車をひきずってひたすら歩く。新島グランドホテルを通り過ぎて少し行くと下り坂になり、自転車に乗った。どこで曲がるかわからず一度通り過ぎてしまい、戻る・・・。
 共同墓地は村の方々の墓地だが、下に羽伏浦海岸から運んだ白い砂が敷きつめられ、そのせいか明るくてきれいな場所。ちょっと足が沈んで歩きにくいけど
 そこを出て海岸沿いの道路を走るころには土砂降りとなり、雷まで鳴り出す始末。雨宿りしようにも海岸沿いの道には何もない・・・。ほとんど車が通らないのは、よろよろ走っている私にはありがたかった。(片手運転が死ぬほど下手なのだ)露天風呂を過ぎるころには少し小止みになり、上りのため自転車を引いて歩いている私を一台の車が追い抜き、止まった。ロッジの車だった。ロッジの方が自転車で出かけた私たちを心配して、探しに来てくれたのだった。いい人たちやー・・・。
 車は自転車と私を乗せてロッジに戻った。一足先に拾われて戻っていたYとともに風呂場で着替え、新島港まで送ってもらった。
 港につく頃には雨も上がり、私たちは11:25発の熱海行きの船に乗った。熱海港には船の時間に合わせて熱海駅行きの乗船客専用のバスが待っていて、無料で駅まで送ってもらえた。ありがたや・・・。
 新幹線の中でお弁当を食べ、ひと眠りしたらあっという間に名古屋に着いていた。Yは「夕ご飯作るの面倒・・・」と高○屋の食品街へ向かい、ここでお別れとなった。
 こうして3日間の旅は無事終了。目的はほぼ果たし、大変有意義で楽しい旅だった。友人は途中体力を使い果たしてダウンしていたようだが・・・。常日頃は元スポーツウーマンということで私と比べものにならない身体能力のあるYだが、必要なときにはアドレナリン大放出で動き回るオタクの特殊な体質にはついていけなかったようだ・・・。運動なんて高校卒業してからしたことないわ、腰痛でろくに立ってもいられないわ、というワタクシだが、コ○ケのときは同人誌を詰め込んだ巨大なカバンを持って何時間も歩き回るからな・・・。

 新島も式根島も、とてもいいところでした。いい人たちばかりだったし、まさしく島時間というべき空気が流れているのがたまらない。また是非行きたいと思わせるところでした!ありがとう!それから島へ行くきっかけを作ってくれたタカノリと、オタクな私に付き合ってくれたYにも感謝!また次のオタク旅行に出かけられることを希望しつつ・・・「キミノウタ」ロケ地探訪の旅、これにて完!

 【参考】
 新幹線 名古屋⇔熱海@7350(チケット屋で回数券購入)×2
 西武バス 熱海→熱海港@220 
 東海汽船 熱海⇔新島@5550(ネット割引適用)×2
 新島温泉ロッジ@8925×2
 連絡船 新島⇔式根島@820(往復運賃)
 1ビーチダイビング @10600(まけてくれた!)
 レンタサイクル @100(短時間だから・・・と、まけてくれた!)
 ロケ地めぐり 体力&プライスレス(笑)