人間は考える葦である

今日はバイト先でとても意外な人の名前を聞いた。

半年ほど前に友人とケンカをした。もう書かないけどそれには他の人も巻き込んだ後日談があって、それらを全部含めた出来事の結果、私は甚く傷心。当時は不眠、食欲不振、吐き気、突然の涙腺崩壊などわりとわかりやすい精神的ダメージが現れていた。
Dがそばに居てくれたことに加え、日にち薬のおかげで徐々に症状は消えていき、今となっては思い出すことがほとんどない。共通の友人たちも大まかにでも事情を知っているので、私の耳に関係者の名前を入れることもない。

そんな中、今日聞いた名前がその“他の人”だった。世間は狭いものでバイト仲間のご家族の友達だったらしい。ほぼ傷は癒えるにも関わらず、名前を聞いてその人の存在をリアルに感じ、少しモヤモヤとした気持ちでいる。
その人の行動に傷ついたのは事実。でも私もその人に嫌な思いをさせた。お互い相手を傷つける気はまったくなかったと信じている。すべては起こるべくして起こり、結果私とその人にはご縁がなかったんだと、そう今は理解している。

そんな理解とは裏腹なこのモヤモヤ。今考えていることは、このモヤモヤは一体いつになったら消えるのだろうか?ということ。まぁ、そんなこと考えたって無駄なんだけど、擦り傷や切り傷のように治癒状況がわかりやすいものではないぶん面倒くさいなぁ～と、我が心のことながら思っていた。
それと同時に、他人の心を自分の物差しで計ってはいけないなぁとも考えていた。何事も人によって捉え方が違うし、仮に同じように感じたとしてもその深度までが同じとは限らない。また自分にとっては取るに足りないことでも、他の人にとっては重要でありえるのだし。

今日、たまたまこんなネタになったけど、実はここ数日、人間関係とは?と考えていた。新しい環境に身を置くようになり、当然のごとく新しい人間関係を築いているところで、日々いろいろと考えている。そしていつも行き着く答えは「人間関係は一生の課題」。経験が役に立つ場面は多々あるけれど、答えは決してひとつではなく、また色とりどりで時々理解不能。今は日本人環境のため「日本人なら～」と妙に期待値を上げてしまっているのかもしれない。オーストラリア人に囲まれていたら、基本が違うという前提があるので、もしかしてここまで思ってなかったかも。

人が一番おもしろいし、人が一番怖いが自論。前向きなものでも後ろ向きなものでも、出会いには必ず学びや発見があると思っている。どういう結果になるにしろ自分を恥じない行動をとっていきたい。

今日はちょっと真面目になってしまった。モヤモヤしつつもまかないの照り焼きチキン丼を禁断の夜10時半にバクバク食べたという告白は硬い空気をやわらかくするかしら?