華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

ビバ☆和食

2012年01月14日 23時49分04秒 | Weblog
土曜日のレストランはディナータイムのみ営業。今日も予約で満席。飛び入りはほぼ不可能で、電話をくれたお客様でも断らねばならない始末。また決して安いお店ではないのにほぼ2回転して、目が回りそうなぐらい忙しかった。勤務開始2週目にしてやっと気が付いた。このお店は予約がなかなか取れないお店なんだと。オーナーシェフもれっきとした板前さんだし、実際Brisbaneの中では良質のお料理を出していると思う。

Brisbaneにはたくさんのテイクアウェイすしショップがある。お店で売られているのは長さ10センチぐらいの巻きずしで、トンカツとかエビフライ、照り焼きチキンなど日本ではなかなか見かけない具材が並ぶ。またそれらのお店のほとんどは韓国人か中国人によって経営されている。申し訳ないが“すし”とは名ばかりのまがい物が多い。今でこそ見慣れたけど、こちらに来たばかりのころは「こんなのすしじゃなーい!」と憤慨したものだった。
回転寿司だってそう。日本人が板場に立っているところはほとんど見たことがない。アルバイトの中国人・韓国人が機械が握りだしたシャリにすでに切られて用意されてある具(魚など)を乗せてコンベアーでまわす。日本で板前になろうとすると、まずシャリを握らせてもらえるまでに何年もかかると聞いたことがある。それを思うと機械が握ったシャリですしを売る外国人、それを食べて「すしを知っている」という外国人に軽い不快感を覚えるのは私だけだろうか?

もとい。
レストラン勤務に関して思うことはいろいろあるけれど、とりあえずまがい物ではない、正統な和食レストランで働けていることは、日本人として嬉しく思う。「おいしい」と言ってもらえると「そりゃそうでしょう。“正しい”和食ですから!」と胸を張りたい気分になる。増す日本愛。あぁ、和食ってステキ。
ちなみに今夜のまかないは鉄火丼だった。いつもタッパーに入れて持たせてもらえる。大のまぐろ好きのDは私の持ち帰った鉄火丼を見て、尻尾を千切れんばかりに振りながら「おいしー」と食べていた。私の晩御飯なのに。まぁ、今夜はオーナーシェフがケーキをひとつ持たせてくれたので、私はそちらに舌鼓を打っていたから良いのだけど

さて。
今週もよく働いた。Dはすっかり夢の国。明日は休み。ちょっとゆっくりできそうで嬉しい。
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