今日も午前シフト。暖かくなってきて、ベッドから出るのが楽になってきた。早起きは相変わらず嫌いやけど。
今日の担当は5名。うち緩和ケアと要介助を含む。
緩和ケアの最大の目的は、患者さんを少しでも快適に過ごさせること。その最たるものが痛みのケア。特にこの患者さんは痛みがひどいといわれるすい臓がん。すでに意識は混濁し会話は保てないものの、痛みがあるときはベッドの上でもがくためモルヒネを定期的に投与している。
このおばあさんはウチの病院に来て5日ほど。ここ3日間ほど私が担当していた。ご家族はすでに長くないことを悟り、そのときを覚悟している。もう苦しむ姿を存分に見たせいか、早く安らかに逝ってほしいと望んでいる様子。そう考えることは決して責められるものではない。
娘さんがずっと泊り込んでいて、眠れないときは夜勤のスタッフと“そのとき”の迎え方などについて話しているよう。この3日間ベテランの先輩が夜勤を担当していて、娘さんの不安に対し、あくまで看護師として毅然と、かつ思いやりのある言葉で事実を告げていた模様。私が先輩から申し渡しを受けていると、娘さんがやってきて、信頼しきった目で先輩に礼の言葉をかけていた。患者さんのケアとともご家族のケアも看護の一部なんよなぁ、と改めて感じている次第。毅然とするには私はまだ経験が足りない。先輩の姿を見て、私もこうなれるといいなぁなんて思ったりした。
痛みを和らげるとともに、下の世話や清拭、床ずれを防ぐためのターン等も大切な仕事。小柄なおばあさんだからとちょっと無理な姿勢で続けていたら腰にいやな痛み。
続けて要介助の患者さん。
急性心不全で入院。2日前にお世話をしたときは、弱ってはいたものの意識もしっかりしていた。しかし今日はかなり混乱。お手洗いに行きたいというので連れて行こうとしたら、立ち上がることもままならず、それが予想外だった私は患者さんを抱えるはめに。急いで助けを呼び、2人がかりで移動式便座に座らせたけど、ここでもガッツリ腰に来た。
食事の後、シャワー。すでに手足の血管が収縮しており、特に足は少し触れただけでも飛び上がるほど痛いらしい。痛みをグッと我慢していたけれど、私の手がポンと当たるだけでどうしようもなく声が出るような状態。少しでも痛みを避けるように、ゆっくり優しく体を拭いていたものの、患者さんはイスに座っていて動けず、私は立ったままとなるとどうしても苦しい体勢に。足には潰瘍があり、シャワーの後はその手当て。ただ先にも書いたように足が痛んで仕方ないようなので、作業をするのに理想的なポジションへ持っていくことが難しく、かがんだ状態でガーゼを交換。
こ、腰が…
上記のことだけに限らず、他にも小さいことが重なって、シフトが終わる頃には腰にどうしようもない痛み。しかしこれは私のミス。あまり立ったり寝かせたりさせたくなかったので、妙な姿勢で傷口の手当をしたけれど、多少時間をかけても患者さんをベッドに寝かせてすべきだった。
腰痛を患う看護師の率は高い。普段から体を張りすぎる私は先輩から「あんた、そんなことやっとったら、この先20年、看護師できへんで!」とよく言われるんだけど、今日その言葉を身をもって実感。帰ってからタップリ腰痛用のクリームを塗った。ちゃんとした手順を踏まんといかんなぁ。
担当は5名だけだったけど、この2名が重かったので他のスタッフがいいシフトを送る中、私はひとりでバタバタ。手の空いた先輩がベッドメイクを手伝ってくれたので助かった。あぁ、疲れた。
帰宅してからは3日連続午前シフトの疲れがやってきて爆睡。Dが何度か様子を見に来たらしいけど、それにもまったく気づかなかった。
本当は明日は午後シフトなんだけど、お休みをもらった。現在ちまたはスクールホリデーといって、学生たちが1~2週間ほどの休みに入っている。それにともない、休みを取るドクターも多く、手術を受ける患者さんも少ない。ゆえに我が病棟もオーバースタッフで休みを取りたい人は手を上げるように、と言われていた。明日の午後は少々タイトだったんだけど、ボスも「なんとかなるでしょう」ということで休み。
5連勤の3日目で、火曜日に休みをもらえば良かったんだけど、明日はシドニーに行くDに私も付いていくことにした。理由はどうしても寿司か刺身が食べたいから。ここ数日、ずっとそんな風に思っていた。そもそも誕生日に豪華和食を♪と思っていたのに、体調不良とD友達たちが催してくれたパーティーで、その機会を逸していた。昨日の和食レストランでオーダーすることもできたけど、量と値段に納得できずスルー。いよいよ「刺身食べたい病」(!?)が悪化してきて、シドニーに行く機会をずっと待っていた。明日のDの用事はすぐ終わるとわかっているので、それ終わりで食べに行くつもり。ちなみにDにはまだ言ってない。けど反対はしないはず。
このところまた外食づいている。ウチって本当にエンゲル係数高いなぁ。食いしん坊夫婦万歳。
そんなわけで、せっかくお休みだけど寝入ることはできない。でも和食のためなら早く起きれそう。和食に備えてさっさと寝よう。
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今日の担当は5名。うち緩和ケアと要介助を含む。
緩和ケアの最大の目的は、患者さんを少しでも快適に過ごさせること。その最たるものが痛みのケア。特にこの患者さんは痛みがひどいといわれるすい臓がん。すでに意識は混濁し会話は保てないものの、痛みがあるときはベッドの上でもがくためモルヒネを定期的に投与している。
このおばあさんはウチの病院に来て5日ほど。ここ3日間ほど私が担当していた。ご家族はすでに長くないことを悟り、そのときを覚悟している。もう苦しむ姿を存分に見たせいか、早く安らかに逝ってほしいと望んでいる様子。そう考えることは決して責められるものではない。
娘さんがずっと泊り込んでいて、眠れないときは夜勤のスタッフと“そのとき”の迎え方などについて話しているよう。この3日間ベテランの先輩が夜勤を担当していて、娘さんの不安に対し、あくまで看護師として毅然と、かつ思いやりのある言葉で事実を告げていた模様。私が先輩から申し渡しを受けていると、娘さんがやってきて、信頼しきった目で先輩に礼の言葉をかけていた。患者さんのケアとともご家族のケアも看護の一部なんよなぁ、と改めて感じている次第。毅然とするには私はまだ経験が足りない。先輩の姿を見て、私もこうなれるといいなぁなんて思ったりした。
痛みを和らげるとともに、下の世話や清拭、床ずれを防ぐためのターン等も大切な仕事。小柄なおばあさんだからとちょっと無理な姿勢で続けていたら腰にいやな痛み。
続けて要介助の患者さん。
急性心不全で入院。2日前にお世話をしたときは、弱ってはいたものの意識もしっかりしていた。しかし今日はかなり混乱。お手洗いに行きたいというので連れて行こうとしたら、立ち上がることもままならず、それが予想外だった私は患者さんを抱えるはめに。急いで助けを呼び、2人がかりで移動式便座に座らせたけど、ここでもガッツリ腰に来た。
食事の後、シャワー。すでに手足の血管が収縮しており、特に足は少し触れただけでも飛び上がるほど痛いらしい。痛みをグッと我慢していたけれど、私の手がポンと当たるだけでどうしようもなく声が出るような状態。少しでも痛みを避けるように、ゆっくり優しく体を拭いていたものの、患者さんはイスに座っていて動けず、私は立ったままとなるとどうしても苦しい体勢に。足には潰瘍があり、シャワーの後はその手当て。ただ先にも書いたように足が痛んで仕方ないようなので、作業をするのに理想的なポジションへ持っていくことが難しく、かがんだ状態でガーゼを交換。
こ、腰が…

上記のことだけに限らず、他にも小さいことが重なって、シフトが終わる頃には腰にどうしようもない痛み。しかしこれは私のミス。あまり立ったり寝かせたりさせたくなかったので、妙な姿勢で傷口の手当をしたけれど、多少時間をかけても患者さんをベッドに寝かせてすべきだった。
腰痛を患う看護師の率は高い。普段から体を張りすぎる私は先輩から「あんた、そんなことやっとったら、この先20年、看護師できへんで!」とよく言われるんだけど、今日その言葉を身をもって実感。帰ってからタップリ腰痛用のクリームを塗った。ちゃんとした手順を踏まんといかんなぁ。
担当は5名だけだったけど、この2名が重かったので他のスタッフがいいシフトを送る中、私はひとりでバタバタ。手の空いた先輩がベッドメイクを手伝ってくれたので助かった。あぁ、疲れた。
帰宅してからは3日連続午前シフトの疲れがやってきて爆睡。Dが何度か様子を見に来たらしいけど、それにもまったく気づかなかった。
本当は明日は午後シフトなんだけど、お休みをもらった。現在ちまたはスクールホリデーといって、学生たちが1~2週間ほどの休みに入っている。それにともない、休みを取るドクターも多く、手術を受ける患者さんも少ない。ゆえに我が病棟もオーバースタッフで休みを取りたい人は手を上げるように、と言われていた。明日の午後は少々タイトだったんだけど、ボスも「なんとかなるでしょう」ということで休み。
5連勤の3日目で、火曜日に休みをもらえば良かったんだけど、明日はシドニーに行くDに私も付いていくことにした。理由はどうしても寿司か刺身が食べたいから。ここ数日、ずっとそんな風に思っていた。そもそも誕生日に豪華和食を♪と思っていたのに、体調不良とD友達たちが催してくれたパーティーで、その機会を逸していた。昨日の和食レストランでオーダーすることもできたけど、量と値段に納得できずスルー。いよいよ「刺身食べたい病」(!?)が悪化してきて、シドニーに行く機会をずっと待っていた。明日のDの用事はすぐ終わるとわかっているので、それ終わりで食べに行くつもり。ちなみにDにはまだ言ってない。けど反対はしないはず。
このところまた外食づいている。ウチって本当にエンゲル係数高いなぁ。食いしん坊夫婦万歳。
そんなわけで、せっかくお休みだけど寝入ることはできない。でも和食のためなら早く起きれそう。和食に備えてさっさと寝よう。
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