最初の一歩

昨日も書いた通り、今日から新しい職場。予想通り、夜中は3回ほど起きた。最初は1時。そして3時、4時。アラームをセットしてあった5時15分にはすっかり疲れきっていた。

そんなことはさておき。

婦長からは「7時に病棟に来て!」と言われていたけど、その後になってオリエンテーションの日程が送られてきて、それは8時スタートとあった。十中八九8時に行けばよかったんだけど、先週のうちに婦長に確認し忘れていたので、7時に着くように家を出た。ついでに書くと、この病院では駐車場を見つけるのが至難の業。というわけで余裕を持って家を出ており、実は6時20分には病院に着いていた。新しい職場にちらっと顔を出して、あとはオリエン会場の前でぼんやり座って過ごした。遅れるよりはいいのでヨシとする。

さてオリエンテーション。
会場には看護師のほか、さまざまな職種の人が30人ほど。私のように今日から始めた人もいれば、すでに仕事を始めている人もいた（新規採用者は、採用後近々に行われるオリエンテーションに出席することになっている。中途採用が普通なので、オリエンも月に2回ほどある。ちなみに病院4つ、リハビリセンター2つ、訪問看護を含め計7000人ぐらいが働く機関で、各部署が必要に応じて人材募集をするので、採用自体も頻繁にある。日本のように同じ企業で何十年も勤める人は珍しくはないけど普通でもない＝離職率&転職率は比較的高い）。

今日は病院全体のオリエンテーションだったので、病院の地図や駐車場の場所、避難訓練、医療機関に勤める者の心得など大きな内容がほとんど。さすがに公立病院、すべてがきちんと組織立っていて無駄がない。また新しいスタッフの受け入れ態勢もしっかりしていて、私は「歓迎されてるわ～」とかなり嬉しく思ってしまった。前の病院では社畜状態になりかけてたもんね。

そんなわけで気分は上々。転院してよかった!という気持ちでいっぱい。

午後を回るころには環境にも慣れ、緊張も解けたのか、異様な眠気。仕方ないよねぇ。久々の早起きでしかも昨夜は緊張してたしさ。疲れていて当たり前。休憩のたびにコーヒーを飲んでもまったく効き目なかった。最後の方は「早く終われー」と時計をチラチラ見ながら過ごしていた。無事に4時半に終了。
看護師はもう一日オリエンテーションがある。だから明日も同じような感じ。8時スタートやから、明日はちょっとゆっくり家を出ようかな。

家に着いたらもうぐったり。ひと仕事終えたDは酔っ払っていて、夕食を作りそうな気配はゼロ。なので今夜はテイクアウト。やれやれ。明日は頑張ってくれよー。

今日はもうほんまに疲れた。まだ9時やけど、もうベッドに向かう。即寝の自信あり。明日のオリエンもがんばるぞー。

無職期間がまもなく終了します

今日はあいにくの天候。強弱あれど、朝から晩まで基本的に雨降りだった。家でリラックスするにはいい環境。

午前中は同僚2名とランチ。近所のおいしいフィッシュ&チップスのお店で11時に待ち合わせ。ウェブサイトでは11時に開店とあるのに、実際行ってみると開いていたのはテイクアウトの方のみ。なので雨降りで、気温がグッと下がった中、外でフィッシュ&チップスを食べた。おいしかったからヨシとする。
私は知らなかったのだけど、企画してくれた同僚は家族同伴のつもりだったらしい。でも私ともう1人の同僚は単身でランチへ。旦那さんは私たちの会話に多少混ざりつつもやはり理解はしきれず、かつ娘さん（2歳半）が途中から飽きてきてしまったので、2時間ほどで解散した。それでもこうして声がかかるだけでありがたい。また近いうちに機会を設けないとなー。

お昼過ぎに帰宅。Dは今日、家庭教師にでかけていたので不在。私は庭いじり…と思っていたけど、雨降りだったので断念。何をしようかな…と考えた挙句、日本の動画を観ていた。時間があるときにはこれに限る。海外生活者なら日本語の恋しさを理解してもらえるのではないかしらん?　長く住んでる人はそうでもないかな。
雨のせいで肌寒かったので、ブランケットに包まりながら動画堪能。至福。Dが帰ってきても、そのまま継続して夜まで観ていた。

でも明日から新しい職場。遠くなるのでいつもより30分以上早く家を出ることになる。初日の明日はだいぶ余裕をもって出発するつもり。そんなことをいろいろと考えてきたら、だいぶ緊張し始めてきた。
昨日までなんともなかったのに、やっぱり前日になって感じるプレッシャー。まぁそうなるやろうと覚悟はしていたけど、明日になってフタを開けてみないとわからないものを心配せずにいられない状況は精神的に疲れる。日本でも同じように感じるやろうけど、私はまだまだ自分の英語に自信がないので「人の言ってること、わかるかな?」等、自分の看護の知識と能力が十分なものかを心配する以上に、意思疎通が図れるかの方がもっと心配。前者は最悪聞けばどうにかなるけど、後者はもうどうしようもないからさ。今夜は夜中に何回も起きそうやなぁ。

私の小心者振りを物語る話をもうひとつ。
今朝、明日から行く病棟でいじめの対象になる夢を見た。病棟まで歩いていると「今日からYoshimiっていう新しい子が来るねんけどいじめたんねん」みたいなコメントが聞こえてくる。その言葉を発している人を見たら、中学時代所属していたバレーボール部の一年上のめちゃくちゃいやな先輩やった（当時はまだ体罰も普通にある時代。先輩後輩の関係も厳しく、このバレーボール部では一部の人からの下級生いじめがひどかった。ちなみに私たちは「同類にならんとこ」ということで下とも仲良くやった）。なんでこの期に及んであの人が夢に出てきたのかはすんごい謎やけど、その人やったらほんまにそういうこと言いそうな感じ。

というわけで、目覚めた瞬間から「あぁ、緊張し始めてんなぁ…」と感じていた。

ユニフォームもないし、明日は一体何を着ていったらええんやろうなぁ?　黒いパンツと白いシャツあたりが定番かな?　ぼんやりと今まで過ごしてしまったけど、そろそろ準備せんと。
おそらく今夜が緊張のピーク。寝坊せんようにだけ気をつけよ。この先一ヶ月ぐらいはクタクタやろうなぁ。疲れながら頑張ろう。うまく立ち回れますように。

今日もおしゃべりに精を出す

無職期間継続中。
単に仕事を辞めたからなのか、それともあの病院を辞めたからなのか。とにかく気分がいい。

さて。
今朝は昨日も書いたとおり、前婦長とモーニングコーヒーへ。といっても10時集合やけど。いつも行くコーヒーのおいしいカフェで先に入っていると、程なくして前婦長もやってきた。
とりあえずはお互いの近況や新しい仕事の状況（いつ始まるのかとかお互いの行き先に関する情報など）についておしゃべり。そしてやっぱり最後は辞めた病院の話に終始。

この婦長は昨年のこの時期に起きた大量解雇の後、救済措置として採用された人（この大量解雇で元婦長、副婦長も病院を去っていた）。私が働き始める前に、婦長は19年間同病院で勤めており、諸事情で退職したものの、この件を機に請われて復職となった。
経験のあるスタッフをごっそり切った後の、人材が全然足りてない病棟に放り込まれ、「あとは何とかしろ。金は出さん」と問題を丸投げされた前婦長。上からのプレッシャー、現場の看護師からの突き上げもあって、精神的にどんどん追い詰められていく様子が目に見えてわかった（当初この婦長は、上部の息がかかっていると思われていた）。そして優しすぎた前婦長は一年を待たずに退職。私たち現場スタッフは、恨みつらみを言うよりも「こんな大変なときに来て、頑張ってくれてありがとう」という感じで送り出したのが昨年末のこと。

もうだいぶ吹っ切れた様子ではあるけれど、やはり当時の精神的ダメージは相当なものだったようで、その苦労話や病院の裏側のことをチョコチョコと話してくれた。今でも私たち現場の看護師に対して何もできずに申し訳なかったという気持ちがあるようやけど、「もうあの病院には戻りたくないわね…」としみじみ語っていたのが印象的。

なんてことない話をしていたはずなのに、時計を見たらすっかりお昼をまわっていた。近所に住んでいるんだし、職場は違うけど同じ公立病院に勤めることになったので、近いうちにまたお茶しましょうねーと言ってお別れ。楽しい時間やった。

帰宅すると、午前中は仕事に出ていたDがすでに戻っていた。今日はDが掃除機とモップがけをやってくれたので、私はそのほかの片付けなど。最近仕事が順調なDは機嫌がよく、家事もよくやってくれる。ありがたや、ありがたや。
夕方はウトウトしたり、漫画を読んで過ごし、夕食の支度。今夜のメニューは鮭ときのこの和風リゾット。レシピを眺めながら初めて作ったけど、これが結構おいしかった。ちなみに今宵のワインはセミヨン。あぁ、至福。

夕食の後はまた適当にダラダラしている。Dはすでに高いびき。私も寝ようかな。あともう一日で無職期間も終了。明日の夜はおそらくプレッシャーを感じているので、今夜が気楽に過ごせる最後の夜になんねんなーと思うとまた動画をはしごしたいような気もするけど、どうしよう。

明日はお休み最終日。元同僚2名とランチに行く予定。結局毎日外出することになったけど、声がかかる間が花。ありがたい。楽しいおしゃべりに励んでこよーっと。

無職期間を堪能する

昨夜はまた倒れるように寝た。よく遊び、よく食べ、よく寝る。精神的に超健康。
仲良くしていた先輩や同僚に以前のように会えなくなったのは寂しいけど、あのスタッフを将棋の駒かなんかだと思っているマネジャーたちから離れられて、スッキリしている。やや憑き物が落ちたような感覚。こんなことを言うのはなんやけど「辞めて良かったー」という気分。

今朝は天気がイマイチ。だけど5連勤明けで小旅行へ出たので、洗濯物が山盛り。イチかバチかで外干し。そして簡単なお片づけ。
午前中にDが仕事へ。私の知り合いのお宅だったので彼を送り届け、しばらくおしゃべりをしてから私だけ帰宅。そして準備をして、隣街まで出かけていった。

今日は一緒に働いていた日本人の理学療法士さんとランチ。職場でも話をしていたけど、長くはしゃべれないし「そのうちコーヒーでも…」と話していても、なかなか休みが合わない。このたび私の退職にともないやっと実現した。

教会付属だというカフェでコーヒーと、大飯喰らいの私にはちょっと寂しいおしゃれランチを注文。




でもくる実入りのサワドーがおいしかった

あとは延々おしゃべり。病院に関することからそれ以外の話もいろいろ・いろいろ。私より少し年上で落ち着きのある人で、とっても聞き上手。調子に乗ってたくさん話に付き合ってもらった。
だいぶ英語での意思疎通に問題がなくなってきたとはいえ、やはり母国語には叶わない。楽しかったなー。次の職場で話のしやすい日本人スタッフがいるとは限らない。この先輩とのおしゃべりの時間がなくなるのは、病院を去って寂しいと感じることのひとつ。またお茶にお誘いしなくては。

日本語トークとランチで心とお腹を満たしてお別れ。

食事終わりでDに電話したところ、まだ仕事中だった。まもなく終わるとのことなのでそのまま迎えに（本来なら公共交通機関か、知り合いに送ってもらうことになっていた）。
ちなみに今日の仕事の一部は、PCを立ち上げる際のパスワードを忘れてしまったのをどうにかするというもの。フーンフフーン♪と鼻歌を歌いながら、10分ほどで「できたよー」とD。知り合いの人と私は顔を合わせて「マジかい!?」。正直なところ、驚きを隠せなかった。
Dがパソコンに関してオタクなのは知っていたけど、こんな芸当ができるほどとは思わなかった。いつもほら穴でYoutubeを見ながら「ウヘヘ」と笑っているだけのように見え、腹の中では「もっと働けよ、おらぁ」ぐらいに思っていた。ちゃんと仕事してたのねぇ～。新発見。この作業が簡単なのか難しいのか見当もつかないけど、私にはちょっとした衝撃だった。

帰宅してから私は買い物へ。Dは近所のクライアントさんのお店へ。でも今日は何かが足りず、明日出直しとなった模様。
スーパーを回っている間にどうしても食べたくなって、夕食は久しぶりにミートスパゲティー。Dが好きじゃないのであまり作らないスパゲティー。でも私は好きなの。ソースにスパイスいろいろと、きのこやパプリカ等も入れて。

うまー

自分で作るミートスパが一番おいしい。だって自分好みの味やもんねー。

スパゲティーと一緒に、今夜はハンター・バレーで買ってきたメルローを開けた。うまし。渋すぎず、軽すぎず。でもパンチはある。私はグラス一杯半ほどでいい気分。体からまだアルコールが抜け切ってないんかも。

ちなみにこれが今回のたびで購入したもの。


栓を抜くのが楽しみや。

さて。
明日は昨年末で退職した元婦長とコーヒーを飲みに行く。元婦長が辞めてから仕事の募集情報を交換していて、このたび2人して就職が決まった。ゆえにお気楽コーヒータイム。近所に住んでいるので（通りが2つ離れているだけ）、お店も我が田舎町内。徐々にジモP化していってる感じがするなぁ。Dも近所にクライアントさんが増えてきたしさ。

明日はちっとは早く起きて、まともな掃除をせんとなー。
そういえば新しい仕事まであと2日なんや。なんだ、この緊張感のなさは!?　大丈夫か、私??

ハンター・バレーで二日酔い

昨日書いたように、ハンター・バレー（Hunter Valley）というワイナリーが集まる街へ行ってきた。

その前に病院で仲良くしてもらっていた先輩のお宅に、お昼ご飯を呼ばれにいってきた。先輩の家は我が家とハンター・バレーの中間にある。
到着したのはお昼過ぎ。先輩のお母様もご在宅で、4名でうだうだととりとめもなくおしゃべり。Dと先輩は何度か病院で顔を合わせたことがあるものの、しっかりしゃべるのは
初めて。だけど普段から先輩の話をよく家でもしていたので、わりとすんなり話ができた模様。
そして先輩が用意した食事を頂いた。ローストチキンとサラダ、その他。もうなんというか、盛り付けがすごく美しい。サラダの色目がとてもきれいだし、またそれを盛り付けているお皿もかわいい。我が家でチキンローストをやる場合はデンっと皿の上に乗せて、お互い好きなようにスライスをするというスタイル。サラダもボールのまま出して、トングで装うといった感じ。

家を購入してから、私にはインテリアコーディネイターとしての資質はまったくないな、と感じていたところ。部屋にしろ、食事にしろ、盛り付ける・飾り付けるという行為自体が得意ではないらしい。先輩のお宅は調度品に統一感があって、とっても居心地がいい。庭も整然としている。こんな風にできたらいいなぁ。どうしたらできるようになるんやろう?

さて。
昼食でお腹を一杯にし、私たちが持っていったケーキも食べたし、コーヒーも飲んだ。先輩宅からハンター・バレーまでは1時間ほどかかるので、適当な時間に失礼しようと思っていたら、先輩の娘さんが帰宅し、先輩と娘さんとDでコンピュータ談義スタート。その横で私とお母様は世間話。それはそれで楽しかったのだけど、運転手としては日暮れも気になるし、何より夕食の前に腹ごなしのためにも歩いておきたかったので、チョイチョイコンピュータ談義のジャマをしてみた。しかし思いのほか盛り上がっており、なかなか終わらないおしゃべり。
なんだかんだで結局先輩宅を出たのは5時半だった。予想外の長居。でも先輩と話せて楽しかったのでヨシとする。

それから一路、ハンター・バレーへ。
平日の夕方に田舎へ向かう人は少ないようで、渋滞に巻き込まれることもなく順調なドライブ。6時半には宿泊所に着いた。
今回選んだ宿泊施設はロッジ。それも少しだけフンパツしてブドウ畑が見える部屋。さっそくバルコニーに出て、部屋に置いてあったボトルの白を抜いた。



ハンター・バレーは日帰りできない距離ではない。わざわざ泊まりにしたのは、私がガッツリ飲みたかったので。夕方の涼しい風に吹かれながら、牧歌的な風景を肴に飲むワインはなかなかうまい。
いつもは携帯電話を肌身離さず持つDも、このときばかりはワインを飲みながら景色を楽しんでいた。とりとめのない話もボチボチ。私たちはよくおしゃべりをする夫婦だと思うけど、こういうシチュエーションだと普段より優しく話しかけられる気がするのはなぜやろう?

そうこうしているうちに夕食の時間が来た。
このロッジを予約した理由は、おいしいと評判のレストランが入っていたので。おいしいものをしっかり食べて、おいしいワインをガッツリ飲む。これが私の退社の祝い方。お昼ごはんからろくすっぽ動いてなかったので、正直お腹の減り具合はイマイチだったんだけど、この機会を逃してたまるか!という食い意地の勝利。意気揚々とレストランへ出かけていった。

イタリアンレストラン。バルコニーにテーブルを取って、引き続き白を飲み続ける。前菜はなんやかんやの盛り合わせとオリーブ、メインにはお肉と魚料理を注文した。

どれもこれも超おいしい

幸か不幸かお店が忙しく、料理が運ばれてくるのに時間がかかった。私とDはゆっくりと前菜をつまみながらまたおしゃべり。いつもは争うように食べるので「もっとこういう食べ方をしないとアカンよねー」と話したりした。ワインも順調に飲み干し、メインが来る頃にはだいぶ酔っ払っていた。もう一本頼むにはお腹が一杯だったので、お酒も食後のコーヒーとデザートも断念してお店を出た。至福のひと時やったわ。また来たい。

5連勤明けということもあり、部屋に戻ったら倒れるように寝た。テレビも点いてたけど何が流れていたかなんて覚えてない。ちなみにDは私より先に寝た。

今朝はしっかり二日酔い。だけどあらかじめ備え付けの冷蔵庫に用意されていた朝食はきっちり頂いた。丸パンとコーヒー、オレンジジュースという内容。このコーヒーがありがちなインスタントのスティックではなく、フレンチプレスで淹れる本格コーヒー。これがうまかったー。二日酔いに効く苦さ。
昨夜はあまり気がつかなかったけど、このコーヒー以外にも少しずついろんな気配りが感じられる素敵な部屋だった。このホテルとレストラン、また戻ってこようね!と誓い合って出発。

今日の予定は特になし。ワイナリーがあちらこちらにあるので、目に付くものから適当に飛び込んだ。
Dも私もお子様舌で、辛口な白や重たい赤は好きじゃない。なので甘めでフルーティーなものを中心にチョイス。最終的にマスカット、セミヨン、メルロー、ロゼ、シラーズを購入した。シラーズだけ重ため。
いつもは安物ワインですら「お金がないからダメ!」と言ってなかなか買わないんだけど、つい財布の紐が緩くなってしまう旅先マジック。昨日がお給料日だったということもあって、気が大きくなってしまったわ。



ここは私たちがよく飲むワインの蒸留所。



チーズテイスティングできる場所が併設してたので挑戦。どのチーズもワインに合いそうで、迷った末に2種類購入。



私のテクでは伝わらないと思うけど、眼前いっぱいに広がるブドウ畑は壮観。

いやぁ、楽しんだ。

まだ行きつくせてなかったけど、二日酔いでお腹は軽くムカムカした状態が続いているし、金銭的にももう購入しないだろうということで帰路についた。ちょうど帰宅ラッシュだったけど、逆方向だったので押しなべてスムーズ。無事に夕方に到着し、先ほど洗濯を終えて足を伸ばしているところ。
退職後のぜい沢。来週からは新天地。ちょっとリフレッシュしたってバチは当たるまい。

ところで余談やけど、私は盆地にある田舎町（新興住宅地）で育っている。子供の頃の遊び場といえば、家の前の道路や公園のほかに、山や田んぼだったりした。要は天然山ガール（違うか!?）。
今は同じ田舎町でも海の町に住んでいる。田舎住まいの方が都会に住むよりしっくりくるのは間違いないけど、今回のようにどっぷり緑に囲まれると「やっぱり私の居場所は山～」としみじみ。将来お金持ちになれたら田舎に広い土地を買って、小さな家を建ててのんびりと暮らしたいわ。

さて。
まだ3日間のお休みが残っている。だけど今のところ毎日外出の予定。いきなり社交的な私。ありがたいことに、先輩や同僚が「ランチでも」「お茶でも」と声をかけてくれている。新しい仕事が始まったらしばらくは疲れ切ってそんな気分にもなれないかもしれないので、今のうちに楽しんでおく。

遊びに備えてとっとと寝よう。

心の

洗濯中。

我が田舎町から約2時間のところにあるワイナリー・Hunter Valleyで退社祝いしている。



ボトルを2本空けて、もう片目が閉じている。

ブログはまた明日。

そして最終日

本日午前シフト。5連勤最終日。やっぱり寝起きはきつい。

だけど少し早く起きた。なんてたって今日を最後に3年半お世話になった病院を去る。昨日準備したプレゼントなどをまとめて、早めに家を出た。
病棟に到着すると、忙しい夜を過ごした様子の夜勤スタッフがバタバタしていた。じゃまにならないようにお世話になったお礼をセット。

用意したものはチョコレートとペン。なんでもかんでも記録するのが仕事の看護師。あっという間にペンがなくなる。インクが切れる場合もあるし、うっかりその辺に置いておいて失くすこともある。私は看護師用のウエストポーチを着用しており、使い終えたらすぐにそこに戻すクセがついているのでめったに失くさないけど、最終日の今日に日本から持って帰ったお気に入りのペンを失くした。3色ペンでもう青しか使えなかったからそこまで未練があるわけじゃないけど、失くすとやっぱり悲しい。

30本ほど持っていき、誰でも好きなように取れるようにしておいた。そしたらひとりで3本ぐらい、しかも2回も取った人がいて（しかも全然一緒に仕事をしないのに、この日たまたま病棟に来ただけ）、それにはさすがにイラッとしたわ。

鏡は用意したのに忘れていったので、朝の休憩時間にコソコソッと帰宅して持ち帰った。貼り付ける場所がすぐには見つからなかったけど、イベント大好き同僚がなんとかしてくれるはず。

さて。
仕事は昨日とほぼ同じ患者さんを6名。うち2名が早々に退院。退院前に傷口の手当が必要だったので少々バタバタ。アシスタントさんにヴァイタルやベッドメイクはお任せして、そちらの方に集中していた。
患者さんを送り出したらやっと一息。12時ぐらいには落ち着きを見せてきた。看護記録を書いていると「スタッフは全員9番病室に集まって」と院内アナウンス。

お別れ会を開いてもらいましたー。

病室に入ると部屋がきれいに飾り付けられている。ベッドの上にはピザがどっさり。そしてみんなそれぞれの仕事で忙しいのに、こんなにたくさんの人が集まってくれた。



感激

ちなみにピザを食べる直前。手に持っているお皿が目立つなぁ。

そしてお餞別もこんなにたくさん。



食いしん坊で通っているので、食べるものに関するものがほとんどやった。

本当に本当にありがたい。感謝以外の言葉が出てこーへんわ。

お別れパーティーの後は残りの仕事をゴソゴソ。でもその間にいろんな人とお別れのあいさつも。みんな別れを惜しんでくれて、でも「新天地で頑張るのよ!」と背中を押してくれて、目頭が熱くなることもしばしば。
長く働いているスタッフが多い中、私はたったの3年半なのに、こんなにいろいろとしてもらって、私ってば本当に幸せ者。いい仲間に恵まれたわ。今回の転院が私にとって正しい決断だという自信はあるけど、この人たちの元を去るのは寂しい。

たくさんの愛情を受け取って帰路。通いなれたこの道にもう来ることはないと思っていても、にわかには信じがたい。今はまだちょっと長めのお休みを取るような気分だったりする。

家に帰ったらDがのびていた。今日の仕事がクライアントさんの体調不良で日延べになったそうで、久々の土砂降りの中、ダラリとしていたみたい。もとより期待はしていなかったけど、私の退社をねぎらうようなサプライズ的なものは何もない。それどころか「今夜はマクドが食べたいよぅ」などという。
明日は北に2時間ほど行ったところにあるワイナリーで一泊の予定。そこでおいしい食事とワインも頂く。豪華なことは明日やるし…ということで今夜は質素にすませることにした。そういうわけで、夕食はDはマクド、私はうどん。

今は観たいテレビも観終わって、まもなくベッドに向かおうかと思っているところ。いろいろありすぎて興奮した気持ちのまま日中を過ごしたけど、さすがに眠くなってきた。小旅行もあるけど、その前に人にも会うので忙しい一日になりそう。

一区切りつけて、次のステップに進む自分を少し誇りに思う今夜。幸せな気分で眠れそうやわ。

泣いても笑ってもあと2日

今日は私の木曜日。午前シフトが続いて寝起きが辛いわ…。
ここ1～2週の間に5時半に起きたら電気をつけないといけないほど暗くなった。お昼間はまだまだ暑いけど、確実に季節は移りつつある。まもなくサマータイムも終わるなぁ。

さて仕事。
今日は6名を担当。専属ではないにせよアシスタントさんも付いてくれたし、ほとんどの患者さんが少しの手助けだけであとは問題のない人たちだったので、それなりにいい朝を過ごしていた。ドクターの回診の後は少々バタバタ。

午後からは手術が7件も入っているにも関わらずスタッフ不足。そんな中、私のシフトが終わる直前にやってきた新規入院の患者さんは陰圧閉鎖療法が必要だった（やや特殊な傷口の治療の方法）。うちの病院ではこの療法はあまり見かけることがない。多分年に1回ぐらい。午後シフトのスタッフが忙しそうだったことと、次の職場ではおそらくこの手の作業は皆無なので、少しでも記憶を新しくしておこうと先輩のアシストに入った（一人でもできるけど、二人でやる方が楽）。なにせ久しぶりなのでややモタモタ。結局小一時間ほどかかって完成。今日のところは作業の手順を覚えていた。いつまで覚えていられるかなぁ。

終わる時間は大きく過ぎたけど、最後の一時間は自分のために志願で残ったので残業は申請せず。私にとっての木曜日を終えて帰宅。

帰ってからすぐに買い物に出た。泣いても笑っても明日が最後の出勤。そのための準備をチョコチョコッと。
そしたらお店で偶然同僚に出会った。この人は私よりもお祭り大好きで、季節の催しごとのたびに病棟中を飾りつける（しかも自腹）。
そんな同僚に「あらぁ。偶然～」と声をかけたらびっくりしたよな顔。動きがあきらかにアヤシイ。私もバカではないので、明日の私の最終日に何かをしてくれようとしていることはすぐにわかってしまった。向こうは向こうで「サプライズだったのにぃ…」とモゴモゴしてるし。「カートの中は見ちゃダメ!」というので、お互いに不自然な動きのまま「また明日ねー」と別れた。その後偶然に3回も出会ってしまったのだけど。同じショッピングセンターにいるんだからしゃーないよね。

私はというと、病棟に置く鏡を買った。一応客商売なので身だしなみは大切。スタッフルームから出るときに「鏡があればいいのにな」と思ったことが何度もあった。今日も仕事中にそう思ったので、これを置き土産にすることにした。ただ、ちょっと大き目のものしかなかったのよね。どこかに置くスペースがあるといいんやけど。
あとはスーパーで夕食の材料を買って家へ。

夕食は出来合いのローストチキンにサラダとパン。お腹は少々空腹だっただけで、私はもとよりDもシェフモードではなかったので簡単に済ませた（サラダは作ってくれたけど）。
あとはさすがに連勤4日目を向かえて疲れ気味なので、ソファでダラダラ。

何はともあれ。
明日がわが病院での最後のシフト。うちのトップのことは好きになれないけど、先輩や同僚は大好きだ（一部を除く）。明日はみんなでお別れパーティーをしようと言ってもらっている。「忙しくなかったらでいいよ」と言ったら、ある先輩は「あぁ、患者さんはバッドラックね!」と言い切った（パーティーの方が大切という意味で）。笑ったわ。
退社を公表してからいろんな人に惜しんでもらえている。本当にありがたい。若い頃はまったく自分に自信がなく、誰からも相手にされてないかも…と陰気な時期を過ごしたこともあった。その頃のことを思うと、今現在、少しはなりたかった自分になれているのかな、と思ったりする。

明日は何があっても寝坊するわけにはいかない。しっかり寝て、しっかり最後のお勤めをしよう。どうか忙しくありませんように。

スコーン愛がばれる

連日の夜更かしからの不規則勤務のせいで、すんごい疲れている。今日は午後シフト終わりの午前シフト。朝、きつかったなぁ～。もう、ほんとに。

お仕事。
今日は同僚とペアで患者さん11名。結果的に主に5名を担当。数名がお手洗いやシャワー等に要手助け。そしてガーゼの交換が3件あったので午前中は忙しかった。ガーゼの交換は午後に残すこともできるんだけど、3件ともシンプルなもの（消毒、ガーゼ、包帯）だったのでやっつけてしまった。病院では何が起こるかわからないから、やれることは片付けておかんとね。
お昼をまわったころにようやく落ち着きを見せてきた。看護記録を読みながら今日のあったことを記入。座って書く余裕があるほどの日曜日らしいシフトやった。

休憩時間には同僚が簡単なお別れランチパーティーを開いてくれた。勤務最終日ではないけど、今日が最後の日曜日だからという理由で。ありがたい。ほんまに。シフト制なので、もう顔を合わさない人も出てきている。“そのとき”が近づいてるんやなぁ～と切ない気持ち。

ところで。
日曜日といえば患者さんのモーニングティーに配られるおやつはスコーンだった。先週の日曜日にキッチンスタッフが「特別だよ」とわざわざ持ってきてくれたほど、私がこのスコーンを楽しみにしていることはよく知られている。先日もキッチンスタッフが「今度の日曜日（すなわち今日）にも残しておくように言っておくからね」と言ってくれたので楽しみにしていたところ、どうやらスコーンは隔週でくばられるおやつに変わっており、今日はバニラスライスだった。スコーンではないのであまりものの供給もなし。無念。だけど先週食べられたのでヨシとする。

こんな感じで食べることが大好きなのは自他認めるところなんだけど。

昨日の当直のドクター。普段はとっても無口。私たちの軽口にも参加せず、やるべきことを済ませたら去っていく（当直のドクターは2時間ごとに各病棟を回ることが義務付けられている）。でも仕事はきちんとするし、患者さんへのあたりはいいし、何より看護師の意見によく耳を傾けてくれる。スタッフの間でも大人気。私もファンのひとりで、何かと話しかけてはおしゃべりを楽しんでいた。特に新人の頃にたくさん話を聞いてもらい、またアドバイスももらって精神的にすごく助けられ、本当にこのドクターと出会えたことに感謝している。偶然にもDとも出会ったことがあり、Dも「いい先生だねー」と言うほど。
さて。
こんな感じで大変お世話になったので、お礼にカードとチョコレート、粗品を持って休憩中に当直の部屋を訪れた。ひと通りのあいさつを終えて、またどこかで会いましょうと話して部屋を去ろうとすると、「僕からもお餞別があるんだ」といって封筒をくれた。「キミとD君が楽しんでくれるといいけど」。休憩終わりだったのでそのままかばんにしまい、仕事を終えて帰宅してから開けた。

ハイティーへの招待状。

スコーンがとってもおいしいお店ですって。

ウケた。あの無口で、周囲に無関心そうに黙々と仕事をしているドクターですら私のスコーン好きを知っている。私は一度もドクターに「スコーンが好き」なんて言ったことはない。おそらく毎週のように「スコーンおいしー」と大騒ぎしている姿を見られていたんだと思う。ちょっと恥ずかしい気もするけど、まぁ“食い意地張った看護師”という印象を残すのも私らしいかな。
このハイティーのお店は我が家から車で30分ほど。退職して、新しく仕事を始めるまでの間にいけたらいいな、と思ってるけどどうかな。

ところでこんなにスコーン、スコーンと連発しておいてなんやけど、私はスコーンが好きなわけじゃない。“うちの病院で出す”スコーンが好きなのだ（マクドのカフェのスコーンも許容範囲）。このハイティーでその気持ちも変わるかな?　楽しみや。

さて。
明日も午前シフト。そろそろベッドタイム。帰宅後に気がついたら少し寝てしまっていた。Dとしゃべっていたはずやのになぁ。疲れが溜まっているらしい。泣いても笑ってももう2つ。感謝をこめてしっかり働こう。だからしっかり寝よう。

そして.…

今朝は久々に二日酔い。なぜなら。



昨夜は冷酒をキメたので。

焼酎はそうでもないけど、日本酒を飲むと酔うので日本にいるときからあまり飲まなかった。しかし昨日の和食レストランに置いてあったのは日本酒のみ。なので我が地元の名産・山田錦をいただいた。

うめ～。

いつもはガツガツ食べる大飯食らい夫婦も昨夜はスローダウン。枝豆、冷や奴、刺身盛り合わせ、唐揚げをアテにチビチビ。Dも一緒に飲んだけど、珍しく私の方がハイペース。
最後はカルフォルニアロールで〆。

至福。

もう少し飲もうかと思ったけど、酔い始めたことを自覚したので自重。翌日も仕事だしさ

昨日書いたように、初めてこのレストラン訪れたときの印象はイマイチだった。だけど昨日は楽しんだ。唐揚げが美味しかったなぁ。値段が高いのはしゃーないけど、近所でこんな居酒屋気分が楽しめるなら、たまにはいいかも。

昨夜帰宅後は眠気と戦いながら、ロバート・ダウニーJr.の「シャーロックホームズ2」を観ていた。ちゃんと最初から最後まで見たのは初めて。コメディの要素もあって、面白かったわ。ロバート・ダウニーJr.好きだ。

でも映画の後は爆睡。連日の寝不足もあって、倒れるように寝た。

寝て起きた今、まだちっと気分が悪い。ソファでウダウダしている。
Dが洗濯物を干してくれている。手伝いに行かねばー…と思いつつ、動きたくないので、ブログを書いている。

そろそろ終わりそう。ヨシ、手伝いに行こう。