しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

安いから売れる

2011年01月28日 | Weblog
百円均一=百均は日本の小売り業界の奇跡と言われている。

最大手のダイソー〔正式名:大創産業)は100円という超破格的価格の商品を扱いながらも2009年度〔2010年3月期決算)で3414億円の売上げを達成した。

店舗数は国内2570店、海外にも550店出店している。業界2位のセリアが762億円〔999店舗)と比して圧倒的な力量差がある。
全体市場規模は6000億円だそうだから全体の6割を占めている。2000年9月、日本型ディスカウントストアの元祖.ダイエーが88円均一商品を発売すると発表し、全国270店舗に「88円コーナー」を設置した。
結果はダイソーの完勝、ダイエーの完敗に終わった。

ダイエーはダイソーとの競争を88円と100円の価格競争力の対決と錯覚し、ダイソーが決して100円の低価格商品ではない何かを売っている事実を看過していた。
価格が安い88円のダイエーが勝ると考えたダイエーな敗因は別にあった。

ダイソーは決して低価格商品を売る安売り企業ではなかったのだ。
5000円の商品が100円に変わった事に驚きと喜び。9万点のアイテムの商品が提供する感動のストーリーを味わった消費者が出口から出たときに感動のストーリーを楽しんだ後、尚自分の手にダイソーの商品が残っていることに気づき、幸せを感じる。
映画館以上のエンターテイメントを感覚的に知ってもらうことを目的としたポリシーがあったのだ。
無数の商品が語りかけるエンターテイメントを提供するためダイソーは命をかけて動いた。
矢野社長のワンマン経営哲学。逆説的なマーケッティング手法が常識的なダイエーの経営哲学を葬り去った例となった。

日本の主婦らに絶対的な支持を得たダイソーの威力はまだ続きそう。
流通科学大学 商学部 崔教授 論文要約

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
re愛子さん (コーチャン)
2011-01-29 06:00:26
小生の一坪書斎、見渡せば「百均」で買った商品で溢れていました。「安かろう悪かろう」の品質でない。目の肥えた日本の消費者が求めた
商品群。この数多くの価値ある商品を提供する努力に脱帽です。^^
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百均 (愛子)
2011-01-29 00:33:53
ダイソーは100円ショップの中でも品揃えは多いですね。
私も良く行きますよ。

安いから、とついつい買い過ぎてしまうのが難点ですが。。。。
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Unknown (コーチャン)
2011-01-28 21:22:29
本日も百均で買い物しました。自転車のベル買いました。毎日乗るチヤリのベルが鳴らなくなっていました。新品で「100円」です。
家庭用品、文具、大工用品、カー用品、日用品、御菓子類、なんでもあります。所狭しと並べられ、ここを見てから他を見ます。
今日も大変な人出。レジも混んでいました。
^^
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