40年通った理髪店。突然入口のシャッターが降りていて、貼り紙がしてあった。「この場所で営業させていただいた当店は 月末をもって閉店いたしました。長いご利用ありがとうございました。店主」
これだけで突然、長い付き合いのあった理髪店を締め出された事件からひと月。先日、この店のオーナーとラーメン店でばったり会った。どうしたのか?と質問。この理髪店のオーナーは最盛期には市内に5店舗を持つ理美容界の有名人であった。
小生とは小中学校の同級生のよしみがある。
夫婦、親戚で多くの店を営業してきたが、昨年、青山の奥さまの営業していた美容室も閉めて、駅前で最後までやっていた店も閉じたとのこと。理由としては、そろそろ余生を楽しむ時期にきたから。そんな印象だった。残す事業は不動産業をほそぼそと。という状況らしい。従業員は?と聞くと、みなそれぞれ、関係筋に就職できた由。
40年通ったのに、店長から一言も事前の話がなかった事にはオーナーは笑うだけだった。
せめて、店に貼り紙でも事前に出しておいてほしかった。店長の事情だったかも。
疑問が少し残ったが、消息と閉店事情がわかった事は少し安堵した。