母の49日法要を終えた。
かなりの雨模様の天気の中での49日法要だった。
納骨も傘をさして行った。骨を収める墓石はかなり重い。少々の力自慢の小生でも少し苦労した。
骨箱から手つかみで納骨スレートに移し、墓の小窓に落とし込む。もう何体分も収まっている墓だ。小生も恐らく将来はここに納まる。今年の卒塔婆は又、1本増える。
頭の骨を収めた遺骨容器は本山に安置するまで本堂に預かっていただくことにした。
来年迄に出向いて父の遺骨の隣に納めようと思う。
親戚は最小限に抑えた。平日に行った理由にもよる。菩提寺の住職の予定で土日の実施が難しかったこと、当方の事情もあった。
平日に行うと親戚、家族にも会社勤め等で負担のかかる人が出てくる。年休の取りにくい人がいる。小生の子供、親戚の子供にもいた。契約社員(非正規雇用)の身分で年休の権利が発生していない家族がいるのだ。
通常1年以上連続した雇用形態がないと非正規雇用のパート職員は年休が無い。けっこう責任ある仕事のラインに組み込まれているのに、休むと「欠勤」の烙印を押されて次期更新契約期に「契約止め」通告を受ける恐れすらある。
かくして今回の小生の母の49日法要はわずか7名の規模だった。
利点もある。お斎の会場を自宅で行えた。仕出し料理屋に手配して自宅へ料理を運んでもらえた。自宅でのお斎の方がリラックスして談笑できる。ビール・ワイン・ウイスキー。お茶にコーヒー。2時間以上かけて平服に着替えて談笑できた。
料亭でのお斎では平服でくつろぎ談笑するには少々気苦労も伴う。自宅では遺品確認、法要終了挨拶とお返し品の手渡しが可能となる。いろいろ思い出話も料亭よりは雰囲気が良く、リラックスできた。
お酒の飲めない家族に遠隔地から来ていた親戚の汽車時間に合わせて送る手配も無駄な時間が無かった。
かくして4時間に及ぶ長いお斎が自宅で行えた。祭壇を取り払い、行灯を整理して、仕出し料理も回収に来た。
終わった!。風呂に入って爆睡した。