政治家は答弁の仕方を知っている。記者の執拗な質問に答える術を知つている。若い人は質問にはダイレクトに答えがちだ。老練な政治家はダイレクトに答える事はほとんどない。答える場合でも答える時期を計っている。小池知事の発言を見よう。記者の質問には別の答え方をする。知事をやめて国会議員に立候補するのか?と聞けばそのような事は申し上げた事はありません。と答える。イエスかノーかの答えにならない。恐らく民進党の前原代表との交渉でもはっきりとした議員受け入れを約した事はないのだろう。若い前原と老練な小池の話術の差が出た。リベラルの意味。保守。との意識の差。民進党のマニュフェストと小池の考える希望の党のマニュフェストは恐らくかなり違う。決して妥協できない一線がある。オブラートに包んで味をわからなくして飲み込むと胃の中で毒素を出して吐き出すことになる。小池はそう思っている。ダイレクトな答え方をしない相手と交渉するときは文章化した覚書を交わすべきだ。秘密の交渉事だけで代表の一任とした甘さが後で露呈する。3割は無所属で出ざるを得ないだろう。落選候補と目される。1次候補は50人。小池派だ。2次候補が前原派だ。3次候補は公認でなく、推薦候補となるかも。当落線上になりそう。無所属で出る旧民進党の候補。恐らく全滅だろう。前原も落ちたらどうなる。比例で拾われる順番が重要。民進党の金と引き換えに比例順位が決まる。水面下の交渉は老練の小池に分がある。希望の党の要職は1次発表の候補が中心となるだろう。前原の答弁の甘さはこれからも旧民進党の議員からつきあげられそう。公示前に一波乱ありそう。
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民進党の分裂が進むと自民圧勝の公算が
高まる。