手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

新アララギ福島歌会に参加

2012年06月28日 | トピックス
6月24日(日)に福島市アクティブシニアセンターで「新アララギ福島歌会」があり、手賀沼アララギからは今野が出席しました。

講師は雁部貞夫先生で、東京や横浜、新潟、仙台などからの参加者も含めて48名の出詠でした。

震災から1年と3か月、福島の歌人は震災や原発を歌う人がどうしても多くなります。
今回の48名の内、26名が震災や原発に関連した歌を出していました。

前日は地元の出席者との懇親会、大いに交流を深めることができました。
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講師・雁部貞夫先生の歌(2012年6月)

2012年06月16日 | 講師の作品
新アララギ 2012年6月号より

・維新政府を転覆させむと企てし会津藩士の跡訪ねゆく  明治九年思案橋事件
・下町育ちの吾にも判らぬ思案橋江戸の切絵図眺めてをれど
・江戸の世に船宿あまたありしといふ思案橋あたりか高速道の蔭に
・繭玉を社の榊にかけ並べ何祈りしやビルの狭間に
・橋の位置はおほよそここか人形町と小網町の接する辺り
・株屋らしき四、五人煙草を喫ひゐたり快生軒にてコーヒー飲めば
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講師・吉村睦人先生の歌(2012年6月)

2012年06月16日 | 講師の作品
新アララギ 2012年6月号より

・そのめぐりに清きかをりを保ちつつ咲きつづきゐる駿河台匂ひ
・朝の日のさし来し時にややしるく駿河台匂ひはかをりを立てぬ
・五本づつ長き花梗(はなくき)をのばしゐて大き白花下向きて咲く
・鳥が種を落としゆきしか屋上のプランターに芽生えてゐたり
・この花の咲きゐる時に生まれ来てはや五度(いつたび)を迎へし幼な
・夜遅くベランダに出でて来し時に清きかをりの淀みてゐたり
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講師・雁部先生の「雁部貞夫歌集」出版

2012年06月16日 | トピックス
砂小屋書房より現代短歌文庫「雁部貞夫歌集」が出版されました。
雁部先生は当短歌会の講師であり、新アララギの選者でもあります。

この本には今まで上梓された歌集『崑崙行』『辺境の星』『琅かん』『ゼウスの左足』の抄録の他、歌論やエッセイについても収録されています。

     
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飛騨高山の山上歌会に参加しました。

2012年06月15日 | トピックス
6月9日(土)に飛騨高山の文化伝承館で「山上歌会」が開催されました。
講師は新アララギ選者であり、わが手賀沼アララギ短歌会の講師である雁部貞夫先生です。

参加者は高山を中心に18名。東京や千葉からも4名参加しました。
手賀沼アララギ短歌会からは今野が参加しています。

その他、オブザーバーで角川学芸出版の杉岡中さんが出席。
杉岡さんは歌会の最後に自分で作曲した曲を弾きながら故河野裕子氏の歌と雁部先生の歌とを朗読しました。

夜は市内の「角正」で懇親会でした。

      
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2012年7月の歌会はありません

2012年06月15日 | 歌会の概要
7月は新アララギの全国歌会があるため、手賀沼アララギ短歌会はお休みです。

次回は2012年8月12日(日)となります。
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会員の作品(2012年5月)

2012年06月15日 | 会員の作品
三谷和夫:市史研究の十余巻は永久に伝ふべし友のうつし身かくるといへど(新アララギ2012.5)
佐々木フミ子:基準値に数値ぎりぎりの庭芝にロゼットとなりて春待つ蒲公英(新アララギ2012.5)
関澤喜久子:音楽会終へて利根の土手に見る残れる朱に遠き影富士(新アララギ2012.5)
細田雄子:四肢は朽ち金箔はだらに横たはる狛犬に見き口中の丹の色(新アララギ2012.5)
松本ゆき:あの笑顔あの声あの仕草忘れ得ず懸命に生きし友恵よゆっくりおやすみ
木村和子:吹き荒びしつめたきひと日夕暮れて三日月も木犀も金星も冴ゆ(新アララギ2012.5)
千葉照子:描(か)き出して意図消えぬ内に筆を置くセザンヌの絵は塗り残し多し(歌会2012. 5)
坂巻志津江:野蒜(ノビル)をつちかふと詠まれし幸一先生を憶ひつつ庭ののびる抜きをり(歌会2012. 5)
須田博:歌会の最中に放送ありて黙祷告げぬ三月十一日二時四十六分(歌会2012. 5)
今野英山:人情噺「雪の瀬川」に涙せり花魁の心に入れこみ過ぎか(新アララギ2012.5)
高橋毬枝:凍てし日の園のめぐりを一列に芝生起こしぬ土竜棲みゐて(新アララギ2012.5)
小熊宗克:物こわす震災には復興の望みあり心をこわしし原発の事故(歌会2012. 5)
山崎日出男:都落ちと言ひて友は金沢へ赴任せり古希を過ぎても未だ還らず(歌会2012. 5)
岸野トモヱ:一週を別に住まいして帰り来れば椿の花の満開となりぬ(歌会2012. 5)
金井加代子:この町も高齢化して行き交ふ人杖つき押し車頼り行く人多し(歌会2012. 5)
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