手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

会員の作品(2021年6月)

2021年07月13日 | 会員の作品
三谷和夫:奈良時代に国分尼寺を見し民の何思ひけむ野に働きて(新アララギ2021.6)

佐々木フミ子:定年後二十年過ぎしかパソコンに将棋する夫と物読む我に(新アララギ2021.6) 

千葉照子:襲撃を腑に落ちぬまま挙行して切腹せずに逃げ往く首領(ドン)は  森鷗外『大鹽(おほしほ)平八郎』(歌会2021.6)

今野英山:ダム望む無料展望台とはふざけるな吾らの税金無駄に使ふな(新アララギ2021.6)

高橋毬枝:白梅が紅梅が香る静けさに訳なく悲しみ込み上ぐるなり(新アララギ2021.6)

麦島和子:*枯草を押しのけ出でしイヌノフグリ青き小さき花畔に咲く(新アララギ2021.6)

岸野トモヱ:*病弱な子に効くといい母はよくどくだみ入りのお茶送りきぬ(歌会2021.6)

大倉康幸:*西の空明るくなればもう止むと雨の降る中我走り出す(新アララギ2021.6)

相川盈子:*田を鋤きしトラクターより落ちし泥道に続きて春近づけリ(新アララギ2021.6)

宮本通代:かつちやんの孫祝ひの日だつたね忘れないよとご近所さんのこの日の挨拶 3.11(歌会2021.6)

丸山さち子:*マスクして念入りに手を洗う日々感染者数に追い詰められて(新アララギ2021.6)

鈴木英一:どの木々も堅き樹皮から若芽出でみづみづしさに力を貰ふ(歌会2021.6)
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講師の歌(2021年6月)

2021年07月13日 | 講師の作品
新アララギ 2021年6月号より

雁部貞夫先生(新アララギ代表)
・実朝の「けけれあれや*」の歌思ふ箱根の湖(うみ)も吾も昏れつつ  *「けけれ」は「心」の意
・精密検査をうけよと人は言ひくるる遠慮しておくノリ・メ・タンケル*  *さわるなかれの意

今野英山 当会代表(新アララギ選者)
・八ッ場ダムに溢るるばかりの水たたふ洪水調整これではできぬ
・洪水を防ぐダムだと触れまはる渇水の夏には空にしておけ
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