手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

講師・雁部貞夫先生の歌(2013年8月)

2013年08月12日 | 講師の作品
新アララギ 2013年8月号より

・『戊申之役戦死者人名録』を示しつつ君はのたまふ「ご先祖様を探しなされ」と
・何人(なんぴと)の伝へ呉れしや戊申戦の父祖の戦死の場所、年月日
・白河の戦に愚庵の父も行方絶つそれより流浪の彼の一世(ひとよ)か
・米沢藩に援軍拒まれ自刃せり堀粂之助三十一歳
・米沢の町の外れに墓一つ援軍を乞ひて果さず腹切りし人
・草むらに埋もれし石は大方武家の墓小さきに刻む「夢幻童子」と
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講師・吉村睦人先生の歌(2013年8月)

2013年08月12日 | 講師の作品
新アララギ 2013年8月号より

・われよりもひと回り若き君なりしに同じ病に倒れたまひぬ (笹原登喜雄氏)
・食へと言ひ送り呉れたる山百合に蕾のつきて面影の立つ
・私立高校の教頭を共にしてをりて自づから心通ひ合ひたり
・札幌に君居るといふそれのみに心強く思ひたりしものを
・自動車を駆りて道一うまいといふラーメン屋にも連れて行って呉れき
・支笏湖のほとりの崖の上なりき垂れて咲きゐきサビタの白花
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明治記念総合短歌大会に入選

2013年08月12日 | トピックス
明治神宮春の大祭奉祝の「明治記念総合短歌大会」が開催され、
手賀沼アララギ短歌会の会員では、以下の歌が佳作に入選しました。

須田博(我孫子市)

・新聞に載らなくなりても原発の反対集会官邸前に集ふ
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朝日新聞千葉版歌壇掲載作品

2013年08月12日 | 会員の作品
8月7日の朝日新聞千葉版「歌壇」(秋葉四郎選)に会員の次の作品が選に入りました。

柏市 大倉康幸

・まだ人を恐れることを知らぬのか小雀(こすずめ)目前を平然と歩く

なお掲載はこの日の第一首目であり、選者の秋葉四郎氏から「庭にくる小雀(春に生まれた雀)、幼いから危険を知らないのだと見て、詩情になる。あるいは作者の身辺には同じように危ない孫の存在があるのかもしれない、などとも思わせる。身近な素材だからこそ暗示性も高い」

といった評価を得ています。
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2013年9月歌会のお知らせ

2013年08月12日 | 歌会のお知らせ
開催日  平成25年9月8日(日)午後1時~4時30分
会 場  手賀沼湖畔 アビスタ第3学習室
講 師 「新アララギ」選者 雁部 貞夫先生
内 容  短歌作品の批評、添削指導
会 費  1500円/月

参加希望者は8月29日(木)必着で歌稿(短歌3首)を詠草担当者(今野)まで提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌三首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆雁部先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の編集委員・選者です。登山家としても知られています。2011年、歌集「ゼウスの左足」で島木赤彦文学賞を受賞しました。
☆見学希望者は下記にメールしてください。
teganumaararagi@goo.jp 手賀沼アララギ短歌会
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会員の作品(2013年7月)

2013年08月12日 | 会員の作品
三谷和夫:手児奈姫をまつるみ堂の庭ひろく今日女童らの跳びはね遊ぶ(新アララギ2013.6)
佐々木フミ子:もう友の声なき集ひか会報のキー打つ夜更け指先の冷ゆ(新アララギ2013.6)
細田雄子:携へし旨酒の「美少年」口切りてなみなみと献杯す幻の君に(歌会2013.6)
木村和子:大津波に流されし家々は土台のみそのをちこちに菜の花の咲く(新アララギ2013.6)
今野英山:日中の戦(いくさ)にキャパの撮りしものナチスと結びし日本の残虐(新アララギ2013.6)
高橋毬枝:おほるりのわが前をすいと横切りて乙女椿の花に潜めり(新アララギ2013.6)
大倉康幸:集団とマイペースとの狭間にてときおり我は迷いていたり(歌会2013.6)
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講師・雁部貞夫先生の歌(2013年7月)

2013年08月12日 | 講師の作品
新アララギ 2013年7月号より

・旋盤の歌を倦むなく詠みつづけ綾部に生きし八十余年 悼新宮美恵子刀自
・「磨く」か「洗ふ」か米を巡(めぐ)りし小論争妥協せざりし君なつかしく
・早起きして谷々に湧く霧見よと教へくれたる人も身罷る
・亡き君を語れば不意に泪出づ宮地氏草子氏語りゐし家 平岩不二男氏を偲ぶ
・この家の二階にしばしば酒酌みき下戸の不二男氏寝ねたるのちに
・馥郁としてコルドン・ブルーは香に立てり眠らむ前の一杯(ひとつき)の酒
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講師・吉村睦人先生の歌(2013年7月)

2013年08月12日 | 講師の作品
新アララギ 2013年7月号より

・妻とする農をやさしく歌ひゐる君の歌読む時も忘れて 川井正久歌集『秋風嶺』
・浮き笛を直す手のそば泳ぎゐる子負ひ虫を歌ふ歌あり
・罠にかかりし猪の母が瓜ん坊らに最後の乳を飲ませると歌ふ
・北朝鮮にて教へし子らを思ふ歌教育に分け隔て無きを示せり
・行き来出来ずなりし北朝鮮を思ふ歌教へし子らを気づかへる歌
・資料館の勤務をしつつ見学者とともに学ぶといふ歌のあり
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会員の作品(2013年6月)

2013年08月12日 | 会員の作品
三谷和夫:ポーランド語一語も知らずアウシュヴィッツに日本人二人にて旅せり汝は(新アララギ2013.6)
佐々木フミ子:古希すぎし集ひに女性はみな元気茶髪銀髪むらさきの髪(新アララギ2013.6)
細田雄子:作風はいたく変れど「練上」の技よくぞの思ひに眩しみて立つ(歌会2013.6)
松本ゆき:エベレスト登攀のリーダーは知人なり我叫びたし空に向ひて  倉岡裕之氏(歌会2013.6)
木村和子:「原子力は明るい未来のエネルギー」荒廃の町に残る看板(新アララギ2013.6)
千葉照子:我孫子にてパン屋を営み十一年パン種仕込む君は夜更けに(歌会2013.6)
坂巻志津江:「精ちゃんは今どこよ」と母の声上海にパリに裸婦画きゐき(歌会2013.6)
須田博:関東のひとつ残しと俗に言ふ互ひに見詰むる草餅一箇(歌会2013.6)
今野英山:四時間を語りあひしは歌のこと原発のこと終(つひ)の別れに 佐藤祐禎氏(新アララギ2013.6)
高橋毬枝:似顔絵入りの生産者名に馴染みきて今日は春菜さんの菜の花を買ふ(新アララギ2013.6)
小熊宗克:阿蘇火山周辺にある避難壕阿蘇は常在戦場なのだ(歌会2013.6)
山崎日出男:何時しかに青田と為りし新田の早苗掠めて燕飛び去る(歌会2013.6)
岸野トモヱ:ピチュピチュとしゃべるつばくろどこへ行く待つ子らの餌見つけられしか(歌会2013.6)
大倉康幸:どこまでも続く海岸通り抜けゲートブリッジはるばる渡る(歌会2013.6)
小那覇暁美:生きにくい世の中なのねあなたには顔に貼りつく不満の文字が(歌会2013.6)

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2013年8月歌会のお知らせ

2013年08月05日 | 歌会のお知らせ
開催日  平成25年8月11日(日)午後1時~4時30分
会 場  我孫子北近隣センター並木本館(我孫子駅北口より東へ徒歩約10分)
講 師 「新アララギ」選者 吉村 睦人先生
内 容  短歌作品の批評、添削指導
会 費  1500円/月

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌三首を提出すれば批評・指導が受けられます。

☆吉村先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の代表です。開成高校教頭・青稜高校校長を歴任するなど教育者としても知られています。

☆見学希望者は下記にメールしてください。
teganumaararagi@goo.jp 手賀沼アララギ短歌会


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