手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

2013年6月歌会のお知らせ

2013年05月22日 | 歌会のお知らせ
開催日  平成25年6月9日(日)午後1時~4時30分
会 場  我孫子駅前(南口) けやきプラザ8階 第1会議室
講 師 「新アララギ」選者 雁部 貞夫先生
内 容  短歌作品の批評、添削指導
会 費  1500円/月

参加希望者は5月30日(木)必着で歌稿(短歌3首)を詠草担当者(今野)まで提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌三首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆雁部先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の編集委員・選者です。登山家としても知られています。2011年、歌集「ゼウスの左足」で島木赤彦文学賞を受賞しました。
☆見学希望者は下記にメールしてください。
teganumaararagi@goo.jp 手賀沼アララギ短歌会
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会員の作品(2013年4月)

2013年05月22日 | 会員の作品
三谷和夫:父母も祖父母も東京を知らず身まかりぬ東京駅をおろおろ歩む(新アララギ2013.4)
佐々木フミ子:いつよりか鐘の音聞かず年の夜を星空ゆるがし花火の上がる(新アララギ2013.4)
細田雄子:七とせ前義経寺に触りし円空仏寺の翁の面わ思はす 青森・蟹田(歌会2013.4)
松本ゆき:内定のありしと孫の挨拶に黙し待ちゐし日々を思へり(歌会2013.4)
木村和子:夜勤の子に渡しそびれし年越そばそれにてひとりの年を越したり(新アララギ2013.4)
千葉照子:鋭敏さ器用さユーモア備ふる人のひたすら狡(ずる)きに愛着ありき(歌会2013.4)
坂巻志津江:「先生、さん、君(くん)」といふ順序ありて川本君は吾が父なりき(歌会2013.4)
須田博:上野駅就職帰省に賑はひし十三番ホーム今は閑散(歌会2013.4)
今野英山:安達太良も東京の空も見えぬ地に智恵子を描きしスケッチ幾つか 花巻高村山荘(新アララギ2013.4)
高橋毬枝:閖上港に漁船囲みて「なぢよかかるさあ」と笑み合ふ男の日焼け逞し(新アララギ2013.4)
小熊宗克:靖国の夜散るさくら身もだえし無駄な戦死を嘆きゐるべし(歌会2013.4)
山崎日出男:谷津奥の竹藪に咲くやぶつばき目白は飛べど訪ふ人も無し(歌会2013.4)
岸野トモヱ:知らぬまに息をひきたる猫抱けばまだぬくもりのありて悲しき(歌会2013.4)
大倉康幸:血圧が急に下がりて父は逝く穏やかな春明け方近く(歌会2013.4)

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手賀沼湖畔の「文学掲示板」、10月は当短歌会の作品です

2013年05月22日 | トピックス
手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2013年10月は手賀沼アララギ短歌会の歌が6首掲載されます。

・クリスマスにも誕生日にもケーキなし息子自立して別に住まへば(我孫子 岸野トモヱ)
・活きの良きやりいか刺身に捌きたり一口喰みて頷きあいし(柏 麦島和子)
・雪被るさざんかの花はなほ赤く遠忌の読経流れる庭に(我孫子 山崎日出男)
・白ワイン送りましたと嫁の声電話に明るく山梨よりと(我孫子 松本ゆき)
・池の瀬に置かるる石と石の間を背鰭覗かせ鯉泳ぎゆく(松戸 千葉照子)
・池の辺に水鶏の来ると人寄せしあにに親しみて父も訪ひにき(柏 尾上渓子)
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講師・雁部貞夫先生の歌(2013年4月)

2013年05月22日 | 講師の作品
新アララギ 2013年4月号より

・五十幾年すぎしはまことか玉川奥沢町「戦後アララギ」の跡訪ねゆく
・リップ・ヴァン・ウィンクルの心となりて徘徊す見覚えのなき路地いく筋か
・覚えある煙草屋一軒今もあり主(あるじ)出で来て「五味邸知る」と
・建て変り「五味信三」の名を掲ぐ庭にはポポーの茂りもありて
・かの頃のアララギ小僧のなれの果て歌に苦しむその日の如く
・讃岐伊予ふた国かけて行かむとす逝きし人々を心に今日は
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講師・吉村睦人先生の歌(2013年4月)

2013年05月22日 | 講師の作品
新アララギ 2013年4月号より

・外灯の光の中をよぎる雪過ぎし思ひを蘇らしむ
・一週間前に降りたる雪にしていまだ残れる塀沿ひの道
・山に履きし厚き靴下をわが履きて足あたたかく今夜も眠る
・三弁づつ並ぶ花片のいとしかり誰が名付けしか掃き溜め菊と
・わが思ひのごとく外にあらはるることなく咲ける小賀玉の花
・うなたらし咲くは何の花ならむ帰りに再び寄りてわが見む
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2013年吟行会(我孫子 杉村楚人冠記念館周辺)

2013年05月22日 | トピックス
5月17日(金)に毎年恒例の手賀沼アララギ吟行会を行ないました。
場所は我孫子にある杉村楚人冠記念館と白樺文学館です。

杉村楚人冠は明治から昭和にかけて朝日新聞社で活躍した国際的なジャーナリストです。多くの文化人との交流の中で、白樺派の文学者などと同様我孫子に居住していました。「アサヒグラフ」発刊し、アメリカの漫画文化を日本に取り入れたのも楚人冠でした。
最近では大逆事件で処刑された菅野すがが、幸徳秋水の無実を訴える針文字の手紙を楚人冠あてに出していたことでも話題になりました。
住居と広い庭園が公開されています。

白樺文学館は、我孫子に居住した武者小路実篤、志賀直哉、バーナードリーチ、柳宗悦などに関する直筆の資料などが展示されています。
特筆は、嘉納治五郎がロダンから直接もらった「鼻のつぶれた男」の本物の展示です。

午後1時から3時までは、即詠による歌会を開き、活発な議論が交わされました。
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