手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

現代万葉集掲載作品

2013年10月28日 | 会員の作品
日本歌人クラブが発行する「2013年度 現代万葉集」に当短歌会から以下の作品が掲載されています。

講師 雁部貞夫先生
・幾十度(いくそたび)この海峡を渡りしか時には甲板(デッキ)にワンカップ飲みて
・妻在らば金の不自由なかりしと宮地氏語りき旅の宿りに
・わが妻の飯(いひ)をよそひし島の朝「一寸やけるね」と本音の如く

須田博
・長生きの秘訣を問はば友答ふ気配りをせず気儘に生きると
・地デジ化にテレビ番組増えたれどリモコン操作に老いは戸惑ふ
・いさぎよく一瞬にして散る花火我が終命もかくあらまほし

今野英山
・駅前の通りも路地もみな狭く狭さが人を恋しくさせる
・室外機の唸る音下水の流るる音都心の古きビルの狭間に
・立ち並ぶビルの幾つか幻ぞ耐震基準に照らして見れば
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現代短歌セミナー仙台に参加しました

2013年10月17日 | トピックス
平成25年10月14日(月)に日本歌人クラブ主催の「第14回現代短歌セミナー仙台」開催されました。
当短歌会からの出席は、千葉照子・今野英山の2名です。

このセミナーの選者の一人として、当短歌会の講師・雁部貞夫先生が参加され、トーク・セッション「短歌実作上の工夫」のスピーカーでもありました。

日本歌人クラブ会長の秋葉四郎氏と歌人・三枝昴之氏の対談「歌人達とみちのくの風土」では、東北出身であり日本を代表する歌人である斉藤茂吉と石川啄木を取り上げ、大変内容のあるものとなっていました。

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手賀沼湖畔の「文学掲示板」、2月は当短歌会の作品です

2013年10月17日 | トピックス
手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2014年2月は手賀沼アララギ短歌会の歌が6首掲載されます。

・池の辺に水鶏の来ると人寄せしあにに親しみて父も訪ひにき(柏 尾上渓子)
・食べ物の放射能汚染広がるとも店頭の品信ずるしかなし(取手 木村和子)
・二百キロ彼方の事故は五坪なる吾の畑に死の灰降らす(柏 今野英山)
・白鳥の不意に現れし霧の中かのバレエ曲の幻聴しばし(牛久 佐々木フミ子)
・線量計名札のごとく胸に下げ福島の子らは束の間を遊ぶ(我孫子 須田博)
・鉄道の顕彰碑を建てて十年その頃を知らぬ友らも集へり今日は(我孫子 三谷和夫)
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2013年11月歌会のお知らせ

2013年10月17日 | 歌会のお知らせ
開催日  平成25年11月10日(日)午後1時~4時30分
会 場  手賀沼湖畔 アビスタ第5学習室
講 師 「新アララギ」選者 雁部 貞夫先生
内 容  短歌作品の批評、添削指導
会 費  1500円/月

参加希望者は10月31日(木)必着で歌稿(短歌3首)を詠草担当者(今野)まで提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌三首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆雁部先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の編集委員・選者です。登山家としても知られています。2011年、歌集「ゼウスの左足」で島木赤彦文学賞を受賞しました。
☆見学希望者は下記にメールしてください。
teganumaararagi@goo.jp 手賀沼アララギ短歌会
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会員の作品(2013年9月)

2013年10月17日 | 会員の作品
三谷和夫:何となく朝に腑抜けの思ひせり大き一つ事無事なし終へて(新アララギ2013.9)
佐々木フミ子:今あらば如何に論ぜむ楚人冠脱原発を憲法九条を(新アララギ2013. 9)
細田雄子:病み伏せばテレビはつけし儘に過ぐ傍へに人ある安らぎに似て(新アララギ2013. 9)
松本ゆき:孫ぬりし紅き爪にて街行くに知らぬ人にも声かけられぬ 八十六才始めてのマニキュア(歌会2013. 9)
木村和子:広きひろき工場内にただ二人表示板見つめ監視してをり(新アララギ2013. 9)
千葉照子:雨降りてバジルは俄かに育ちよし柔き其の葉を朝摘みたり(歌会2013. 9)
須田博:だだだだとエスカレーター駈け上る若者目で追ふ老い人我は(歌会2013. 9)
今野英山:金箔の門をくぐれば落ちつかぬこうゆうものかロココといふは  スタニスラス広場(新アララギ2013. 9)
高橋毬枝:公園にくうくうと呼ぶ鳩幾羽寄りてベンチに寂しさ分つ(新アララギ2013. 9)
小熊宗克:軍歌とは勇ましきものと思ひしに遊就館に悲しく聞きぬ(歌会2013. 9)
山崎日出男:何時しかに谷津田に稲穂うな垂れて行く夏の朝の風にゆれたり(歌会2013. 9)
麦島和子:早朝の露天のいで湯に浸りたりあふれ流るる湯音の響く(歌会2013. 9)
岸野トモヱ:ふるさとの地蔵祭りが甦える忘れていたる踊り懐かし(歌会2013. 9)
大倉康幸:広々としたる河原の向こうには遠慮しがちにビル街並ぶ(新アララギ2013.9)
小那覇暁美:土砂降りの雨のち晴れの夏の日は富士の稜線キラリと光る(歌会2013. 9)
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講師・雁部貞夫先生の歌(2013年9月)

2013年10月17日 | 講師の作品
新アララギ 2013年9月号より

・敦賀より山谷(やまたに)深くのぼり来て今眼の前に栃は咲き満つ
・歳々に花咲き継ぎて五百年峠に栃の木は傾けり
・柴田勝家この峠路を敗走し自死せり四日後北の庄にて
・古の戦といへど怖るべし防衛のいとま与へぬその勢ひは
・木の芽峠の番所の裔に誰何さる桑原くはばら長居はすまじ
・誰何する気持ちは今は肯はむ峠に群れ生ふ楤うどわらび
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講師・吉村睦人先生の歌(2013年9月)

2013年10月17日 | 講師の作品
新アララギ 2013年9月号より

・わが為においしい焼き玉蜀黍を買はむとし札幌大通りにて駐車違反をなせり(再び偲ぶ笹原登喜雄氏)
・委員会に出席することは出来ざれど必ず率直なる意見を送りくれたり
・「北星の笹原だよ」と無理やりに予約を入れてゐる感じなりき
・北大なりしか君の母校の構内か夏過ぎ方の花の園なりき
・離れゆきし友のことを言はむとしつひに言はざりし心を思ふ
・運転をわれに委せて助手席に気を遣ひゐし君にてありき
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現代短歌11月号・読者歌壇掲載作品

2013年10月12日 | 会員の作品
現代短歌2013年11月号の読者歌壇(水野昌雄選)に、当会から次の作品が掲載されました。

佳作:今野英山(柏市)
・気心の通ぜし話題は高校野球津軽訛りもいつしかなれて
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林泉京都歌会に参加しました

2013年10月06日 | トピックス
9月29日(日)・30日(月)の両日、林泉秋期宿泊歌会が京都でありました。
手賀沼アララギ短歌会から参加者は今野英山です。

林泉短歌会は、昭和28年に鈴江幸太郎氏によって創設された、正岡子規以来の流れをくむ新アララギ系の結社。
会員は関西を中心として全国にまたがっています。
本年7月、桂功三氏より谷夏井氏に代表が替り、若返りがはかられました。
短歌の指導は、現在新アララギの雁部貞夫先生が当たっています。

http://rinsen.jimdo.com/

歌会1日目は、歌評会、記念撮影、懇親会
その後に有志で「自由教室」という名目のもとに短歌に関する意見交換の場を設けています(司会は今野英山)

歌会2日目は、吟行会(南禅院・無鄰菴コース、二条城コース)、雁部先生の講話(鈴江幸太郎歌集「海風」について)、吟行会の即詠歌会

いづれも雁部先生の指導を頂きました。
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全日本短歌大会に入賞

2013年10月04日 | トピックス
日本歌人クラブ主催の「第34回全日本短歌大会」に、当短歌会の以下の作品が入賞しました。

優良賞: 小熊宗克(我孫子市)
・五月闇戦争知らぬ子ら眠り国は原発輸出せんとす
・敗戦を終戦と言ひ怪しまず今首切りをリストラと言ふ
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