手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

講師・雁部貞夫先生の歌(2012年5月)

2012年05月14日 | 講師の作品
新アララギ 2012年5月号より

・銀座にも廉い所はあるのさとネオン灯りし路地へ入りゆく
・昨今の流行(はやり)か料理いづれも小ぶりにて身のためによし古稀越えし今
・隣室にをみなら笑ふ声のして蟹いく皿か運ばれ行きぬ
・飲むが主(しゅ)か喰らふが主(おも)かヒマラヤを語りて友ら皆声高し
・今一度ヒマラヤの星を撮りたしと末期の癌病む友語り出づ
・年に一度の「タマリスクの会」這ってでも行くと葉書をくれしこの友  山岳写真家藤田弘基
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講師・吉村睦人先生の歌(2012年5月)

2012年05月14日 | 講師の作品
新アララギ 2012年5月号より

・注ぎくれし赤ワインを今夜(こよひ)は飲み乾しぬ久しぶりに来しジョルジェ・サンドに
・幾十度(いくそたび)経験して来しことなるに春を迎ふるに心ときめく
・今もなほ心の隅に残りをり疼くといふほどのことにあらねど
・アネモネの花咲き出でてかの時の悲しき思ひ立ちかへり来ぬ
・表面を取り繕ひて生きてゐるごとき思ひはいつの頃より
・黒豆の煮ゆるを待ちて幾度も蓋空けて見る幼と老と
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手賀沼湖畔の「文学掲示板」、2012年6月は当短歌会の作品です

2012年05月13日 | トピックス
手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2012年6月は手賀沼アララギ短歌会の歌が6首掲載されます。

・大地震(なゐ)にかくも無残になりたるや沈み傾く家にすくみぬ(松戸 細田雄子)
・出来合の二段重は浪費なりと尽日の厨に子は勢へり(柏 高橋毬枝)
・さまざまに思ひの尽きぬ沼のほとり午後の日ざしは頬に暖かし(柏 坂巻志津江)
・校庭の除去作業をするといふ子にスコップを届け身支度を言ふ(取手 木下和子)
・蓮の花咲きし手賀沼に船入れて蓮の実を船頭は分ちくれにき(柏 尾上渓子)
・八十年生ききてこの小国に願ふは汚染なき安全安心(取手 小口勝次)

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2012年6月歌会のお知らせ

2012年05月13日 | 歌会のお知らせ
2012年6月歌会を以下の要領で開催します。
歌稿提出は、5/31(木)必着です。

開催日  平成24年6月10日(日)午後1時~4時30分
会 場  我孫子駅前 けやきプラザ8F第1会議室
講 師 「新アララギ」選者 吉村 睦人先生
内 容  短歌作品の批評、添削指導
会 費  1500円/月

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌三首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆吉村先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の代表です。開成高校教頭・青稜高校校長を歴任するなど教育者としても知られています。昨年、第3歌集「夕暮の運河」を上梓されました
☆参加希望者は下記にメールしてください。
teganumaararagi@goo.jp 手賀沼アララギ短歌会
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会員の作品(2012年4月)

2012年05月13日 | 会員の作品
三谷和夫:樟の木陰の園生に友の摘みくれしアララギの実のほろ甘かりき(新アララギ2012.4)
佐々木フミ子:どの家も濯ぎもの干さず見守りぬ重機唸れる公園の除染(新アララギ2012. 4)
関澤喜久子:晩秋の畑になすびの木々を焼く消ゆるともなくひと日くすぶる(新アララギ2012. 4)
木村和子:迷ひなく父母のもとに行かれよと兄のみ骨を土に広げぬ(新アララギ2012. 4)
千葉照子:踊り場に三つの窓のコンポジション三つの四角い光射し込む(歌会2012. 4)
坂巻志津江:「迷へる天使」もう一度観たしオブライエンの愛しき瞳忘れかねつも(歌会2012. 4)
須田博:大都市の弱さ露呈す僅かなる雪に麻痺する交通手段(歌会2012. 4)
今野英山:眼に痛きばかりの白きゲレンデに子連れは消えたり会津のリゾート(新アララギ2012. 4)
高橋毬枝:山ほどの帰郷の荷物と娘等を送り出だしてしずかな家中(新アララギ2012. 4補遺)*
小熊宗克:飼犬の人を噛みたること聞かず近頃の犬戦はざるか(歌会2012. 4)
山崎日出男:幼き日父を憎みしことありき辛苦を負ひしその生を知らずして(歌会2012. 4)
岸野トモヱ:門司レトロ対岸(むかい)の明かりに照らされて関門大橋ま白く浮かぶ(歌会2012. 4)
金井加代子:コカリナは木により異なる音色出だす今日も吹きつつ桜の音聞く(歌会2012. 4)

*(新アララギ2012. 4補遺)は、本来4月号に載るべき歌稿が、編集上の手違いで翌月に補遺として掲載されたものである。
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2012年吟行会(土浦予科練平和記念館)

2012年05月12日 | トピックス
5月9日(水)に毎年恒例の手賀沼アララギ吟行会を行ないました。
場所は土浦にある予科練平和記念館と雄翔館(予科練記念館)です。

雄翔館は特攻隊で戦死した若者の遺書や書簡が展示されていました。
予科練平和記念館は予科練の歴史や仕組み、日常の生活などで、職員から説明をしてもらいました。
写真家土門拳の貴重な写真なども展示されていて、改めて無謀な戦争への反省と、平和の大切さを感じました。

午後2時から3時までは、即詠による歌会を開き、活発な議論が交わされました。
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