手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

2012年9月歌会のお知らせ

2012年08月13日 | 歌会のお知らせ
開催日  平成24年9月9日(日)午後1時~4時30分
会 場  我孫子駅前(南口) けやきプラザ8階 第1会議室
講 師 「新アララギ」選者 雁部 貞夫先生
内 容  短歌作品の批評、添削指導
会 費  1500円/月

参加希望者は8月28日(火)必着で歌稿(短歌3首)を詠草担当者(今野)まで提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌三首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆雁部先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の編集委員・選者です。登山家としても知られています。昨年、歌集「ゼウスの左足」で島木赤彦文学賞を受賞しました。
☆見学希望者は下記にメールしてください。
teganumaararagi@goo.jp 手賀沼アララギ短歌会
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会員の作品(2012年7月)

2012年08月13日 | 会員の作品
三谷和夫:大き枝の普賢象桜瓶に挿す部屋賑ひて友を待ちゐる(新アララギ2012全国歌会)
佐々木フミ子:旨いとて飲む酒ならずと父言ひきある日酔い痴れて少女の我に(新アララギ2012. 7)
細田雄子:「美少年」持ちて来たれと言はれし先生か御墓に行かむ友誘ひて(新アララギ2012. 7)
木村和子:戸定邸の建具に寸分の狂いもなし築百二十余年整然として(新アララギ2012. 7)
今野英山:デザインに背を向けたるが大阪の矜持といはむがごとき一角(新アララギ2012. 7)
高橋毬枝:疎開の日に母は隠居家を借りられて手桶にて汲む風呂場つくりき(新アララギ2012. 7)
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講師・雁部貞夫先生の歌(2012年7月)

2012年08月13日 | 講師の作品
新アララギ 2012年7月号より

・新宿の目抜き通りのシネコンに「サッチャー」観たり客は吾のみ
・「鉄の女」の口調さながらに演説す女優メルリは正統英語(クイーンズ・イングリッシュ)を我がものにして
・迫真の演技と言ふか女宰相の老いゆくさまをかく克明に
・ふかふかの席も居心地よろしからず一人見る映画のこの二時間は
・映画果てて九階の窓に見下せる御苑の桜散れいさぎよく
・北陸の友のシネコン如何ならむ文化支ふる人の力かく衰へて
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講師・吉村睦人先生の歌(2012年7月)

2012年08月13日 | 講師の作品
新アララギ 2012年7月号より

・ドクダミの語源は「毒矯む」なるものをこの植物図鑑は「毒溜む」と記す
・栴檀を別名唐変木と書きてあり香椿(ちゃんちん)のことには触るることなく
・「唐変木」も「なんじやもんじやの木」も変てこな木のことだよと土屋先生言ひましぬ
・秦の始皇帝不老長寿の霊薬と探し求めきこの明日葉なり
・フリージャの花のかをれるベランダに常より仕事はかどりてゆく
・いささかのルーフバルコニーを庭として持ち来し草木をわれは培ふ
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会員の作品(2012年6月)

2012年08月13日 | 会員の作品
三谷和夫:茂吉先生詠みにし雁をこの沼に呼ばむ願ひて我は老いゆく(新アララギ2012.6)
佐々木フミ子:利根川に添ひ行く一年ぶりの道いまだブルーシート掛かる屋根屋根(新アララギ2012. 6)
関澤喜久子:新年に神社また寺に詣でたり心に誓ふは努力もします(新アララギ2012. 6)
松本ゆき:我が店に切手を買いに来し寺山修司オリーブ色の封筒手にして(歌会2012. 6)
木村和子:わがごみを処理出来ぬ時来らむか放射能汚染灰の保管場所なくて(新アララギ2012. 6)
千葉照子:レリーフの鋳型(いがた)の凹凸教ふるうち吾も混乱し試作を重ぬ(歌会2012. 6)
坂巻志津江:早く亡き父のやさしさ語り合ひて皆それぞれに香焚きまつる(歌会2012. 6)
須田博:「のらくろ」の顔にも似たる茨城県「蛸」の形の千葉と向き合ふ(歌会2012. 6)
今野英山:ジャンギャバンの「望郷」語りて止まざりし山男君はロマンチストなりき(新アララギ2012. 6)
高橋毬枝:温き手を押し包みつつ微睡みてふと触るる頬の冷たく逝きぬ(新アララギ2012. 6)
小熊宗克:地球上に原発あふれ武器あふれそれでも気楽に生きてゐる我等(歌会2012. 6)
山崎日出男:紋白は緩めしネットに羽休め庭球場の物憂い静けさ(歌会2012. 6)
岸野トモヱ:母の日に印傳のサイフ買いたれば赤きカーネーションつけてくれたり(歌会2012. 6)
金井加代子:春陽うけ畑のかぶらはおちこちに芽を出だしおり気持ちよさそうに(歌会2012. 6)
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