手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

会員の作品(2025年1月)

2025年02月02日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:歩行者のあふるる街にひとり立ち移民の少女がサックス奏づ(新アララギ2025.1)
高橋毬枝:欹(そばだ)てる耳にことばは擦り抜けるわが身老いしとつくづく思ふ(新アララギ2025.1)
麦島和子:大空に舞い踊る龍創り出しやがて消えゆく飛行機雲(新アララギ2025.1)
岸野トモヱ:*海辺より山峡に嫁ぎ子育てしうから看取りし幼友だち(歌会2025.1)
大倉康幸:*涼しさに体の慣れぬもどかしさようやく秋の気配来れども(新アララギ2025.1)
相川盈子:*散歩道からすうりの実色づきぬ夫に供えて秋を告げたり(新アララギ2025.1)
宮本通代:こんなにも赤かったのか彼岸花やうやく咲ける野良道の陰(新アララギ2025.1)
丸山幸子:*すこしだけ心は揺らぐ初めてのさながら昭和の医院の前に(新アララギ2025.1)
鈴木英一:遊歩道を列作り来る園児たちの元気な声に望みある世来たれ(歌会2025.1)
東寿美枝:江戸切子に注ぐ冷酒は青き色格別美味しおもむろに酔ふ(新アララギ2025.1)
今野礼子:*嫌いとは言わず苦手と言う君はばあばの手料理そっと押しやる(新アララギ2025.1)
桂 崇人:*好きな言葉それは「希望」だ思いもつかぬ未来が待ってるそう信じたい(歌会2025.1)
安達和治:*夢追いて土と炎に汗するも窯は応えず友は自死する(歌会2025.1)
三宅信子:*些末なる未来の予定の過去となり薄き手帳を晦日に捨てる歌会(歌会2025.1)

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会員の作品(2024年12月)

2024年12月25日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:十六世紀の世界の版図ここに見るTANEGASHIMAにはポルトガルの旗(新アララギ2024.12)
高橋毬枝:御堂より読経の声のとよもして参道の歩みリズムカリなり(新アララギ2024.12)
麦島和子:夫への不満聞いてくれたる友は最後に夫への感謝心の隅にと(新アララギ2024.12)
岸野トモヱ:*誰一人知る人のない寝台車上段に寝ねし若き日のわれ(歌会2024.12)
大倉康幸:*少しだけスピード出して前に行くその積み重ねが我には大切(新アララギ2024.12)
相川盈子:*まだ困る五年は欲しいわが命ひとり立ちせぬ娘と孫は(新アララギ2024.12)
宮本通代:夫在らば心待ちして相手せむ宿題抱へやつて来る孫に(新アララギ2024.12)
丸山幸子:*この夏を洗い流して引き出しに仕舞う夕暮れ白きブラウス(新アララギ2024.12)
鈴木英一:年々に加速してゆく異常気象世界の政治も似てはいまいか(歌会2024.12)
東寿美枝:暗闇にかがり火ゆらぐ薪能「道成寺」に見る女の情念 成田山新勝寺(新アララギ2024.12)
今野礼子:*説明は要らぬ早くと怒鳴る人用法用量間違うなかれ(新アララギ2024.12)
桂 崇人:*銀杏を一口一口噛みしめてやがて来る冬にさあ立ち立たんかな(歌会2024.12)
安達和治:目を閉じて心のフィルムを映し出すお怯えてばかりの我の生き様(歌会2024.12)
三宅信子:*外苑の銀杏並木の一世紀これから後もまっすぐ伸びよ(歌会2024.12)
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会員の作品(2024年11月)

2024年12月24日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:高々と歴史の英雄立つ広場どの広場にも物乞ふ人ら(新アララギ2024.11)
高橋毬枝:久々に弾む映画に気の晴れて夕餉の膳にうな重並ぶ(新アララギ2024.11)
麦島和子:煮炊きする匂い漂う道みちに家族のぬくもり想い描きぬ(新アララギ2024.11)
岸野トモヱ:*我が家にもハクビシンきて猫のえさのうわまえはねてゆうゆうと去る(歌会2024.11)
大倉康幸:*顧客からの指摘を受けて修正す理解不足が身に染むひととき(新アララギ2024.11)
相川盈子:*亡き夫は山百合避けて草刈りし今朝白き花いくつも咲きぬ(新アララギ2024.11)
宮本通代:くれなずむ街に流るる「愛の讃歌」強くやさしく届けウクライナにも(新アララギ2024.11)
丸山幸子:*子らの声蝉の鳴き声聞かぬ夏庭に見つけし空蝉一個(新アララギ2024.11)
鈴木英一:宮崎には神話の神々祀る社いくつもありて記紀そのままに(歌会2024.11)
東寿美枝:白馬の朝澄みし空気の木々の間は光芒なりて神御(お)座(は)すかと(新アララギ2024.11)
今野礼子:*雄弁なる我らが師をも遮りて学芸員の熱く語れり 関宿城博物館(新アララギ2024.11)
桂 崇人:*生命(いのち)とは残り時間のことだからまだ生み出せる齢(よわい)四十一(歌会2024.11)
安達和治:定年の日比谷花壇の包み紙破らず畳む父の哀しさ(歌会2024.11)
高木千春:*遠雷が梅雨の終わり告げ夏きたりハンドル握り海まで行こう(新アララギ2024.11)
三宅信子:*焦がしたり目打ちにて突いたりアイロン台あなたと私の無言と無言(歌会2024.11)
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会員の作品(2024年10月)

2024年10月19日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:「関心領域」見ても解らぬ若ものよ戦争をしへぬ戦後のあやまち(新アララギ2024.10)
高橋毬枝:料理屋の主(あるじ)は年表をさし示し朗々と語る久世氏の治水を(新アララギ2024.10)
麦島和子:スマホタッチで容易にわかる植物名外国語訳吾にもできた(新アララギ2024.10)
岸野トモヱ:*姓つぐは墓もりのためこれまではこれから先はどうなるのやら(歌会2024.10)
大倉康幸:*公園の土を踏みしめ歩み行く舗装道路に戻りたくない(新アララギ2024.10)
相川盈子:*夫逝きて何やらしゃべる犬と化し「お父さんは」とわが目を見つむ(新アララギ2024.10)
宮本通代:丁寧に生きるを詠みし歌に会ひ我が行き来しを顧みている(新アララギ2024.10)
丸山さち子:*こんなにも歌の仲間がいることを目にして嬉し全国歌会に(新アララギ2024.10)
鈴木英一:高千穂にて神話の語る痕跡を火山の作りし峡谷に見る(歌会2024.10)
東寿美枝:悩める子に何故と問へど沈黙続き寄り添ふことの難しさ知る(新アララギ2024.10)
今野礼子:*忘られぬ上野池之端に初孫を見し日初めて短歌を詠みぬ(新アララギ2024.10)
桂 崇人:*positiveは人を元気にする魔法喜び、楽しみぎゅっと抱きしむ(歌会2024.10)
安達和治:月出でて蟋蟀の鳴く裏通り夜学の友に焼き芋を買う(歌会2024.10)
高木千春:*草むらの道なき道を皆で歩き辿りつきしは小さき碑(いしぶみ)(新アララギ2024.10)
三宅信子:*一ミリもはずすことなき端ミシン目打ち一本崖ふちをゆく(歌会2024.10)
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会員の作品(2024年9月)

2024年10月03日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:K2の見える奥地の小旅行馬に揺られて泥濘(ぬかるみ)を行く(新アララギ2024.9)
高橋毬枝:見(まみ)ゆるなく幾月過ぎしか友の顔束ねし髪に笑まひつつまし 佐々木フミ子さん(新アララギ2024.9)
岸野トモヱ:*平民となりて生きこし友言いし四ッ谷の実家お化け屋敷よ(歌会2024.9)
大倉康幸:*地域より世界に向いて生きているこの環境が我には快適(新アララギ2024.9)
相川盈子:*去年の春夫と聞きしホトトギス今朝は畑にひとり聞きたり(新アララギ2024.9)
宮本通代:利根川の江戸川の土手も菜の花の黄に覆はれる春はたけなは(新アララギ2024.9)
丸山さち子:*高き音に心揺さぶるラ・カンパネラ天に帰りぬフジコヘミング(新アララギ2024.9)
鈴木英一:パリ五輪に競ひあひてはハグをするこの分断の世に生かせぬか(歌会2024.9)
東寿美枝:言葉なく肩を並べて春の雪歩めばわだかまり溶けてゆくごと(新アララギ2024.9)
今野礼子:*悩む吾に高きへ上れ悩みなどちっぽけに見ゆと父は言ひにき(新アララギ2024.9)
桂 崇人:*十代の「気功ノート」を相棒に吾は遅咲きの花になりたい(歌会2024.9)
安達和治:吾の知らぬ早逝せし兄の看取りの夜秋草揺れてこほろぎの鳴く(歌会2024.9)
高木千春:*幼子の柔らかな手が温かく心ほぐして笑顔にさせる(歌会2024.9)
三宅信子:*先人の紡ぎて織りし薄絹を裂いて紐にするビリビリと裂く(歌会2024.9)
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会員の作品(2024年8月)

2024年08月30日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:小雨ふる山の下りはうつうつと森いつまでもつづきて暗む(新アララギ2024.8)
高橋毬枝:クルーズ船の旅は夢なり山下埠頭の停泊船ディナーに舌鼓打つ(新アララギ2024.8)
麦島和子:ふわふわドームに飛び跳ね遊ぶ孫ら見て吾もやりたしと挑戦したり(新アララギ2024.8)
岸野トモヱ:*ギャオギャオと猫のケンカか飛び出せば教会に行くと泣き叫ぶ子ら(歌会2024.8)
大倉康幸:*良い客に恵まれたのか早々に継続案件連絡が来る(新アララギ2024.8)
相川盈子:*めずらしく散歩を渋るしば犬われの不調が気になるらしい(新アララギ2024.8)
宮本通代:川を切り大地うがちて利根川の流れを変へて江戸を守りし 利根川東遷事業(新アララギ2024.8)
丸山幸子:*ひさびさにレースのカーテン付け替えてほのかに華やぐ二人の暮し(新アララギ2024.8)
鈴木英一:関宿は関東平野の間中なり遠き山並み城より望む(歌会2024.8)
東寿美枝:冬うららベンチに座る老夫婦寡黙なれども肩寄り添ひて(新アララギ2024.8)
今野礼子:*旅先のカフェにさらっと描きしというそのスケッチの線の勢い(新アララギ2024.8)
桂 崇人:*心地よき風と光の中に立ち気功師の道われ歩みゆく(歌会2024.8)
安達和治:*朝ぼらけ窓を開(ひら)けば穂高見え君と眺むる小(ち)さき喜び(歌会2024.6)
高木千春:*咳きこんで苦しむ我の背を温かい手がさする気がした独りの夜に(歌会2024.6)
三宅信子:*陶片をシャベルで掘って埋めし日のあのときめきを思い起こしぬ(歌会2024.6)
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会員の作品(2024年7月)

2024年08月02日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:月桃の花咲く丘は悲しみの極まるところ今も変はらず(新アララギ2024.7)
高橋毬枝:ぼんぼりの灯りに並ぶ吾が雛(ひひな)面(おも)拭ひつつ母の手想ふ(新アララギ2024.7)
麦島和子:夕闇に湯宿の明かり灯り初め山肌華麗にライトアップす(新アララギ2024.7)
大倉康幸:*町内会役員不足は明白で問い合わせれば仕事降り来る(新アララギ2024.7)
相川盈子:*眠れずにスマホに写真探したり亡き夫飼い犬孫いとおしき(新アララギ2024.7)
宮本通代:廃校の庭に桜の咲き満ちぬ幾千人の児を見守り来しや(新アララギ2024.7)
丸山幸子:*玄関前にチューリップの花咲き初めて散歩の園児ら唄いつつ行く(新アララギ2024.7)
東寿美枝:日向ぼこ日向残して夫はベッド寝息微かにカーテン閉める(新アララギ2024.7)
今野礼子:*鎖場を胸突き八丁を導きし君の背中の頼もしかりき(新アララギ2024.7)
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会員の作品(2024年6月)

2024年06月10日 | 会員の作品
*新仮名遣い

千葉照子:宍道湖にて半農半漁せし曾祖父が養子迎へて姓(かばね)を残す(歌会2024.6) 
今野英山:下野の特異な味覚と莫迦にせしチタケソバ味はふ不明はぢつつ(新アララギ2024.6)
高橋毬枝:さばさばと書類積み上げ梱包し受験結果を孫は待つのみ(新アララギ2024.6)
麦島和子:小気味よくすりこぎ棒で胡麻をする香り立ちきて練りが出るまで(新アララギ2024.6)
岸野トモヱ:*逆立ちをなんと早くもするらしいババはハラハラ新体操とは(歌会2024.6)
大倉康幸:*きちんとは理解しないで引き受けて後でドタバタいつものことか(新アララギ2024.6)
相川盈子:*夫の遺影ソファに移してJリーグ開幕戦を観戦したり(新アララギ2024.6)
宮本通代:株分けの鉢を届けてくれし姉シンビジウムの花芽が立ちぬ(新アララギ2024.6)
丸山幸子:*炊き出しにバケツ差し出す小さな手わが孫重なるガザの子どもに(新アララギ2024.6)
鈴木英一:笠間にて待ちゐし陶炎祭(ひまつり)見学すいや見尽くせぬテントの数々(歌会2024.6)
東寿美枝:遠響く電車の音と寺の鐘いつもの六時今朝彼岸入り(新アララギ2024.6)
今野礼子:*暮れなずむ砂漠に長き影落としラクダは列成しピラミッドを行く(新アララギ2024.6)
桂 崇人:*歌会にて音読できる喜びよことばが歌に命吹き込む(歌会2024.6)
安達和治:*七十路(ななそじ)の友が嗚咽する電話口妻安らかに逝きしと言いて(歌会2024.6)
高木千春:*夢を見たやさしい瞳温かな手忘れられないあの時の君(歌会2024.6)
三宅信子:*はし布に主役わき役振り分けてひとり遊びのうまくなりたり歌会2024.6)
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会員の作品(2024年5月)

2024年05月21日 | 会員の作品
*新仮名遣い

千葉照子:面差しの似たると気付くは十のころ祖母われ並ぶ写真見し時(歌会2024.5) 
今野英山:黒こげのぶつ切りの皮にまどひつつ京風うな丼すてがたき味(新アララギ2024.5)
高橋毬枝:天井を這ふハエトリグモの足八本ダンサーのごとし歩調乱れず(新アララギ2024.5)
麦島和子:川堤歩みつつ歌う「早春賦」母を偲びて涙溢るる(新アララギ2024.5)
岸野トモヱ:*助け合うはるか昔のふるさとの習いはどこに消えていきしか(歌会2024.5)
大倉康幸:*見上げれば雲一つない青空だ元気をもらって前に進もう(新アララギ2024.5)
相川盈子:*管一本身につけるなく夫逝きぬ海辺の温き木の病棟に(新アララギ2024.5)
宮本通代:手の甲の青き血筋を見つむれば母の手に似て母の恋しく(新アララギ2024.5)
丸山幸子:*ガザの子の涙を横目に炬燵にてわれは蜜柑を頬張るばかり(新アララギ2024.5)
鈴木英一:神社にて幾多の外国参拝者我らと同じく二礼より始む(歌会2024.5)
東寿美枝:夫婦とは阿吽の呼吸で解り合ふされど共感の言葉交はしたし(新アララギ2024.5)
今野礼子:*撫でながら愚痴言えば心静まりぬ犬と暮らしし十五年間(新アララギ2024.5)
桂 崇人:*葉桜とノースリーブで歩く女性(ひと)僕の季節がいよいよ始まる(歌会2024.5)
安達和治:*白杖に席を譲りし若者の眺むる車窓に菜の花の咲く(歌会2024.5)
高木千春:*ランタンに願いを込めて空に放つその美しさがなぜか悲しい(歌会2024.5)
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会員の作品(2024年4月)

2024年04月23日 | 会員の作品
*新仮名遣い

千葉照子:袋の底寄せ上げ茶杓押し出すは裂(きれ)を傷めぬ先人の智恵(歌会2024.4) 
今野英山:亜麻色の髪長き女(をみな)入りきてひとりの席を物憂げにさがす(新アララギ2024.4)
高橋毬枝:ひとり居ならこの命今は亡かりしか世間騒がすヒートショックに(新アララギ2024.4)
麦島和子:身罷りしその夫への思い胸に秘め友は病いの治療へ挑む(新アララギ2024.4)
岸野トモヱ:*死ぬときは素の自分でと名のりしを憐れみつつも哀しみのます(歌会2024.4)
大倉康幸:*頭の中整理するのが先決か慣れないトラブル目前に迫る(新アララギ2024.4)
相川盈子:*太平洋を見渡す坂を下りくれば夫の病棟の樹木広がる(新アララギ2024.4)
宮本通代:子規詠みし句に見ゆ「かしましくりすます」賑はひすでに明治に有りしか(新アララギ2024.4)
丸山幸子:*主亡き気配を感じ小太郎は「ワン」と一声小さく鳴けり(新アララギ2024.4)
鈴木英一:巨大なる陽子加速器見学すめざす素粒子思ひ描きて(歌会2024.4)
東寿美枝:孫の来るたびに吾が顔描きてゆく壁はギャラリー百面相の吾(新アララギ2024.4)
今野礼子:*立ち止まり三歳がママをぎゅっと抱く娘よ今を心に留めよ(新アララギ2024.4)
桂 崇人:*祝結婚大谷翔平真実子さんその子はスーパーアスリートたれ(歌会2024.4)
安達和治:*母よりの手紙はいつも仮名ばかりその言の葉に我は涙す(歌会2024.4)
高木千春:青い鳥やっと気づいたそばにいたいつもありがとう大切な人(歌会2024.4)
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