手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

2019年3月歌会のお知らせ

2019年02月12日 | 歌会のお知らせ

開催日  平成31年3月10日(日)午後1時~4時30分
 会 場  手賀沼湖畔 アビスタ第3学習室
 講 師 「新アララギ」選者・代表 雁部 貞夫先生
 内 容  短歌作品の批評、添削指導
 会 費  1500円/月

2月28日(木)必着で歌稿(短歌3首)を提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌3首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆雁部先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の代表・選者です。登山家としても知られています。
歌集「ゼウスの左足」で島木赤彦文学賞を受賞しました。
☆参加を希望される方は下記にメールしてください。
eizan@plum.ocn.ne.jp 手賀沼アララギ短歌会・今野英山

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会員の作品(2019年1月)

2019年02月12日 | 会員の作品

< *印 新仮名遣い

三谷和夫:動物の虐待などと言ふを止めよシャチも少女と夢中に泳ぐ(新アララギ2019.1)

佐々木フミ子:開発に水辺追はれしか今朝庭にオハグロトンボあまた来てゐる(新アララギ2019.1) 

木村和子:街路樹の槻はことし二重苦にて枝切りの春塩害の秋(新アララギ2019.1)

千葉照子:六センチの吾が子は鼻穴や五本指細(こまか)き器官を既に備ふる(歌会2019.1)

今野英山:平日の美術館の列長々し団塊の世代は野に放たれて(新アララギ2019.1)

高橋毬枝:走りゆく珠洲の山並にぐんと立つ六基の風車が緩やかに回る(新アララギ2019.1)

山崎日出男:墓石に無の一字のみ刻まれし小津安二郎は円覚寺に眠る(歌会2019.1)

麦島和子:*畦道に黙し昼餉の老夫婦ツクツクボウシ突如鳴きだす(新アララギ2019.1)

岸野トモヱ:*武士の世を終わらせんとて相討つは仲良き同士何と悲しき(歌会2019.1)

大倉康幸:*小さくとも感謝されて生きていきたい自分の出来る範囲のことで(新アララギ2019.1)

相川盈子:*冥土には方向音痴も行けるかと祭壇の叔父に叔母は聞きたり(新アララギ2019.1)

宮本通代:台風の度に倒れしゴーヤー棚三度目つひに起こすことせず(新アララギ2019.1)

葛岡昭男:*リュックには仲間に配る飴入れて生涯大学校の旅人となる(新アララギ2019.1)

丸山さち子:*獅子舞えば母のうしろに隠れし日故郷の町は今日秋まつり(新アララギ2019.1)

立川多喜子:アララギに話及べば診察を忘れて左千夫を語りてつきず(新アララギ2019.1)

戸田邦行:*神様が気まぐれなのは知っているだから私は神に祈らず(新アララギ2019.1)

鈴木英一:本土寺の裏庭よぎる渡り廊下くぐり抜けて長きを確かむ(歌会2019.1)

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講師・雁部貞夫先生の歌(2019年1月)

2019年02月12日 | 講師の作品

新アララギ 2019年1月号より

・半ばまで雪をかぶりし富士の峰見つつし思ふ君亡き今を 小谷稔氏逝く

夜を徹し友の下宿にアララギを語り合ひしよ六十年前

・君が葬り忙しく終へて帰り行く秋篠寺の塀に沿ひつつ

・この寺の伎芸天見む願ひ持ち一人詣でき大学一年冬の休みに

・君亡き今われらは如何に進むべき考へあぐねて一日また過ぐ

・思ひ立ち君の『アララギ歌人論』読めば見えくる歌の手がかり

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講師・吉村睦人先生の歌(2019年1月)

2019年02月12日 | 講師の作品

新アララギ 2019年1月号より

・ゆくりなく秋篠寺の脇の道通りて通夜よりわが帰り来ぬ 悼小谷稔氏

・宮地先生と三人この庭に語りたり『アララギ』のことそれ以後のこと

・大和三山大峯登山芋峠越夏休みごと三人(みたり)にて為しし幾年

国内留学にて上京せし君わが家に寝泊まりせしひとときのあり

・年遅れ大学に学び合ふわれら先輩清水房雄羨みたりき

・わが歌集『吹雪く尾根』の歌評君の評論の手始めなりき

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会員の歌(うた新聞 2019年2月)

2019年02月09日 | 会員の作品

池之端今昔(今野英山)

・ここに来てふつきれさうな空がある不忍池の末枯るる蓮田

・景観を横取る高層マンションは蓮のはたてをてんでんにたつ

・弁天堂をはるかに見下ろす超高層いづれが聖でいづれが俗か

・街路樹とビルの高さの論ありてそこにぐさりと超超高層

・池之端の高みに構へし岩崎久弥亜米利加に追ひつく術をめぐらす

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文学掲示板 2019年2月

2019年02月01日 | トピックス

手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2019年2月は手賀沼アララギ短歌会の歌が6首掲載されます

・半日をおが屑まみれで作りたる薪の束にも夕日射し込む(館山 相川盈子)

・ひとり居の友は車を手放しぬ医師やみ子らに説得されて(取手 木村和子)

・母に代わり入学式に来てくれし着物姿の祖母が恋しい(松戸 戸田那行)

・罪の無き五歳のおさなを死なしむ世つばめは今宵も子に餌を運ぶ(土浦 丸山さち子)

・小さき子も声はり上げて鬼やらい平穏であれ子らの行く末(つくば 宮本通代)

・LPに針を落とせば柔らかきアナログの響きわが身を包む(我孫子 山崎日出男)

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