手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

歌集『編笠茸』の紹介

2014年12月28日 | トピックス

このたび 当会会員 今野英山氏の初めての歌集
『編笠茸』が刊行されましたので紹介いたします。

・歌集の扉にある雁部貞夫先生の檄文

  今野英山君はナチュラリスト、エコロジストとして「自然と人間」
 の共生をテーマに、その研究と実践に励んで来た。
 君は今、新たなる実践の場、沖縄(山原 やんばる)の地へ旅立つ。
 歌集『編笠茸』はその置き土産だ。
  これからは、はるか琉球弧の一角から、沈滞しかけている
 歌の世界へ、暑く烈しい南の風を吹き入れてくれたまえ。

・代表作
 桜散る草むらの中この年も気づく人なく編笠茸生ふ
 洞川(どろがわ)に法螺貝響く夕つ方明日は大峰奥駈ゆかむ
 声あげてぶつけたきこと多かりき無事に勤めを終へしにあらず
 通勤の土手も並木も雪被き電車よこのまま北へ連れ行け
 留学生に雪降る音を教へたりしんしんさらさらこんこんなどと

・作者の紹介

 2004年:新アララギHP投稿開始
 2006年:手賀沼アララギ短歌会入会、新アララギ入会
 2011年:林泉入会
 2014年:千葉県柏市から沖縄県名護市に転居
 千葉県菌類談話会、コミュニティ植物医師などに参加
 現在沖縄で熱帯植物に関する仕事に従事

・入手先

 発行所 現代短歌社
 住所   113-0033 東京都文京区本郷1-35-26
 電話番号 03-5804-7100
 振替口座 00160-5-290969 
 定価  2500円(税込) 

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2015年1月歌会のお知らせ

2014年12月17日 | 歌会のお知らせ

開催日  平成27年1月11日(日)午後1時~4時30分
 会 場  我孫子駅前 けやきプラザ第一会議室
 講 師 「新アララギ」選者 吉村 睦人先生
 内 容  短歌作品の批評、添削指導
 会 費  1500円/月

 1月1日元旦(木)必着で歌稿(短歌3首)を提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌3首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆吉村先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の代表です。開成高校教頭・青稜高校校長を歴任するなど教育者としても知られています。
☆参加を希望される方は下記にメールしてください。
yohkuraq@gmail.com 手賀沼アララギ短歌会

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講師・雁部貞夫先生の歌(2014年11月)

2014年12月17日 | 講師の作品

新アララギ 2014年11月号より

・千曲川の崖の底なる「穴城」か山本勘助縄張りの城
・敗軍の信玄支えて死にたりし弟信繁の首塚かここは
・養殖の鮎くはせぬと気骨見す簗場の親父は川の濁りを見つつ
・友の住む御牧ヶ原の山の家槍ヶ岳見ゆ西にかすかに
・近々と北の浅間は煙はく裸百貫の貫録見せて
・望月の牧の駿馬を選りすぐり武田の騎馬隊覇を唱へしに

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講師・吉村睦人先生の歌(2014年11月)

2014年12月17日 | 講師の作品

新アララギ 2014年11月号より

・寒冷沙張りて菊苗を育ちゐる一区画あり校舎の裏手に
・当番の生徒ならむ如露持ち暑き日中(ひなか)を見回りてをり
・本門寺の菊花展に出品し賞取ることの常連といふ
・久し振りに今夜(こよひ)は竹輪の煮染めらしわが居る部屋ににほひて来たる
・貧困層が多ければそれだけ徴兵がしやすくなると言ひをるといふ
・沈黙は同意とみなし反対の声は騒音と見なす現政権は

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会員の作品(2014年11月)

2014年12月17日 | 会員の作品

三谷和夫:古塚を発掘しゆけば刀剣の出土ならむか鍔わづか見ゆ(新アララギ2014.11)
佐々木フミ子:原爆忌ひそかに我は黙祷す今年は駅に電車待ちつつ(新アララギ2014.11)
木村和子:わが脳裏に潜みし「カタクラ」滲み出づ母は岡谷の製糸場女工なりき(新アララギ2014.11)
千葉照子:湧き水の流れの中の溶岩に羽黒(はぐろ)蜻蛉(とんぼ)はじっと羽根閉づ(歌会2014.11)
須田博:身罷りぬ昭和の女傑土井たか子「山は動いた」の名言残して(歌会2014.11)
今野英山:大雨の特別警報つづく中つかのま明かりて蝉鳴き初めぬ(新アララギ2014.11)
高橋毬枝:救急車のサイレン続くは熱中症か不安かき消し初蝉の鳴く(新アララギ2014.11)
小熊宗克:蝉の穴あまた開きたる庭の下地下鉄走り筑波嶺めざす(歌会2014.11)
山崎日出男:掘り返す土は黒々柔らかし甘き匂ひの懐かしきかな(歌会2014.11)
麦島和子:*北アルプスに抱かれ舞い飛ぶパラグライダー紅白の翼秋の陽に映ゆ(歌会2014.11)
岸野トモヱ:*神仏の手にて我は生かされている天災の度しみじみと思う(歌会2014.11)
大倉康幸:*久しぶり穏やかなまま日が暮れる遠くに聞こえるひぐらしの声(新アララギ2014.11))
前澤重成:秋そばが一面に実るその縁に曼珠沙華の花紅く鮮やか(歌会2014.11)
相川盈子:*眠りより覚めぬ老い母見舞う道栗にみどりの毬のつきたり(新アララギ2014.11)
宮本通代:牧野博士の付けし名あはれ掃き溜め菊畑に出でて小さき花見し(新アララギ2014.11)
羽渕順子:月下美人真夜にひらけり純白に月の光を優しく受けて(歌会2014.11)

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