手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

2019年1月歌会のお知らせ

2018年12月24日 | 歌会のお知らせ

開催日  平成31年1月13日(日)午後1時~4時30分
 会 場  手賀沼湖畔 アビスタ第3学習室
 講 師 「新アララギ」選者 吉村 睦人先生
 内 容  短歌作品の批評、添削指導
 会 費  1500円/月

1月3日(木)必着で歌稿(短歌3首)を提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌3首を提出すれば批評・指導が受けられます。

☆吉村先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の前代表です。開成高校教頭・青稜高校校長を歴任するなど教育者としても知られています。
☆見学または入会を希望される方は下記にメールしてください。
eizan@plum.ocn.ne.jp 手賀沼アララギ短歌会

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会員の作品(2018年11月)

2018年12月24日 | 会員の作品

< *印 新仮名遣い

三谷和夫:右手に鎌弓手に稲をつかみたる老爺を祀る稲荷神社は(新アララギ2018.11)

佐々木フミ子:「ごめんなさい」と死刑囚の遺骨抱きぬといふその母の胸に去来せしは何(新アララギ2018.11) 

木村和子:その兄の突然の死にわが夫は飯を忘れてただ酔ひしれる(新アララギ2018.11)

千葉照子:柔らかき吾が子の尻を抱く夢四十四(しじゅうし)にして叶へつつあり(歌会2018.11)

今野英山:沖縄の友にもらひし糸瓜(ナーベラー)の花ふたつ開く暑き日けふは(新アララギ2018.11)

高橋毬枝:虚しさを放たむとして昼さなか角煮大根をトロトロと煮る(新アララギ2018.11)

山崎日出男:先人が汗して開きし新田にソーラーパネルの鈍く光りぬ(歌会2018.11)

麦島和子:*みずみずしく辛さ程良き葉生姜は亡き義父母と故郷の味(新アララギ2018.11)

岸野トモヱ:*月蒼く火星は赤く輝きて中秋の天しみじみと見る(歌会2018.11)

大倉康幸:*学校と職場の違いがわかっていない若者増えた社員教育(新アララギ2018.11)

相川盈子:*昔話の絵本抜け出ししごとき西の空金星めざして家路をいそぐ(新アララギ2018.11)

宮本通代:災害の少なきこの地恵み多くゆつたりのんびりの県民性育む(新アララギ2018.11)

葛岡昭男:*看護師に運ばれて来し母の荷に最後看取りしぬいぐるみあり(新アララギ2018.11)

丸山さち子:*如己堂に二人の子らを残し逝く父の思いよ原爆忌来る(新アララギ2018.11)

立川多喜子:芋の蔓南瓜の蔓も勢ひて食糧難の戦時思はす(新アララギ2018.11)

戸田邦行:*「イエス様に祈れば何とかなるから」と祖父と異なる母の信仰(新アララギ2018.11)

鈴木英一:古希過ぎて一泊二日のクラス会呼び捨ての名で昔に戻る(歌会2018.11)

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講師・雁部貞夫先生の歌(2018年11月)

2018年12月24日 | 講師の作品

新アララギ 2018年11月号より

・鷹狩りの鷹を捕らへし御留山秋山郷の谷深く来ぬ

・疱瘡と飢饉のゆゑに絶えし村「北越雪譜」の跡たづねゆく

・雪の野に苧麻(からむし)織りし布さらす塩沢上布を母は愛せり

・越後塩沢雁木の町にわれは立つ上布求めて母来し町か

・湯宿「高半」今なほ栄ゆ疎開もの久弥は山菜とりて飢ゑをしのぎし 深田久弥氏

・無収入にて親子三人生きてゐし不思議な時代と久弥氏の談

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講師・吉村睦人先生の歌(2018年11月)

2018年12月24日 | 講師の作品

新アララギ 2018年11月号より

・久し振りに銀河を見たと幾人かの北海道の友よりの電話

・公園のベンチに一人と思ひしにかたはらの草よりかすか虫の音(ね)

・一つづつ延命機器の外されてゆく義弟を妻と見守る

・叱られて母と歩きしかの時もコスモスの花咲きてゐたりき

・諦めた筈の思ひがまた出ても追ひ払はずにいたはりてゐる

・学校の帰りに皆で腰掛けし寺の濡れ縁今も残りをり

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講師・吉村先生の歌集『蠟梅の花』が出版されました

2018年12月03日 | トピックス

講師・吉村睦人先生の歌集『蠟梅の花』が不織書院から出版されました。先生にとっての第5歌集で、1995年から2002年までの歌・759首が紹介されています。

吉村先生は全国的な短歌結社「新アララギ」の前代表であり、開成中学・高校の教頭や青陵中学・高校の校長などを務められた教育者としても知られています。

・蠟梅の花のかをりの中にして悲しみはさらに深まりてゆく

・一位宇野二位わが母三位尾崎士郎大正九年の懸賞小説

・俵万智は土屋文明の歌採らずその厳しさに堪へ難からむ

・ホームレスになりたき思ひしきりなり耐へつつわれは家路に向ふ

・浮かびくることを絶たむとしばしだに休まずわれは仕事つづくる

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吟行会を行ないました(小金城址、本土寺)

2018年12月03日 | トピックス

11月29日(木)、小春日和の中、恒例の吟行会を行いました。

場所は松戸市の小金城址と本土寺です。この地の歴史に詳しい会員の三谷さんが詳しい説明をしてくれました。

小金城址は千葉氏の家臣高城氏の城でしたが、秀吉の小田原攻めの際に北条方についたため落城した。その後徳川家康の5男が、滅ぼされた武田氏の家督をついでこの小金城主となった(武田信吉)。戦国の城らしく護りがかたく、縦横に空濠がめぐらされ、障子濠や畝濠などの跡が残っている。

本土寺は紫陽花寺として有名であるが、この時期は紅葉・黄葉が美しい。小金城主となった武田信吉の母・秋山夫人(徳川家康の側室)の墓などがあり、徳川家とつながりの深い寺である。敷地は広大で多くの寺院建築が残され、季節ごとに桜・花菖蒲・紫陽花・紅葉と見所が多い寺である。

 

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