手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

「斎藤茂吉を語る会」で今野が講演します

2024年11月15日 | トピックス
斎藤茂吉を語る会

日時 2024年11月16日(土)13時~16時30分

会場 新宿・家庭クラブ会館中会議室(〒151-0053 東京都渋谷区代々木3丁目20−6)
    (新宿駅南口下車徒歩8分)

講演 茂吉、写生と想像の間
    総論(渡 英子:短歌人)
    迦陵頻伽(今野英山:手賀沼アララギ短歌会代表、新アララギ選者・編集長)
    夢の歌(雁部貞夫:新アララギ代表)

会場費 2000円(会員無料)
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文学掲示板 2024年10月

2024年10月03日 | トピックス
手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2024年10月は「手賀沼アララギ短歌会」の歌が6首掲載されています

・朝ぼらけ窓を開ければ富士見えて君と眺める小さき喜び
(流山 安達和治)
・心地よき風と光の中に立ち気功師への道わが歩みゆく
(我孫子 桂崇人)
・なみだ橋のたもとの立ち飲み酒場にてしばしば焼酎あおりしかの頃
(柏 今野英山)
・寒い日に温かい手に包まれてブルーのわれに光が差し込む
(船橋 高木千春)
・手の甲の青き血筋を見つめれば母の手思ふ母の恋しく
(つくば 宮本道代)
・煮炊きする匂い漂う道みちに家族のぬくもり想い描きぬ
(柏 麦島和子)
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関宿吟行会紀行

2024年08月02日 | トピックス
「次回は関宿か将門を巡るのもいいね。」
という雁部先生のお言葉で早くから行く先の候補は出ていた。ただどの様なルートで、移動手段は何を使って行くかが大きな課題だった。というのも関宿は千葉県の最北端茨城埼玉との県境で、鉄道その他の公共交通機関が無く最寄駅からバス利用三十分下車徒歩十五分という立地である。そこでマイクロバス利用ということに落ち着いた。手賀沼アララギ短歌会初のバス利用の吟行会となった。
 六月十五日、十時バスは柏駅を出発した。朝から眩しい陽光に溢れ、猛暑が心配されるほどだ。しかしバスの中は快適で緑豊かな車窓を眺めつつ関宿へと走った。車内では雁部先生から関宿についてお話を伺うことができた。江戸時代の関宿城の役割やそれに伴う城主は代々幕府の中でも重要な役割を担う大名が努め、中でも久世氏の治世は長く幕末まで続いた。全国歌会の会場の清澄庭園は久世氏の下屋敷だったという。また、この地に縁の俳人大岡頌司と彼の作品三句を紹介された。
 柏を発って一時間余り、開けた田園風景の中に白いお城が目に飛び込んできた。目的地の千葉県立関宿城博物館である。利根川と江戸川に挟まれたスーパー堤防の上に建つお城はかつての関宿城を模した天守閣を再現している。利根川流域における洪水・治水、利根川東遷の歴史、河川交通と舟運、そこに育まれた産業や文化などをテーマとした展示が充実している。
 出迎えてくれた学芸員から立体地図を見ながら概略をお聞きして館内を各自見て回った。
最上階の展望室からは筑波山がくっきりと姿を見せ、足元には利根川が豊かに水を湛えて流れていた。四方に遮るものも無く遠く日光連山や日本アルプスが一望された。条件が良ければ富士山を望むこともできる。
 昼食は城下にある「けやき茶屋」で鰻丼を食した。何故かこの会の昼食は鰻が定番である。驚いたことにこの店の主の先祖は久世の殿様入城の際付き従って共にこの地に来たという。壁に貼ってあるセピア色をした古い写真を指しながら城下の変遷を語ってくれた。このような交流が何ともうれしい。久世家の家臣の長男として生まれ、この地に育ちこの地に眠る鈴木貫太郎(第二次世界大戦の終結時の総理大臣)を今でも閣下と呼び心酔しきりの様子である。
 食後は関宿城本丸跡と関宿水閘門を訪ねた。江戸川の土手や旧河川敷は日差しの中ではあったが、水門を流れる水音と心地よい風が爽やかで気持ちの良い散策となった。
 帰りのバスの中では各々三十一文字を練り上げていたに違いない。新アララギ誌上にてご覧あれ。

宮本通代

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文学掲示板 2024年6月

2024年06月02日 | トピックス
手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2024年6月は「手賀沼アララギ短歌会」の歌が6首掲載されています

・雨の後土は豊かに黒く光り新しい庭徐々におちつく
(柏 大倉康幸)

・話す人いない孤老はロボットと会話する世のついにきたりぬ
(我孫子 岸野トモエ)

・手話に問われ手話にて答へるこの猿の運動能力もまた見事なり
(取手 木下和子)

・こんなにも青い空なら大丈夫早期発見運よき夫よ
(印西 今野礼子)

・猛暑日の続きて朝から気はよどみ空色深く山も霞めり
(つくば 鈴木英一)

・骨酒に香りを放つ鮎の身に追ひ星の黄は今も煌めく
(松戸 千葉照子)

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文学掲示板 2024年2月

2024年02月04日 | トピックス
手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2024年2月は「手賀沼アララギ短歌会」の歌が6首掲載されています
・白き馬安房の潮に洗われて里見の祭りの出陣を待つ
(館山 相川盈子)

・亡き母の握りばさみと指貫はなじむ柔さに繕ひすすむ
(我孫子 東寿美恵)

・AIに政治を任すとどうなるか議員は不要付度不要
(柏 今野英山)

・けふ吹ける風の優しもあらくさの枯れ枯れし野に吾亦紅ひとつ
(牛久 佐々木フミ子)

・見下ろして声掛けて来る孫達に見上げて応ふ老いづくもよし
(柏 高橋毬枝)

・支えられ支えて生きる夫とわれ老いづく日々をいかに過ごさん
(土浦 丸山幸子)
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福島県短歌祭に参加しました。

2023年10月27日 | トピックス


10月15日(日)、福島県文化センターにて「福島県短歌祭」があり、当会代表の今野英山が講師として参加しました。
応募者70名、140首の歌を、事前に審査して県知事賞などの各賞を決め、当日は歌ごとの講評を一人で行いました。
県知事賞に選んだのは、福島市の水野滋子さんの歌
 雪降れば雪の味持つ井戸の水炊きたてご飯の真白く光る
です。
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文学掲示板 2023年10月

2023年10月01日 | トピックス
手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2023年10月は「手賀沼アララギ短歌会」の歌が6首掲載されています

・ゆっくりと雲が流れる昼下がり肩の力を抜いてみようか
(柏 大倉康幸)

.・「こんな大人になりたい」と吾を見ていしと牧師になりし飯田君言ふ
(取手 木下和子)

・長話始めし知人の連れし犬あごを地に付け待ちのポーズに
(つくば 鈴木英一)

・藪の中光る水面へ潜り込む黒き甲羅の亀は瞬時に
(松戸 千葉照子)

・廃校のプールを使ふ養殖池七千匹のチョウザメを飼ふ
(つくば 宮本道代)

・青空に舞い飛ぶ蝶の形なり雲はふわふわ何処へ飛び行く
(柏 麦島和子)


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吟行会を行ないました(矢切、柴又)

2023年09月16日 | トピックス
9月9日(土)、台風の影響と猛暑を心配しつつ、吟行会を行いました。

場所は矢切、柴又で、雁部先生夫妻を含めて8名が参加しました。

まず、松戸駅からバスで下矢切に行き、「野菊の墓」の文学碑を見に行きました。
「野菊の墓」の作者、伊藤左千夫はわれわれの歌会とのつながりの深い、「アララギ」の代表を務めた歌人であり、雁部先生から解説をしていただきました。
そこから歩いて「矢切の渡し」の船着場に行き、ここから江戸川を対岸の柴又に渡りました。台風による増水もなく穏やかな江戸川の風景を堪能しました。

柴又では、「川千屋」という川魚料理の老舗で昼食をとりました。
その後帝釈天(日蓮宗題経寺)に行き、国内的にも貴重な帝釈堂の彫刻(明治末~昭和初)をお寺のお坊さんの案内で見て回りました。大震災や戦災にも合わなかった一見の価値のある文化遺産です。浪の伊八で有名な彫刻家の4代目など、当時の著名な彫刻家が動員されたそうです。
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新入会員の紹介

2023年09月16日 | トピックス
安達 和治さん
・2023年8月入会
・流山市在住
・陶芸をやっていました
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文学掲示板 2023年6月

2023年06月05日 | トピックス
手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2023年6月は「手賀沼アララギ短歌会」の歌が6首掲載されています

・房総半島最南端の灯台に杖を頼りの母は立ちたり
(館山 相川盈子)

・吾の指を五本の指にて握りし子親となりたりこの秋の日に
(我孫子 東寿美枝)

・つばくろは五羽の子たちを育てむと朝な夕なと休む暇なし
(我孫子 岸野トモエ)

・駆け寄りて赤子にそっと顔寄せる四歳の孫は兄となりたり
(印西 今野礼子)

・日に映えて水辺の柳芽吹きそむ我らが歌誌の封筒の色
(牛久 佐々木フミ子)

・幾人の病の人を癒ししか病棟の裏に咲く梅の花
(土浦 丸山幸子)


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