餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

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今日は「芭蕉忌」だそうな・・

2010年10月12日 23時23分55秒 | インポート
       芭蕉忌の 下駄多き庵や 町はづれ  子規

そんな訳で今日は「芭蕉忌」だそうです。時雨忌,桃青忌,翁忌とも呼ばれます。
1694(元禄7)年の10/12だそうですが、その頃は陰暦でしたから厳密には今年ですと11/17日になります。
時雨の句をよく詠み、10月の別称が「時雨月」であることから「時雨忌」と呼ばれるそうです。

弟子の河合曾良を伴い、江戸を立ち東北~北陸を巡り岐阜の大垣まで旅した紀行文『おくのほそ道』は余りにも有名。
栃木県にも大きな足跡を残しています。いつか書いたように思いますので簡単に私が知っています代表句を・・・。

▼日光で、
  ・あらたうと 青葉若葉の日の光

  ・暫時は 瀧に籠るや夏(げ)の初  ・・・裏見の滝にて

▼那須 大田原 黒羽地区
  
  ・田一枚 植て立去る柳かな・・・那須町芦野・遊行柳

県内で詠んだ他の主な句は、http://yaplog.jp/konpei_3/archive/135

また、芭蕉の主な句は、「ウィキ」をソックリ「コピペ」ですみません。

・ 古池や蛙飛びこむ水の音(ふるいけや かはずとびこむ みずのおと)

・ 名月や池をめぐりて夜もすがら(めいげつや いけをめぐりて よもすがら)

・ 夏草や兵どもが夢の跡(なつくさや つわものどもが ゆめのあと):岩手県平泉町

・ 閑さや岩にしみ入る蝉の声(しずかさや いわにしみいる せみのこえ):山形県・立石寺

・ 五月雨をあつめて早し最上川(さみだれを あつめてはやし もがみがわ):山形県大石田町

・ 雲の峰いくつ崩れて月の山(くものみね いくつくずれて つきのやま):山形県・月山

・ 荒海や佐渡によこたふ天河(あらうみや さどによこたう あまのがわ):新潟県出雲崎町

・ 花の雲鐘は上野か浅草か(はなのくも かねはうえのかあさくさか):東京都

・ 初しぐれ猿も小蓑をほしげ也(はつしぐれさるもこみのをほしげなり):三重県伊賀市

・ 旅に病んで夢は枯野をかけ廻る(たびにやんで ゆめはかれのをかけめぐる):辞世

特に最後の、辞世の句は芭蕉の一生を17文字で表現しているようで、とてもいい句ですね。

現在、新聞にも、ラジオにも市の広報誌にも俳句他の投句コーナーがあり、紹介されるのは
かなり狭き門なのでしょう。

このように俳句が今日の隆盛を見せるとは、後に「俳聖」と呼ばれた芭蕉さんでも、
予想されなかったのではないでしょうか?









コメント
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