チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

きもので風邪を治す

2011年01月14日 10時51分22秒 | 日記
お正月からチョッイット風邪気味で
ズルズルしていた
ちり紙を使っていたら
鼻の下が真っ赤になったので
絹繻子の端切れを鼻紙代わりに使ったら快調

一番ひどいときに
「オーケストラ!」
と言う映画を観ていたら
前に座ったオカマちゃんとおぼしき男性から
「うるさいからがまんなさい」
「ハイ」
といってもこればかりはそんなに急には止まらない

邪魔にならないように静かに静かに
感動で涙が出るとこちらの鼻からもーー
イヤー忙しかった

そんな思いをしていたのに
びっしっと仕事モードに入り
きものを着て過す時間が多くなったら
あら不思議ズルズルがとまった

今年はことのほか東京は冷たいので
シルクジャージの股割れに紅花の湯文字、同じく紅花の裾除け
肌襦袢もシルクジャージの上に紅花の肌襦袢
更に紅絹裏の付いた袷の長襦袢
表は紅花染めなので背中がぼあーーんとして温かい

「きものは寒いでしょう?」
とよく言われるがとんでもない
このように体が温まるので風邪も治る

更に寒いときはシルクジャージのスパッツをはく
こうなると温かすぎて汗をかくのでよほど寒い日でないとできない

加奈ちゃんなんて
肌着の防寒をしないで寒い寒いと言って
襟元に毛皮巻いている室内でだ
バッカじゃなかろうかといつも思う
「下から暖めなさい」
と注意するも
若い人はほんのわずかなモコモコ感も嫌なのだ

チャコちゃん先生も経験があるからわかる
「そんな薄着をして」
と良く注意されたものだ
いまでも婆シャツは着ない
でもシルクはモコモコはしないし温かい

しゃれっ気を生かしながら
体を温めるのは紅花染めのものを身に付けるのが一番
でも値段との相談もあるな

しかしチャコちゃん先生
この紅絹裏の紅花染め袷の長襦袢は
35年着ているがまだまだ活躍しそうだ
そうなるとーーーーーね

風邪君戻ってこなくて良いよ
コメント
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