チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

友愛

2011年01月28日 11時12分03秒 | 日記
友愛がテーマのフランス映画
「幸せの雨傘」カトリーヌドヌーヴ主演
高圧的な搾取で会社を経営する夫
労働組合のストライキにあい
「飾り壷」と揶揄されている
カトリーヌドヌーヴ演じる妻が
夫に代わり「友愛精神」で
会社を大きく立て直す

さらにイロイロと話は拡大されていくのだが
フランス映画独特の
エスプリの効いたどんでん返しなどがあり
クスッ、あはは、なーるほど、やったー
などなど
忙しくて面白い

基本は
権力を行使した独裁経営では人は力を発揮しない
「友愛」で楽しく、明るく、正しく働けば
次から次へと発想の展開があり
人は伸びていく

それにしても
フランスは民衆が国の政策を覆した歴史があるので
一人ひとりの民衆が常に自分のおかれている場所
さらに施政者の姿勢のチェックは怠りない
そして
自分の考えに添って行動する
兄妹、親子、夫婦と考えと行動が違っても
「友愛」の精神は生きている

成熟した民族ですな

カトリーヌドヌーヴは美しい
おばさん体型を惜しみなく晒しているが
表情や発声がしっかりしているので
とてもチャーミング

「日本にはあのような大人の俳優が少ないわねえ」
「かーるく真実をさらりと演技できる役者わね」
「最近の日本映画は深刻でヘンに暗い」
「今日の映画だって深刻なのよね」
「でも明るく楽しく見る人にしっかり考えさせられるように出来ている」
「映画の作り方かもしれない」
「国民性でしょうかね」

フンフン
「お兄さん沢の鶴の冷や」

おでん屋で気炎を上げる
サチコさんとチャコちゃん先生

すっかりおじさんしている二人
これも「友愛」
コメント
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