チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日本料理や

2011年01月25日 13時15分55秒 | 日記
フアッションを重要視している日本料理やで食事
塗りの骨董品を此処かしこお洒落においている
トイレの紙置きは塗りの文箱
使用した紙を投げ入れる壷は古備前
ふーーん

料理の皿はどうも好き人が手作りした器
内容は
まあ普通かな
ひれ酒もまあまあ

ところがよ
いよいよご飯になったら
その店の若い男の子が確信を持って
ご飯を食べる人の右側に置く
七人いたのだが全員にそうする

チャコちゃん先生さすがに堪りかね
「ご飯は左、吸い物椀は右です」

このおばさん何言ってんの!
という目でにらみを効かせて出て行こうとするので
「いいことご飯は食べる人の左に置くものなのです!」
と可愛げなく言い張るチャコちゃん先生

塗りだ備前だと気取る前に
きちんと日本の定式を守って欲しい

しかも竹の箸
チャコちゃん先生竹の箸大好き
しかし
左に持つお茶碗が益子焼のような重いもの

これも違う
竹のお箸を使うなら
清水焼のような軽くて薄い茶碗を使う
益子焼のような重い茶碗には木のお箸だよ
黒檀とか紫檀のものなんていわないからーー

関西に竹のはしが多いのは
清水焼の薄くて軽いお茶碗を使うから
木のお箸を良く使う関東は
益子や笠間焼きなど重いお茶碗をつかうからだ

自宅では好きにしてもいいけど
お金とって商売しているのなら
こういう基本的なこと社員に教えてよトーさん

本当は自宅でも
日本の基本的な定式は伝えていかないと
この国の文化は消えていく

表ばかり飾ってそれでいいのかなあ
でも流行っているのよねこういう店
うーーーん
何か違う
何かが壊れていく

日本は古来から左を上位としてきた思想がある
この話はいづれ
コメント (1)
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