チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

薔薇の虫

2012年05月24日 11時14分46秒 | 日記
いやいや今は花の盛りであるけど
虫も命をかけて動き回っている
今朝は薔薇についた虫を20匹あの世に送り出した
花は咲いているのに葉を食い散らす青い虫
葉の裏を見るといるいる

さすがに素手ではとれなくて
軍手をはめているがそれだと滑ってとりにくい
虫を探しながら分かったことがある

やや弱い木に虫は付くと云うことが分かった
堂々とした木には肉厚の葉が付いているのに
あえてか細い葉っぱを標的にしている

いぢめに遇う人はどこか弱くておどおどしていると言われるが
それと同じなのだと虫をつぶしながら思う
弱い物を攻撃するなんてとても卑怯なのだが
虫もそう

それにしても虫の食べた後はまるでレースのような葉になっていて
これはこれで美しい見事だ!

おりから
「今年はレースが大流行よ」
とお茶を飲みながらタナカが話す
「ここにもあるわよ素敵なレース」

レースと云えば我が小石丸が食べ散らかした桑の葉もレース状
しかし薔薇の虫の創作力より劣る

見とれている場合ではないがあまりにも見事なので
手にとって眺めてしまう

ことし土から改良した薔薇には虫は全く付いていない
人間も基本である腸をじょうぶにすることを考えれば
きっと病知らずなのだと思う

其れには口に入れる物から注意しなければ
戦前の人が丈夫なのは
子供の時のたべもののおかげであろう
農薬は無く
地産地消が基本だったのだから

やっといま私たちも落ち着いてそのことを考え始めた

自然を観察することの重要性をつくづく感じた朝だった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする