夏の足音が聞こえてくるこの時期、私にはとても気になってくることがあります。
それは「受験生が受験生になれるかどうか」ということです。
よく「夏を制するものは受験を制す」といいますが、夏を目の前にしたこの時期、受験生が受験生になれているかどうかは、今後の受験を考える上でとても重要なポイントだからです
今年の生徒さんを見ていると、4月の段階では、まだ「受験生」という雰囲気ではなかったかなと思います。
ただ最近、全員とは言えませんし全てがとは言えませんが、それでもだんだんと受験生らしくなってきた、そのように思うこともあります。
新年度が始まってからの2か月間、みなさんには受験生としての意識を持ってほしい、そんな考えから、いろんなことをさせていただきました。
授業の中で受験についてのお話をしたり、各学校の説明会や進学相談会に参加を促したりと、
とにかく皆さんには"体験・体感"をして欲しい、そのように思っていました。
人は自分が経験したことのないこと、イメージができないものに対して鈍感です。
そんな見たこともない、聞いたこともないことに、どんどん挑んでいく人たちがいる反面、
経験がないからこそ故に、その重大さに気づかずに動けない人もまたいるのも事実だと思います。
実際に今年度に限らず、これまでのの皆さんを見ていて、
「何か変わったかな」と思うのは、大体は学校説明会や進学相談会のあとでした。
保護者の皆様や私たちの言葉が無力と言うわけではありませんが、やはり体験に勝るものはないように思います。
↑4月29日 東部私学の集い
頭では分かっていたとしても、あえて、
高校の先生と話してみる、
志望校のたくさんの人が並んでいる、
今の自分の成績で届きそうかを知る
これらの体験は大切なんだなと思います。
個別相談はやろうと思えばバーチャルでできなくはないと思います。
説明会もYouTubeにあげておけばそれで済むかもしれません。
もちろんそれで事足りる人もいるかもしれませんが、最後は人と人というアナログな関係が子どもたちを動かすのだと思います。
さて、上半期最後にして最大のイベント「彩の国進学フェア」が近づいてきました。
これには当塾の生徒さんも、ほぼ全員が参加するようです。
塾生の皆さん、
受験にかける人たちの熱気を感じてこい!
↑6月23日 入試ファースト浦和
写真提供:中島 洋己様