幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

無料の模試、受けてみない?

2022年09月28日 16時19分20秒 | 受験・学校
「この無料の模試、受けてみない?」
高校受験で一番動きのある10月。その10月を前に、いま生徒さんにこのような声掛けをしています。



当塾周辺では、いくつかの私立高校が主催する無料の模試があります。
本来は、その高校を受験する皆さんの腕試しや傾向と対策を知るために行われる模試ですが、
もし時間があるならば、その学校を受験する・しないにかかわらず、これらの模試を受けてみたら?と生徒さんに勧めています。
生徒さんは、受験する予定のなかった学校の模試ということもあって、少し怪訝な顔をしますが、
そんな生徒さんには、2つの理由を説明しています。

その1つめの理由は「場慣れ」です。
北辰テストなどの会場テストで、何回か試験を受けていると、だんだんと場慣れはしてくるかなと思います。
ただ、友達がみんな受けるような模試だと、試験教室こそ違っても、行き帰りや休み時間に一緒にいることもできて、
本当の意味での本番の緊張感は、なかなか味わえない、そんな気もします。

加えて最近は、検定試験も学校や塾など通いなれたところでの受験が可能になってきました。
遠くまで行く必要もなく、通いなれたところのほうが実力が発揮しやすいメリットはありますが、
本番のピンとした張り詰めた緊張感を味わうことなく、本番を迎えてしまうことにもなります。

これらの模試も、知っている人が全くないということはないかもしれませんが、より本番に似た緊張感を味わえる、そんな気がします。



2つ目の理由は、課題の発見です。
通常受験している模試でも、課題を把握していくことはできると思いますが、
その経験値が多ければ多いほど、より自分の課題を発見し向き合うことができると思います。

ただ、普段受験している模試の復習をおろそかにしてしまっているようであれば、そちらをしっかりと復習することが先だとは思いますが、
そういったことがある程度できているのであれば、
いろんな試験を受けてみて、自分の課題はないかを探していくのも、
これらの活用法の1つとしては良い方法なのではないかなと思います。

各高校を受験する生徒さんはもちろんですが、こういった活用法を考えることで、これらの模試は多くの人にとって意味のあるものになると思います。
大切なのは今やっていることをしっかりとやることですが、
より自分の可能性を広げていきたい人は、こういった模試を活用してみるのもよいのではないかなと思います。

最後に、当塾から通学圏内にある高校で、無料模試を実施する高校を紹介しておきたいと思います。
皆さんも、ぜひチャレンジしてみていくださいね。
(実施日順)

◆佐野日大高校 学力判定テスト

◆國學院栃木高校

◆花咲徳栄高校


検定試験を通して学ぶ姿勢

2022年09月26日 13時20分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
当塾ではいま、英検対策講座を実施しています。
つい先日、数検がありましたが、この数検に向けても対策講座を実施しました。
検定対策講座には、
「検定試験にチャレンジする皆さんに合格を勝ち取ってほしい!」
という思いはもちろんありますが、検定対策講座を通して、もう少し言えば、検定を通して学んで欲しいことがあります。
それは、"知る"ということです。





では、どんなことを知ってほしいのか。
もちろん、検定の傾向や問題の難易度を知ることも大切です。
これらを知らずして、合格にはたどり着けません。
そういう意味では、過去問などを購入して解いてみることも大切だと思います。
ただ、私が検定試験を通して知ってほしいこと、それは"自分自身"を知ることです。

もちろん、普段の定期テストなどを通しても、自分の得意や苦手などを知ることはできると思います。
ただ定期テストと検定の違いは、合否があることです。
普段の定期テストや模擬試験では、点数や偏差値の上下はあるものの、合否はありません。
その点、検定試験や入試では合否があり、
「勝ちにこだわる姿勢」も大切になってくると思います。





もちろん、検定試験にチャレンジすること、それ自体が尊いことであることは言うまでもありません。
ただせっかくチャレンジをするならば、"勝ちこだわる姿勢"もまた身につけてほしいなあと思います。

これから生徒の皆さんは、試験と名のつくものをたくさん受けていくことになると思います。
また試験ではないものの、チャレンジをしていかなくてはならないこともたくさん経験するかと思います。
これからも出会うであろうそういったものに、どう取り組むのかの姿勢は、
子供時代の経験が大きな影響を及ぼすと思います。

まずはチャレンジするということ
そして、チャレンジする以上は勝ちにこだわる姿勢を持つこと、
そういった姿勢を今のうちに身につけていってほしい、
そんなふうに思います。


皆さんのチャレンジを応援します!


今の自分自身を"知る"ことは、ある意味怖いことかもしれません。
でも負けを恐れて逃げてしまうのではなく、
勝ちに行くためにチャレンジをし続ける、
そんな大人への一歩が検定試験になればと思います。

この笑顔を忘れない

2022年09月22日 12時09分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
「あ!なるほど、分かりました!」
塾の中では、いつでもこの言葉は聞くことができますが、
最近はとみにその言葉に嬉しさが混じってくるようになりました。

学習も年度の後半に入り、だんだんと難しい問題が増えてきました。
もちろん生徒さんたちは、これまでも分かってきたことはたくさんあったと思いますが、
文章題や複雑な関数の問題、図形の証明問題など、年度後半の難しい問題が解けたときの「分かった!」は、
同じ言葉でも、年度前半のそれとはまた違った重みがあるように感じます。



いま3年生が学習を始めている分野は、入試では頻出の分野です。
"よく出る"だけではなく、よく出るからこそ"難しい"分野でもあります。
「今までは数学は得意だったんだよなあ」という生徒さんたちでさえも、
なかなか前へ進むことができなくなる、そんな分野だと思います。

「今までに、こういう考え方したことなかった」という思考法の新たな発見や、
何度も何度も計算をしてやっとたどり着く解答。
1つの解答を出すために、何度も計算をしなくてはならないので、
どこか一箇所でも間違えるとバツになってしまうという緊張感。
それらが年度の前半とはまた大きく異なるように思います。

そんな中「分かった!」「なるほど!」という声とともに、とても素敵な笑顔を見せてくれる生徒さんがいます。
楽しんでいるときとはまた違う笑顔。
なにか一つのことを成し遂げたという感じの笑顔。
それもまた年度の後半のほうが多いような気がします。



先生と呼ばれる仕事をしていると、こういった素敵な笑顔に出会えることがたくさんあります。
問題が解けたときのなんとも言えない素敵な笑顔。
私は一人ひとりが見せてくれるこの笑顔を忘れないように、
そして今日も一つでもそんな笑顔を見られたら、そんなふうに思います。


活気

2022年09月21日 15時20分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
最近、なかなか活気があるぞ!と思った出来事を今日はご紹介したいと思います。

それは先日の理社国授業のときでした。
その理社国授業の国語の中で、難しめの要約問題をグループワークで解いてもらいました。

これまでも何回か同様のことは行ってきましたが、今年の3年生に対しては、今回が初の本格的な課題によるグループワークでした。
「どんな感じになるのかな…」と興味津々で見ていたところ、
皆さん、私の予想以上にしっかりとした学び合いができていたように思います。




最近は学校でもこのような手法で授業をすることも多くなりましたので、その成果もあると思いますが、
とても活気のある話し合いができていたように思いますし、私が普段見ているのとはまた違った一面を見ることができたように思います。

当塾は個別指導がベースの塾ですが、
3年生には前述の理社国授業をはじめとした一斉授業も行っています。
個別指導で「個別最適化の学習」
習熟学習で「自立・自立学習」
一斉授業で「講義形式で知識を伝える授業」
そして、その一斉授業の中の話し合いで「自分の考えを伝え、他人の考えを知る授業」と、
最近の"学び"で必要とされている要素を折り込みながら学習を進めています。





学校ではないので、どうしても限られた時間での授業ですので、少し欲張りなのかもしれませんが、
それでもなおこれらを続けていきたいと思うのは、
それぞれの場面で見せる生徒さんの"顔"が違い、生徒さんを多角的に見ることができるからです。

どれか一方からの授業だと、
その方向からしか生徒さんの顔が見えませんが、
いろいろな学びを提供していくことで、色んな角度から生徒さんの顔を見ることができます。
それらを知ることで、その生徒さんの勉強における特徴や、もう少し言えば、その生徒さんの"人間的なもの"も見えてくるように思います。




今回の国語の設問は、難しい問題だったこともあり、「し〜ん」とならないかなとちょっと心配もしたのですが、
むしろそれが故に、皆さん活気のある学び合いをしていたように思います。

時代の流れの中で、だんだんと求められるものが変わってきていますが、
それは塾に対しても同じだと思います。
だからといって、安易に新しいものに飛びつくのではなく、
生徒さんのこれからの成長や学びに必要なものを厳選して取り入れ、
少しでも皆さんのお役に立てたらと思います。


↑最後はホワイトボードに書いて発表。iPadなどは持たせていないので、ここはまだアナログです‥

それにしても、学び合いのときの皆さんは、とてもいい表情でした。
これからもこういった取り組みをしていって、皆さんの新たな面を見つけていこうと思います。

第3章の始まり 〜開智未来高校を訪ねて

2022年09月14日 09時35分09秒 | 受験・学校
先日、開智未来高校の説明会に参加してきました。
今年から校長先生が3代目の藤井先生に変わられて半年が経ちましたが、その新しい方向性も見えてきたように思います。



開智未来は、どちらかというと"勉強に特化した学校"というイメージが強くあります。
その代わりに、ここでしか受けられない授業、ここでしか経験できないことというのもあり、
開智未来らしさという存在感も示してきたように思います。

小規模校ですから、他の学校と比べると実数では少なく感じますが、
割合でみてみれば、国公立大学への進学などは、開校当初から比較的高い割合で推移してきたと思います。

そういった開智未来らしさをベースにしながら新たに加えようとしているのが部活です。

学校の存在の意味はどこにあるのかといえば、
それは学びであったり、友人との出会いであったり、
頼れる先生との出会いだったり、部活で汗を流すことであったりと様々だと思います。

その中で開智未来らしさを追求したがゆえに、開智未来にまだ足りていなかったもの、
それを3代校長の藤井先生の代で完成していこうという意気込みがあるように思います。


↑開智未来高校の資料展示室。開智未来での学びの一端を知ることができます。


学ぶことは、青春時代に大いにしておいたことがいいことの1つだと思います。
ただ、青春時代には有り余るエネルギーの発散場所も大切になってくると思います。
その意味で、今後は部活にもエネルギーを注いでいくという学校の方針が見えるのは、
開智未来の新たな章の始まりになるのではないかなと思います。

考えてみれば、近隣には部活で名を挙げている高校がたくさんあります。
その中で、新たに名乗りを上げてていくことは、なかなか難しい面もあるかなと思いますが、
それぞれを専門的に指導できる顧問やコーチを招聘して、
あらたな一歩を踏み出したように感じます。

実績のある学校に進学するのも1つですが、
「これから一緒に実績を作っていきたい」という人は、
開智未来にも足を運んでみるといいのではないかなと思います。

自ら進んで学ぶ若者を育てる 〜獨協埼玉高校を訪ねて

2022年09月12日 16時20分31秒 | 受験・学校
先日、獨協埼玉高校へ行ってきました。
獨協埼玉といえば、その校風が他の私立高校とはちょっと違うことで知られている学校です。
私立の高校というと、レベル別のコース制が敷かれている学校がほとんどですが、
獨協埼玉にはそれがなく、全員同じコースでのスタートとなります。
獨協埼玉では、あえて1年次に全員が同じ内容で学ぶことで、その可能性を広げていきたい、
そのような理由であえてコース制を引いていないとのことです。




コース制にしたほうが学力に合わせた授業ができたり、目標に合わせた効率の良い勉強ができると思いますが、
高校入試の段階でどのコースかを決めていかなくてはならないため、
その後に進路変更があっても、コースを変えることがなかなか難しいように思います。
(注:最近は年度途中でコース変更ができる学校もあります)

その点獨協埼玉は、入学時は全員一緒、
同じコースでの学びとなりますので、
高校入学後に高校の勉強をしながら自分の進路を改めて考えることができる、
そういった特徴を持ちます。

また、学校の教育目標には「」というものがあります。
どの学校も生徒の自主性を重んじてはいますが、
「押し付けではなく、自ら考えて行動する」という部分に関しては、
獨協埼玉はその色が他の私立に比べても濃いように思います。
当塾からも過去に数名の生徒さんが進学していますが、
理由を聞いてみると、他の私立高校にはない こういった獨協埼玉独自の"色"に惹かれたという人が少なくありません。

↑今回は最寄りのせんげん台駅からバスで行ってみました。直通バスだと5分ぐらい。通学も便利です。 

当塾から通える範囲には、いろんな高校があります。そしてそれぞれに独自の"色"があります。
いろんな学校を訪れてみて、自分が染まりたい"色"の学校を見つける、
そんな視点での学校選びも、大切かなと思います。

一通の手紙 〜國學院栃木高校を訪ねて

2022年09月08日 10時39分55秒 | 受験・学校
先日、國學院栃木高校の説明会に参加してきました。
付属校としての有利な点、文系の学校に見られがちですが、実は理系にも強い点など、
國栃の魅力を改めて知ることができました。
その説明の最後に、青木校長先生が一通の手紙を紹介してくださいました。

↑今回は学校会場ではなく、宇都宮会場にお邪魔しました


その手紙は、大平山に行った方たちが、その帰りに國栃ノ生徒さんに道を訪ねたところ、とても丁寧に教えてくれたことに対する御礼が書かれた手紙でした。

最近はとても見た目を気にする傾向があります。
それは学校においてもきっと同じだろうと思います。
登下校の様子などを見て、地域の方からの評判なども決まってきてしまうように思います。

それゆえに、表面的なことはいろいろと注意を受けたりすることもあり、
きちんとルールを守ったり、できるようになっていくように思います。
ただそれが本当にそれが子どもたちの中にまで浸透していっているかどうか、
それは別の問題だろうと思います。

表面的には穏やかに見えても、そこに"ココロ"があるかどうか、
本来はそこに気を配らねばならないのではないかなと思います。
その意味で、いろんな物事が表面的になってきたなあと感じます。


↑國學院栃木高校(以前に撮影)


何ごとも見た目は大切なものだと思います。
けれど、それは器ができたにしか過ぎません。
そこにどんな"ココロ"を詰めていくか、本当に問われなくてはならないのは、ここではないのかなと思います。

そんな時代において、國栃の生徒さんは素晴らしいなあと思います。
きっと心の中から、困っている人を助けてあげたいという"ココロの衝動"があったのだと思います。
それをしっかりと行動に移し、困っていた人の役に立つことができたこと、
それはきっと、その生徒さんの心の中にも残っていくことと思います。

いろんな学校があり、いろんな実績を出している学校がたくさんあります。
志望校を選ぶときに、そういった実績などの数字を見て決めていくことも大切だと思います。
しかし私は校風もまた大切だと思います。
それは実際にその学校行って生徒さんを見ることでわかると思います。



↑栃木駅前にある教育センター(以前に撮影)

これから学校説明会のシーズンですが、
パンフレットだけで終わりでなく、その高校にも行って雰囲気・校風を確かめてくる、
それをこれから高校を選ぶ皆さんには、大切にして欲しいと思います。

とても有り難いこと 〜ミニ高校説明会を実施

2022年09月06日 10時02分19秒 | 日記・エッセイ・コラム
8月の下旬に、夏期講習のまとめとして、通い合宿「サマスペ」を実施しました。
そこでは、これまでの学習の成果の確認やこれからの課題の確認などを行いましたが、それと同時に、高校の先生方による「ミニ高校説明会」も実施しました。


↑各学校の先生方には当塾のために資料までご用意いただきました。ありがとうございます。

私としては、生徒の皆さんにいろんな学校を知ってほしい、そういう思いがあります。
私が高校選びの頃(35年ぐらい前)は、高校といえばどの学校でも内容的に大きな差はありませんでしたが、
昨今は、偏差値的に同じ、つまり、"レベルは同じ"でも、高校によって学ぶ内容は様々です。
また同じ普通科と呼ばれるカテゴリーでも、学ぶ内容は学校によって様々。
名前やレベルだけで選ぶと、高校に入ってから「こんなはずじゃなかった…」なんてことが起こりえます。


↑昌平高校 名雲先生

↑浦和麗明高校 安蒜先生

高校の3年間は、人生に最も大きな影響を与える3年間だと聞いたことがあります。
その3年間をどこで過ごすのか、そんなことを意識してほしくて、毎年この時期にミニ高校説明会を行っています。

今年はコロナ禍で中止していた「高校見学会」も3年ぶりに復活させました。
それと合わせると、当塾の生徒の皆さんには、10の高校について知ってもらうことができました。
生徒の皆さんの声を聞いていると、
「学校によって学ぶことも雰囲気も違う」
という声が聞こえ、高校による違いに気づいてくれたようです。
私としては、この生徒さんたちの声を聞いて、これらを行った目的を達成できたように思います。
ここから先は、各々の生徒さんと志望校選びを進めていきたいと思います。

↓高校見学会についてはこちら

高校見学会の感想を聞いてみました・1 - 幸彩学習塾 オフィシャルブログ

当塾では、去る7月28日に進路指導の一環として「高校見学会」を実施しました。今年は、開智未来・花咲徳栄・國學院栃木・佐野日大の各高校にご協力をいただき、学校説明や...

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↑西武台千葉高校 福島先生

↑浦和学院高校 増田先生


"知る"ということは、新しい選択をするチャンスを得ることだと思います。
それは学習でも進路選択でも趣味でも同じだと思います。
今まで知らなかった高校を知ることで自分の進路選択の幅を広げてもらうことが、ミニ説明会をやる一番の目的です。
しかしそれだけでなく、"進路を選ぶこと"を通じて、自分のことを知り自分のこれからについて考える、そんなきっかけになれば、
私はそんなふうに思います。


↑叡明高校 大島先生


↑春日部共栄高校 馬崎先生

今回、ミニ説明会実施に当たり、ご協力をいただきました各高校の先生方には、心から感謝申しあげます。
大変に有り難いことに、こうやって各高校から先生方にお越しいただけること、とても嬉しく思います。
ご協力をいただいた先生方、改めて本当にありがとうございました。

前半と後半 〜北辰テスト後の二者面談

2022年09月05日 12時00分20秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、本年度第4回目の北辰テストが実施されました。
埼玉県の皆さんにはおなじみのこのテスト。
高校受験に向けた目安となる大切なテストで、夏休み明けの今回が1つの勝負どころと言われています。
さて、みなさんはどうでしたか?

当塾では試験終了後に塾に集まってもらい、自己採点と二者面談を行いました。
結果は2週間後に返ってきます。
ただそれを待たずにやり直しを始めることで、次への取り組み早くできるようになります。



また面談を通して、今の学習状況やこれからの課題を共有することができると考えて、今回からテスト終了後に面談を実施していくことにしています。

私の中でテスト後の面談は、"前半と後半"というのを意識して行っています。
これは、順番の前半と後半ではありません。
受験に向けた道のりの"前半と後半"、どちらに生徒さんがいるか、
それによって面談の内容を変えていくというものです。

受験に向けた道のりの"前半"、
それは、受験に向けた心構えのところです。
まだ受験とまだ向き合えていない、そんな皆さんには、受験に向けてこれからどんな道のりを歩んでいきたいのか、
そんなお話を中心にさせていただきました。


↑約6時間、話し続けたのでさすがに声が枯れてしまいました。


受験に向けた道のりの"後半"、
ある程度の勉強もはじめ、自分なりに受験に対する意識を持っている、そんな生徒さんには、これからの学習法やスキル・テクニック、
そういったお話を中心にさせていただきました。

同じ学年・年齢と言っても、人はそれぞれ違いがあります。
それぞれの状況を意識しながら、お話をさせてもらいました。
どんな話をしたのかは、全員違うので一律の言葉では表せませんが、
みなさんにとって"いま"必要なものをお話したつもりです。

でもそれは"いま"必要なものです。
昨日聞いたことを1ヶ月寝かせてしまっては意味がありませんので、
今すぐに動き出せる、そんな行動力を皆さんに期待するとともに、
私も背中を押していけるようにしたいと思います。


同じ目線 ~栄北高校を訪ねて

2022年09月04日 16時34分53秒 | 受験・学校
先日、栄北高校の説明会に参加してきました。
当塾からは以前に2名の生徒さんが進学をしていますが、
ここ最近は説明会の日程がうまく合わず、栄北高校の説明会に行ったのは数年ぶりでした。
しかしその数年の間に栄北高校の進学実績と入学者は急増。
なんだか浦島太郎になったような気分で、説明会に参加させていただきました。

ここ最近の進学実績の急上昇については、その理由をよく聞かれると小暮校長先生はお話をされていました。
その理由はいくつもあるのだと思いますが、その中でも私が特に印象に残ったのは、「生徒と同じ目線で見る」という言葉でした。

↑説明会開始前に流れていた動画では、生徒さんたちの楽しそうな学校生活が印象的でした

学習活動でも進路選びにおいても、先生と生徒という間柄から、
どうしても“指導”という形をとることが多いように思います。
実際に私も、“学習指導”“進路指導”という言葉をなんの違和感もなく使っていました。
ただ、小暮先生のお話を聞くにつれて、“指導”だけでは足りないのではないか、そんなことに気づかされたように思います。

「子どもたちと一緒に進路について学び、考え組み立てていく。それが生徒や保護者の共感を得たのではないか」
この言葉は、私にとっては大きな、そして意味のある言葉だったと思います。

私たちは学習や進路の面においては、それで生業を立てている以上“プロ”でなくてはならないと思います。
ただ、それを意識しすぎるあまり、生徒さんや保護者の皆さんの目線を忘れて、無意識のうちに“上から”になっていなかったか、
私は小暮先生のお話を聞きながら、そんなことを考えていました。

生徒の皆さんの進路を考えていくうえで、これまでの経験や情報量、それについてはプロとしての矜持を保ちつつも、
生徒さんと進路について語るときには、生徒さんの目線を大切にするということ、
そして生徒さんたちと一緒に進路を“指導”するだけでなく、一緒に“組み立てていく”という姿勢、
それが大切なのではないかとこの説明会で感じました。



小暮校長先生は、春日部女子高校や浦和西高校の校長先生を歴任された先生です。
その時の経験も踏まえたお話を聞くことができたのは、私にとって非常に貴重な機会となりました。

今回の説明会では栄北高校の実績急上昇の理由の一端を見たような気がします。
それを今後、当塾でも生徒の皆さんと進路について語るときに、生かしていきたいと思います。