今日は珍しく(??)お小言です(`Δ´)
冬期講習が始まり、過去問を使った指導をすることが多くなってきました。
目標点数を越えられる人、まだ頑張らなくてはならない人、それぞれいますが、そのどちらにも共通する皆さんの課題があることに気づきました。
過去問を指導していると、皆さんが勉強を頑張っていることは、よくわかります。
また、その勉強が実を結び、偏差値を伸ばしてきている人も多くいることも知っています。
でも、だからこそ言っておきたいことがあります。これがきちんとできれば、もっと力を伸ばせるからです。
それは、漢字が書けない人が多すぎるということです。
英語や数学を一生懸命頑張ることは大切なことです。
でも、漢字が書けなくて、英語や数学の難しい問題を解いた分をご破算にしてしまっては、意味がないと思います。
漢字を覚えることには不熱心、そんな人はいませんか?
もしかして、日本語だからってなめてませんか?
確かに見慣れている日本語ではありますが、いざというときに使えなければ、意味がありませんよ!
北辰テストでは、各教科概ね2点で偏差値が1上がります。漢字は読み書き合わせて10点、偏差値約5ポイント分に相当します。
漢字が全部できれば、偏差値5なんて簡単に上がるわけです。
そんな大きなウエイトを占める漢字を、ないがしろにしていませんか?
難しい問題を解くことばかりに熱心で、漢字練習はしていないという人はいませんか?
難しい問題は、解き終わったときに達成感があります。
周りの人にも自慢ができます。
対して漢字は地味な学習です。
全部できても、あまり注目されないかもしれません。
でも、本当に差がつくのは、目立つところではなく、地味なところでの差です。
そしてこのことは、決して漢字だけではありません。
用語の暗記や漢字の暗記、そして単語を覚えたり、計算の練習をしたりも、地味なことではありますが、学力を支える基礎になる部分です。
この基礎になる部分の学習を蔑ろにしない、それが何よりも大切なことだということを、皆さんには改めて感じて欲しいと思います。
まだ時間はありますので、国語の学習の前には必ず漢字を5分でもいいから取り入れていきましょう。
その地味ーな努力が、必ず自分を救いますよ!