幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

テスト期間、スタート

2010年06月23日 10時46分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
テスト期間、スタート
月曜日から期末テスト2週間前になり、今回もテスト期間が始まりました。

早速、たくさんのテスト対策のプリントがリクエストされました。塾にいるミニトトロと比べてみると、その量の多さがわかりますね。みなさんの意気込みが伝わってきて、とても嬉しいです。

3年生にとって今度の期末テストは、進路を決める上での、ある意味ラストチャンスのテストになります。ここで出した得点や、それを基にして出される通知票の数字が進路を決める上で重要な意味を持ちます。自分のベストを尽くせるよう、頑張っていきましょう!

1・2年生のみなさんは、前回の反省をもとに、今回のテストでは同じ間違いを繰り返さないようにしていきましょう。
計算間違えなどに注意することとや、何よりも学習したところをきちんとチェックする、その姿勢を忘れないで欲しいと思います。

決戦は7月5日、それまでに自分をどこまで鍛えられるかに挑戦していきましょう! 


夏至の日に…

2010年06月21日 10時00分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日は1年で一番日が長い日、夏至にあたります。この前まで雪が降るほど寒かったのに、今では蒸し暑く、夏が目の前に迫ってきているのを考えると、月日の流れは本当に早いものだと感じます。

日曜日だった昨日は、用事を済ませたあと、このあとの塾行事などについて日程を考えたり、準備の方法やスタッフの配置などを考えたりしていました。

7月からいよいよ受験に向けて忙しくなってきます。『自分が皆さんに出来ることは何だろうか?』 去年までにやった塾行事などを思い返しながら考えてみると、いろいろなアイディアが浮かんできました。

去年までと同じでよいもの、今年の3年生だからこそ必要なもの、逆に不要なもの、いろいろ考えてノートや携帯にアイディアを書き込んで夢中になっていたら、3時間もの時間が過ぎていました。

でも、一人ひとりの生徒さんを思い出しながら過ごした3時間は、とても楽しく充実したもので、考えてたアイディアを早速実行していきたい、そんな気持ちになりました。

明日からはこれを1つでも多く実行していく、そのための準備を始めたいと思います。

皆さんより少し早めに、私は今年も走り始めようと思います。

ひと足先に走って、皆さんをゴールへ導いていけたら、そんなふうに思いました。



あと30回でできること

2010年06月18日 15時43分04秒 | 日記・エッセイ・コラム

6月も半ばを過ぎ、公立高校入試まで「あと240日余り」となりました。そう聞くと、まだまだ先のように聞こえますが、週に直すと、「あと34週」しかないことになります。皆さんの授業は1教科につき週1回が基本ですので、夏期講習などを除いた通常期間の授業は「あと30回もない」ことになります。

そんな昨日の夜、講師の先生方が夜遅くまで、今後の生徒さんの指導について話し合っている姿が見られました。話の内容を聞いて、先生方は生徒さん一人ひとりと真剣に向き合おうとしている、そんな気がしました。

勉強は、教わる側の生徒の皆さんも新しく学習することがたくさんあったり、宿題があったりして大変だと思いますが、教える講師の先生方も、時にいろいろな悩みを抱えることがあります。

手前味噌な話になりますが、講師の先生方は一人ひとりの生徒さんに一生懸命取り組んでいると思います。「きちんと成績を上げてあげたい」「希望する高校に合格させてあげたい」先生方は日々そういう気持ちで生徒の皆さんと向き合っています。

もちろん、それが仕事ですから当たり前なのですが、その先生ができることを全てやりきろうとする姿は、私から見ても、とても責任感にあふれていると思います。生徒さん一人ひとりについて、ノートに授業の様子を記録している先生もいます。宿題にどこを出したのか、次の授業でどこまで進んでいきたいのか、そういうことをしっかりと記録している先生もいます。単語テストやチャックテストを、その生徒さんために自作し、用意してくる先生もいます。もちろん、これらは先生として仕事をする以上、当然やるべきことの一つではありますが、「しっかりと授業をすすめて生徒さんの成績向上の役に立ちたい」そういう真剣な思いが、これらのことをやろうとする原動力となっているのだと思います。

日々の自授業の中で、時々授業が思うように進まなかったり、宿題を忘れてきたりする生徒さんがいると、先生方の中には「自分の授業の仕方や宿題の出し方は、これで本当に良いのだろうか?」そう思い、時に悩んでしまう先生もいます。そんなときに先生方同士で相談をしたり、お互いの授業のやり方などを教えあう、そんな風景を時々見かけます。「いま目の前にいる生徒さんの成績向上に少しでも役に立ちたい」そう思ってお互いの教え方や取り組みの情報交換をしています。先輩の講師が後輩の講師にアドバイスをしたり、時に講師みんなで活発に意見を出し合い、より良い授業を目指そうとしています。

「あと30回の授業の中で自分達が生徒さんにしてあげられることはなんだろう?」今、そんな思いでいる先生も多くいます。「まずは1回1回の授業をきちんとやろう」それが昨日出た結論の一つでした。あと30回の授業の中で皆さんにできることを真剣に考え、少しでもいい授業を、皆さんの成績向上や高校合格に向けた取り組みを始めていこう、そんなことを昨日は話し合いました。

私も含め、先生と呼ばれるには、まだまだ未熟者であることは否めません。しかし、誰よりも一生懸命に生徒さんに向かっていく、この姿勢に私はただただ感謝をするばかりです。


歯車

2010年06月17日 15時08分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

先日、昌平高校の説明会に参加してきました。昌平高校といえば、なんと言っても今年現役で東大に合格した生徒が出たことが、今話題となっていますが、説明会では、そのあたりについてもお話がありました。

今回、現役で東大に合格された生徒さんは、入学時は特待生でもなく、残念ながら県立高校に不合格になって入学してきた生徒さんだったそうです。1年生のうちはそれほど目立つわけでもなかったようですが、2年生になる頃から心境に変化が現れたようで、「この学校でやっていく」という気持ちに変わったそうです。そこからは、学習でもしっかりと結果を残すようになり、模試で全国でもトップクラス入りを果たしていったそうです。そして、何よりも驚いたのは、有名進学校でも塾や予備校に通っている人が多い中で、全く塾や予備校に通わずに東大に現役合格できたことです。

はじめから特待生で優秀で…という生徒さんなら、現役東大合格も分かるのですが、その生徒さんは、実は県立に落ちてきた生徒さんで、特待生でもなかったごく普通の生徒さんだったということ、説明を聞いていてまず驚いたことの1つでした。

また、この生徒さんの担任の先生は、昔から昌平高校にいた先生だったということも説明の中で聞きました。学校改革の中で新しい先生が次々にやってきた高校ですので、新しくやってきた先生が担任となり、グイグイと引っ張っていったのかと思いきや、昌平高校に勤めて10年以上になるベテランの先生が担任となり、その生徒さんを導いていった、ということでした。

この点も、説明を聞くまで予想をしていなかった点で、私の中では驚きの2つ目でした。

この2つの驚きから私は「歯車がかみ合うと、とてつもなく大きな成果が現れる」そんなことを垣間見た気がします。

この生徒さんは県立高校に不合格になり昌平高校へ来た生徒さんでした。はじめのうちは、ある種の劣等感もあったかもしれません。そんなときに「勉強しろ」といわれても、空回りだったかもしれません。しかし、2年生になる頃に「この学校で私はやっていく」そう決意したことで、昌平高校の先生方との歯車がしっかりとかみ合うようになり、その後はとても素晴らしい成果を残していったように思います。

もう一つは新旧の先生の歯車がしっかりとかみ合ったことだと思います。外部から見ていると、昌平高校には昔からの先生はもう全くいないような印象を受けますが、実はそうではなく、この説明を聞いていると、新旧の先生がともに頑張っている姿が浮かんできました。歯車がかみ合わずに、多くの先生が入れ替わったことも事実のようですが、逆に歯車がかみ合った先生方はお互いに新旧の壁を乗り越え、生徒さんのためにしっかりと歯車を噛み合わせながら進んでいったように思います。

翻って、塾での日常のことを考えてみると、この「歯車がかみ合う」という視点は、生徒さんに成果を出してもらうという意味では、とても重要な考え方だと思いました。

自分たちだけが空回りしていないか、生徒さんの気持ちだけが空回りしていないか、私たちは常にチェックをしていかなければならないと感じました。生徒さんと私たちの歯車をまず噛み合わせること、そのためにまず私たちに何が出来るかを考えていきたいと思います。


一人ひとりに、ただひたすら真直ぐに…

2010年06月16日 15時53分03秒 | 日記・エッセイ・コラム

先日、千代田女学園高校からご招待をいただき、学校見学および説明を聞きに行って参りました。あまり馴染みのない学校名だと思いますが、名前の通り東京のど真ん中、千代田区にある学校で、半蔵門線半蔵門駅から徒歩10分ぐらいのところにあります。周りには、上智大学や法政大学などもある文教地区で、東京のど真ん中とは思えないほど静かで閑静なところにある学校です。(一歩裏通りに入れば、人は多いものの南栗橋と変わらないような…)

千代田学園では最初に授業を見させていただきました。あまり大規模な学校ではないので、クラスの広さにも余裕があり、のびのびと学習をしている様子が伺えました。人数があまり多くないからでしょうか、先生と生徒さんの距離が近いようにも感じました。

また、女子高ならではの工夫として、トイレにも工夫を凝らしているとのことです。そのときは特別に許可を頂いて見させていただきましたが、全身を映せる鏡があったり、木目のとても素敵な内装で、どこかのホテルのような、そんなトイレでした。まずは身だしなみから、そんな印象を受けました。

高校のほうの選択科目では、女子高ということもあり、理系に進む生徒さんは少ないのだそうですが、どんなに少人数になっても、生徒さんが希望する科目は必ず開講するのだそうです。その日は、たまたま高校3年生の物理の授業が終わったところにお邪魔したのですが、物理を選択している生徒は、なんと1人! それでもしっかりと開講し、授業をやっている、その面倒見のよさにびっくりしました。

その面倒見のよさは、進路を決めるときに大いに実力を発揮しているようです。昨今の大学受験においては、推薦入試やAO入試が盛んに行なわれていますが、これらの入試でも合格が確実にできるよう、先生方が一人ひとりにしっかりと対応されているそうです。

よく「小論文指導を一人ひとりにやっています」という学校はありますが、千代田学園では小論文の指導といっても、ただの赤ペンでの添削というレベルではなく、本当に一人ひとりに真直ぐに向き合っている、そんなふうに感じました。

例えばAO入試などで、課題図書を読んでその内容についてプレゼンをするという課題の場合、先生方も生徒さんと一緒に課題図書を読むところから始めるのだそうです!先生方も生徒と一緒に勉強し、そして一緒に考え課題を克服していく、そんな指導をされるのだそうです。「個別に対応」といっても、なかなかここまで対応してくれる学校はないと思います。先生方は通常の授業などもあるでしょうし、その他の校務もきっとあって忙しいことと思います。でも、生徒が希望するなら…、そんな熱い思いに心を打たれました。千代田学園は、本当に一人ひとりに真直ぐなんだなぁ、そんな印象を持ちました。

千代田学園を訪問して、本当の意味で個別に対応することの深さを改めて知った思いがしました。塾には塾のやり方がありますので、全てを真似できませんし、真似する必要はないと思いますが、千代田学園が持っている「一人ひとりに、ただひたすら真直ぐに」という気持ちだけは負けないように、私も身が引き締まる思いがしました。

今日から生徒さんのために何が出来るか、改めて考えていきたいと思います。


準備することの大切さ

2010年06月15日 22時50分02秒 | 日記・エッセイ・コラム

先週の土曜日、本年度第1回目の英検が実施されました。皆さん、しっかりと成果は残せましたか?結果については、わかりしだいお知らせいたしますので、しばらくお待ちくださいね。

Dsc02149_edited 皆さんは今回の英検、しっかりと準備をした上で臨むことができましたか?入試など、本番の試験を受ける前に、こういった検定試験を通じて学んでほしいことがあります。それは「準備をすることの大切さ」です。

それは検定試験に限らず中間・期末テストでも同じですが、しっかりと準備をして試験に臨む、そういった心構えを持ってほしいと思います。ひょっとしたら、試験や検定の前に「多分、大丈夫だろう」「何とかなるさ」と思っている人はいませんか?もしそういう考えで今後も試験を受け続けたら、きっといつか泣くことになってしまうと思います。

準備もせずに試験を受けて、それで合格できる人もいるかもしれませんが、なかなか難しいのが現実です。また、勉強をして試験に臨んだほうが、終わったときに充実感や達成感があるのも事実です。しっかりと準備をしていくことで、自分の勉強上のクセや自分にあった勉強法を見つけていくことができます。入試の時になって初めて勉強を本格的にし始めると、勉強法の確立だけで相当の時間を食ってしまいますが、定期テストや検定試験で準備をすることをきちんと覚えると、いざ入試のときにも、勉強法が確立しているので短期間で成績を伸ばしていくことができます。

Dsc02151_edited そして、もう一つ、こういった検定試験を通じて学んでほしいことがあります。それはチェックをすることの大切さです。中間テストの前にも生徒さんには話したと思いますが、「やりっぱなし」ではなく「きちんとチェックをする」そのことも学んでほしいと思います。

「自分ではよくやったつもり」中間テストのあと、そういってくれた生徒さんの中にも、残念ながら本人の予想よりもいい結果が出せなかった人がいます。調査したわけではありませんが、そういう人の多くに、「チェックをしていない」という共通点があるような気がします。

人は自分がやっていることを自分でチェックをすることは、なかなか難しいと思います。中間テストの時には、過去問や模擬試験といった確認ツールをみなさんにお渡しをしているのは、それが理由からですが、これは検定試験でも同じことがいえます。

自分で勉強したあと、ぜひチェックをしてみて下さい。自分だけで完結するのではなく、他人の目でチェックをしてもらってください。

Dsc02147_edited 塾で行なう「漢検対策勉強会」はそれを意図して行なっていきます。この中だけで勉強量が十分というわけではありません。どちらかというと、各自で学習した内容を「チェックする」そんな機会と考えて、ぜひ活用をしてほしいと思います。

と同時に、こういった検定試験やテスト対策を通じて、「準備をすることの大切さ」や「チェックをしていくことの大切さ」をしってもらい、本番の入試において、しっかりとした結果が出せるように、今から準備を重ねていってもらいたいと思います。


自信

2010年06月04日 18時13分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

去る2日、花咲徳栄高校の学校説明会に行ってきました。

花咲徳栄の説明会は、学校の概要や入試に関する説明など一通りの内容のほかに、生徒による発表などがあるのが特徴です。

今回は、昨年度イギリスへ留学した生徒さんと今年入学した生徒さん、そしてALTの先生との英語による発表を聞かせていただきました。舞台上でマイクを使って英語を話す、結構緊張したことと思いますが、しっかりと内容を聞き取ることもでき、日ごろからの学習の成果を垣間見ることができました。

また、説明会の前には吹奏楽部の発表もあったようですが、残念ながら時間に間に合わず聞くことができませんでした。以前聞いたときは、とてもレベルが高く、こちらも普段の練習は大変だっただろうと思います。学習だけでなく、部活などにもしっかりと力を入れていく花咲徳栄らしいな、と感じたことを覚えています。

一通りの説明が終わると、希望する人は授業見学ができるようになっています。私は今回も見学に参加させていただきました。生徒さんがどんなふうに授業を受けているのだろうか、先生方はどんな授業をしているのだろうか、自分も教えるという立場にあるので、興味深く見学させていただきました。

そのときは、日ごろからお世話になっている他の塾の先生と一緒に見学をしに行ったのですが、「授業中に寝ている生徒がいないよな」と感心して見ていらっしゃいました。以前に見学に行った高校は授業中にもかかわらず、寝ている人がたくさんいたそうです。

高校を選ぶときの1つのポイントとして、授業を見学してみるというのがあります。パンフレットなどでは分からない、その学校の生の姿を見ることができます。生徒さんは授業に集中している様子か、先生方の授業はどうか、クラスの雰囲気や教室の様子はどうなのか、それらのことが授業を見学すると分かります。

授業を公開する学校は、ある意味、授業内容や生徒さんの生活態度などに自信を持っている学校だといえます。ありのままを見せても大丈夫、そういう自信の現れといってもいいのかなと思います。逆に授業を見せてくれない学校は、もちろん全部とは言いませんが、ひょっとしたら自信がない、見せることができない、そう考えているのかもしれません。また、学校説明会を生徒がいない日(試験休み)などにやるのではなく、普通に廊下で生徒さんとすれ違う環境の中でやる学校も、自信の現われかも知れません。廊下で来客に会った際に、どんな対応をするのか、どんな感じの生徒さんがいるのか、それを見ることができます。

特に塾の説明会の際に授業見学をさせてもらえるということは、その学校の自信の現れだといえます。塾の先生方は、大事な自塾の生徒さんを送り出す上で、そのあたりもしっかりと見ていらっしゃるかたが多いと思います。また、自分たちも教える「プロ」ですから、その学校の先生がどんな授業をしているのかを見ることで、真に生徒さんを安心して送り出せる学校かをしっかりと見ているのだと思います。学校説明会に参加するのは、自塾の生徒さんを送り出すに当たって、パンフレットではわからない「何か」をつかもうとしている、わざわざ説明会に行く理由はそこにあります。

これから皆さんもいろいろな学校を見学に行くと思います。そのときはパンフレットだけでなく、実際にその学校に赴き、実際に自分の目で確かめ、実際にその学校の生徒さんや先生と話してみる、そういったことを大切に、自分にあった学校を探していってほしいと思います。


みんなで見る夢

2010年06月01日 18時07分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

先日、来春開校する開智未来高校の学校説明会に行ってきました。来春新しく開校する学校とはいっても、母体が現在岩槻にある開智高校だけに期待も大きいのか、説明会の会場が一杯になるほどの参加者でした。

その説明会の中で、なぜわざわざ新しい高校をつくるのか、その理由について『既存の学校には伝統があり、それを善くも悪くも変えていくのは難しいから』とお話しされていました。だからと言って新しい学校を作るのは並大抵ではありません。それは大変な努力を必要とするのだと思いますが、そこまでしてでも新しい学校を作っていきたい、新しい試みをしていきたい、そんな熱意を感じました。

その説明会の中で、開智未来高校で校長に就任される予定の関根均先生が、こんな言葉を紹介してくれました。

『一人で見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ』

関根先生は、今までにご自身の中で理想とされる教育の形を作って来られたのだと思います。ただ、それは今までは『一人で見る夢』でしかなかった。しかし、今、理想とする教育を実践できるチャンスが来た、『一人で見ていた夢』が『誰かと見る夢』に変わろうとしている、そんなふうに感じられました。

ただ人数が増えたから学校を増やします、というやり方では理念も理想もない気がしますが、決してそうではなく、『新しい教育を始めるんだ』という理念・理想があり、それが新しい学校をつくるという大変な作業を進めていく原動力になっている、そんな気がしました。また実際に『誰かと見る夢』を実現しようと、関根先生のもとには、新しいスタッフ・教員が集まりつつあります。関根先生の理念・理想に共鳴して集まってくる先生方と、どんな形で学校を作り上げていくのか、とても楽しみになりました。

翻って、塾のこともそんな視点から、いろいろと考えさせられることがたくさんありました。
この塾にも、やはり理念・理想があります。しかし、それは『一人で見る夢』であるだけではいけないな、と気付かされました。
生徒さんや保護者のかた、そして当塾のスタッフが『みんなで見る夢』にしていかなければならない、一人ひとりをしっかりと知り、一人ひとりに語りかけていく中で『誰かと見る夢』に変えていかなければならない、そう強く感じました。

今年度もはじまって早2ヶ月が過ぎました。今まで見てきた中で、新しい生徒さんや新しいスタッフの皆さんが、どんな人達なのか、少しずつ分かってきました。しかし、これからはただ分かっているだけでなく、『夢』についてもしっかりと話していき、その中で共に頑張りながらお互いの成長につなげていきたい、共に成長していきたい、そう強く感じました。