先週の土曜日、栗橋町内の中学校では合唱コンクールがありました。3年生は特に最後ということもあって、練習などにも余念がなく、とても頑張っていたようです。結果は悲喜こもごもだったようですが、頑張った皆さんに『お疲れ様』と声をかけてあげたいと思います。
その合唱コンクールの練習の過程では、いろいろな出来事もあったようです。なかなか練習が進まなかったり、声が出なかったりと、クラスが団結しなければならないところでなかなかまとまらず、はじめはバラバラだったところもあったようです。
しかし、時がたつにつれてクラスもまとまってきて、最後には素晴らしい思い出を残すことができた、そんな話を生徒さんから聞きました。
そんな話を聞いていて、正直、ちょっと羨ましかったです。クラスが一つにまとまって何かをする…残念ながら、個別指導が主体の当塾では、あまり経験できないことだけに、自分もそんな場面に立ち会えたなら、きっと嬉しいだろうなぁと思いました。クラスが一つにまとまろうとする、その時のあの一種独特の雰囲気に、自分も『教師』として関わりたい、そんな思いを夢見ていたことがあり、学生の頃は中学校の先生になろうとずっと思っていました。
その後、紆余曲折あり塾の仕事をするようになりましたが、運動会や合唱コンクールの話などを聞くと往時の思いが今でも甦ってきます。もちろん、塾でも違う形で似たような場面に出会うことはあると思います。しかし、クラスが一つにまとまっていく、そんな雰囲気を端で優しく見守る先生の姿に憧れていた私にとっては、この話を聞いた時は『やっぱり学校の先生になればよかったかなぁ…』とちょっと気持ちが揺らぐときでもあります。
頑張った姿がキラキラと輝いている生徒さんをみると、『教員免許が失効する前に…』なんで考えてしまいまいますが、ちろん、今の塾をおいてそんなことはしませんのでご安心を!
皆さんにとっては、こういったことの1つ1つが大切な思い出になるのだと思います。勉強もそうですが、『何かに一生懸命になれた自分がいた』そんな思い出が増えていく皆さんをみて、とても素敵だと思いました。