わずか6分間にかける青春がある。
そんな6分間のキセキを私自身の目で確かめに行ってきました。
去る11月20日、大阪城ホールで行われた「全日本マーチングコンテスト」を見に行ってきました。
当塾の生徒さんもメンバーとして在籍している栗橋東中学校 吹奏楽部の皆さん演奏を見に行くためです。
見に行ってみた感想ですか…?
それはもう「見に行ってよかった!」の一言に尽きますよ。
スポーツでも芸術でも、その成果を発揮する場はほんの一瞬。
あれだけの練習をしても、その成果を発揮する時間はほんの一瞬にしかすぎません。
でもそのわずか一瞬に賭ける、それこそが青春の尊さなのではないかなと思います。
当塾の生徒さんにも、この日に向けて取り組んてきたメンバーがいましたので、
私も頑張る皆さんの様子を傍らで見ていました。
春先から始まった練習は、夏の暑い日にも絶え間なく続き、
他の皆さんが部活を引退した秋の日にも続いていきました。
どれだけ練習しても演奏時間は6分。
その6分のためにひたすらに練習をする皆さんの姿は、
きっと青春そのものだったのではないかなと思います。
人は本当に好きなものであれば、時間を忘れて取り組むことができるといいます。
それがスポーツの人もいれば、芸術や文化だという人もいるかもしれません。
それらの練習の成果を発揮する場はたとえ一瞬だとしても、
その一瞬のために情熱を傾けることができる限り、
人の青春にはいつになっても終わりはない、そういえるのではないかな、とも思います。
私が大阪城ホールでみた数々の演奏は、まさに青春そのものであったと思います。
マーチング以外にも、サッカーや野球、バスケや書道など、
あらゆる方面で、わずかの一瞬に向けて時間を忘れて取り組む人がいます。
世の中があらゆる方面で効率化を求めていくこの時代、
一見、このようなものは非効率のように見えるかもしれません。
でも、このように非効率に見える世界、一瞬に向けて懸命に取り組む姿こそ、
本来の人間の姿があるようにも私には思えます。
栗橋東中の吹奏楽部の皆さんだけでなく、
私の周りには、あらゆる方面で、その「一瞬」に取り組む人たちがいます。
スポーツ・文化はもちろん、学びもまた受験という一瞬に向けた戦いでもあります。
スポーツや文化の面での皆さんを側面から支えていくとともに、
学びにおいては、わずかの一瞬に"奇跡"を起こせるような"軌跡"を描けるよう、
私も皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。