4/28に行われた本年度・第1回目の北辰テストの結果が返ってきました。
今回はその結果から当塾の生徒さんの様子と、これからの課題について考えてみたいと思います。
個々の生徒さんとは、担当の講師を通じてテスト結果についてはお話をさせていただいただきました。その中では、「みんなそれぞれに課題がある」ということをお話させていただきました。今回は初回ということもありますので、個々の課題を見つけ出すために必要な資料の読み方、そしてその課題を克服する方法を見つけ出すための資料の読み方などを中心にお話をさせていただきました。そしてそのうえで、1つ上のランクを目指すための学習法などについて、課題克服を念頭に置いてお話をさせていただきました。
次の北辰テストは6月です。
その時に、自分にとって一番いい良い結果を出せるように、今回お話をした内容を参考に学習を進めていってほしいと思います。
さて、個々の課題については、個人個人に講師を通じてお話をさせていただきましたが、これからの塾での取り組みを考える上では、全体の傾向を知っておくことも必要だと思います。今回は、これからの当塾での取り組みを考えるうえで大切な「全体の傾向」についても分析をしてみました。
今回の結果の全体の傾向ですが、まずは今回の北辰テストの結果を以前の模擬試験と比べてみました。
このようにしてみてみると、5教科も3教科も0.5以上伸びたという人が半数を越えていることがわかります。全体の傾向としてはプラス方向に向いている生徒さんが多いといえますので、これまでの生徒さんの取り組みが一定の成果を上げているといえると思います。
当塾の生徒さんを見ていると、どちらかというとスロースターターが多いように思います。でもそれは決して悪い意味ではなくて、勉強に関しては思考が深く、物事をじっくり考えて取り組む生徒さんが多いと思います。それがゆえに、エンジンが暖まってきて、効率的のよい勉強の仕方を覚えてくると、グッと伸びてくる生徒さんもいます。
ただ、そのような傾向から、年度の初めはどの学年も初めは若干苦戦することも多いのですが、今年の3年生はここ最近と比べると、早めのスタートを切れている人も多いように思います。
この傾向については教えている私の感覚とも一致する部分があります。
2年生の後半から単純にできるだけではなく「根拠をもって解答する」ということをお話してきていますが、それらを実行していると思う皆さんを教えていると、数値だけでなく、教わる姿勢などにも変化が表れてきているのを感じます。
またノートの取り方なども「もぎ取り読み」「深勉」ということをお話して、実際に実行している生徒さんに安定感が見られるようになってきている、そのようにも思います。
ただ、実際には+1~2ぐらいまでは誤差の範囲でもありますので、楽観はできません。
また、前回のテストは北辰ではなく「埼玉1・2テスト」との比較だということや、全員が受験しているわけではないので、単純に比較することができるかという問題もあります。ただ、全体の傾向としてみると、数値の上では伸びてきている生徒さんが多いといえますので、それを踏まえたうえでの授業展開を考えていきたいと思います。
つづく