冬休みまであとわずかになりました。クリスマスや年末も近づき、街中もどことなく慌しい雰囲気になってきたように思います。
そして、年が明ければいよいよ入試がスタートします。入試前最後のこの時期の過ごし方で、結果はまだまだ大きく変わります。冬休みは夏休みに比べれば期間も短くできることも限られますが、ゆえに、勉強の仕方にも工夫が必要だと思います。その工夫の1つとして、この冬休みの学習のキーワードになるのが「圧縮効果」だと思います。
「短い期間だからこそ、学習の密度を濃くすることができる」冬休みの学習のポイントはここにあると思います。
よく楽器の練習なども「3日間やらないとできなくなる」といわれます。また、一流のスポーツ選手は練習を毎日欠かしません。これは勉強も同じで、「毎日欠かさずやること」「密度を濃くして学習すること」が大切だといえます。
また、科学の世界でも気体を圧縮すると、その反動で大きな力を得ることができます。勉強も同じで「散漫にならないように、密度を濃くして圧縮して行なうこと」で、まだまだ大きく伸びるチャンスがあるのではないかと思います。
受験生には、残念ながらクリスマスや年末年始も勉強をしていく必要があります。何よりも「欠かさずにやる」ことが大切だからです。塾でも年末年始には「冬スペ」を行ないますが、ここでしっかりと密度を濃く勉強し、実際の入試問題や面接や作文の練習など、普段なかなかじっくり取り組むことのできない学習をしっかりと行なうことで、あと5点でも10点でも点数を上積みできるようにしていきましょう。
最後の最後まで一生懸命努力する、その姿が何よりも素晴らしいことだと思います。